ジャーナリスト 立花隆の本 おすすめ6選 2021年に逝去
2021年に最期を迎えた立花隆氏。その豊富な知識と先見の明が詰まった著作群は、今でも読む者を書籍の世界へ引き込みます。科学を愛し、それを広く一般に伝えることに情熱を燃やした彼の著作には、その熱量と、科学者としての厳密さが感じられます。特に、自身が新たに立ち上げたジャンル・サイエンス・ライターとしての一面は見逃せません。科学が持つ難解さを平易な言葉で解説し、誰もが夢中になるほどの科学の魅力を引き出しています。立花氏の著作を通して、新しい視点を見つけるきっかけになることでしょう。
『知の旅は終わらない 僕が3万冊を読み100冊を書いて考えてきたこと』
立花隆を要約するのは非常に困難である。まさに万夫不当にして前人未踏の仕事の山だからだ。時の最高権力者を退陣に追い込んだ74年の「田中角栄研究ーその金脈と人脈」は氏の業績の筆頭として常に語られるが、ほぼ同時進行していた『日本共産党の研究』で左翼陣営に与えた激震はそれ以上のものがある。
『宇宙からの帰還』にはじまるサイエンスものでは、『サル学の現在』でサルと人間に細かく分け入り、『精神と物質 分子生物学はどこまで生命の謎を解けるか』でノーベル賞科学者の利根川進に綿密な取材を施し、『脳死』では安易な脳死判定基準に鋭く切り込んだ。科学を立花ほど非科学者の下に届けてくれた書き手はいない。浩瀚な書物である『ロッキード裁判とその時代』『巨悪vs言論』『天皇と東大』『武満徹・音楽創造への旅』は余人の及ばない仕事であり、また旅を語っても、哲学、キリスト教、書物を論じても冠絶しておもしろい。
立花隆はどのようにして出来上がったのか、そして何をしてきたのかーー。それに迫るべくして、彼の記憶の原初の北京時代から、悩み多き青春期、中東や地中海の旅に明け暮れた青年期、膀胱がんを罹患し、死がこわくなくなった現在までを縦横無尽に語りつくしたのが本書である。彼が成し遂げた広範な仕事の足跡をたどることは、同時代人として必須なのではないだろうか。
| 作者 | 立花 隆 |
|---|---|
| 価格 | 1045円 + 税 |
| 発売元 | 文藝春秋 |
| 発売日 | 2020年01月20日 |
『思考の技術 エコロジー的発想のすすめ』
本書は、「知の巨人」立花隆さんの記念すべきデビュー作の新装版。親本『思考の技術ーーエコロジー的発想のすすめ』(1971年、日本経済新聞社刊)は、90年に『エコロジー的思考のすすめーー思考の技術』として中公文庫化。その後17刷を重ねる強力ロングセラーとなっている。
このたび出版から50年目という節目に、「知の怪物」佐藤優さんによる長文解説を収録、「立花思考法の原点」として新装再刊する。
ウィズ・コロナの社会にあって、新しい生存戦略、発想の転換が求められている。本書が提唱するエコロジー的発想とは、「自然の英知で脳を鍛えよ」ということ。その主張は50年経てなお本質的だ。読みやすく、立花さんも文庫版あとがきで、「データこそ古くなっているものの、内容的にはいささかも古くなっていない。もっと多くの人に読んでいただきたい」と自信を示す一冊。
| 作者 | 立花 隆 |
|---|---|
| 価格 | 946円 + 税 |
| 発売元 | 中央公論新社 |
| 発売日 | 2020年08月07日 |
『死はこわくない』
| 作者 | 立花,隆,1940-2021 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 文藝春秋 |
| 発売日 | 2018年07月 |
『いつか必ず死ぬのになぜ君は生きるのか』
2021年、惜しくもこの世を去った知の巨人・立花隆。
彼が全生涯をかけて追ったテーマは、
人はどこから来てどこへ行くのか……?
人間とは何か、生死とは何か、人生とは何か?
そしてよりよい人生のためには
どう生きればよいのか?どう考えればよいのか?
知の巨人の思索の旅と、読者へのメッセージを一冊に凝縮。
池上彰の解説とともに贈る「21世紀の君たちはどう生きるか」
生きるとは、旅すること。考えること。
| 作者 | 立花隆 |
|---|---|
| 価格 | 990円 + 税 |
| 発売元 | SBクリエイティブ |
| 発売日 | 2022年11月07日 |
『東大生と語り尽くした6時間 立花隆の最終講義』
2021年4月に亡くなった「知の巨人」立花隆さんは90年代後半から、母校・東京大学のゼミ(立花ゼミ)で講義をおこなっていました。
その最終回となったのが、2010年に20歳前後の若者たちに向けて語ったものです。
古稀を迎えた立花さんの話は「自身の20歳の頃」「宗教」「スーパーコンピュータ」「デカルト」「世界史」「世界情勢」など多岐にわたり、午後3時にスタートした講義は午後9時すぎまで続きました。
本書は、この「立花流白熱教室」をまとめたものになります。
「いかに死と向き合うか」など中年・壮年世代にとっても「人生の指針」となる一冊です。
| 作者 | 立花 隆 |
|---|---|
| 価格 | 990円 + 税 |
| 発売元 | 文藝春秋 |
| 発売日 | 2021年10月20日 |
『立花式読書論、読書術、書斎術 ぼくはこんな本を読んできた』
「同テーマの類書を読め」「自分の水準に合わぬ本は途中でも止めろ」「?と思ったらオリジナル・データにあたれ」…、実戦的読書のためのアドバイスから、書斎・書庫をめぐるあれこれ、そして驚異的な読書遍歴を物語る少年時代の作文まで。旺盛な取材、執筆活動の舞台裏と「知の世界」構築のためのノウ・ハウを全公開する。
| 作者 | 立花 隆 |
|---|---|
| 価格 | 759円 + 税 |
| 発売元 | 文藝春秋 |
| 発売日 | 1999年03月10日 |
この度は、立花隆の本 おすすめ6選にお付き合いいただき、誠にありがとうございます。今回ご紹介した作品は、彼の豊富な経験と深い洞察力をうまく反映したものばかりです。科学、哲学、天文学といった様々なテーマに精通し、その専門知識を用いて複雑な情報を分かりやすく解説し、一般の読者にも理解できるように伝えてくれた立花隆の才能は、まさに圧巻といえるでしょう。
彼の著作を読むことで、知識だけでなく視野も広がり、志も高まるはずです。また、自身の考えを深める上でもとても参考になるはずです。特に、これからの時代を生きる私たちにとって、シビアな現実を直視し、それをどう捉え、理解し、行動すべきかを教えてくれるのが立花隆の著作です。
そして、彼の著作を通して得られる新たな視点や視察は、個々の人生に必ずといっていいほど役立つもの。それはまるで自分自身が経鎖した経験という訳ではなく、それでも見えてくる大いなる視界は、まさに読書の醍醐味とも言えます。
全6冊の中から選んだ一冊一冊が、あなたにとって新たな洞窟を開いてくれる一冊だったら幸いです。そして、科学だけでなく、人生観や社会についても考えさせてくれる彼の著作群に、何度も挑戦してみてください。その度に新たな発見があるはずですよ。
何よりも、彼の本を通じて、立花隆の深遠なる思考の痕跡を感じ、共感することができれば、それこそが最も価値ある読書体験と言えるでしょう。
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