ドストエフスキーの世界をじっくり楽しむー代表作品7選
ドストエフスキーが描く人間の深層心理にゾクゾクしながら、それでいて読後感は爽快な充実感。そんな彼の魅力をじっくり味わえる7作品を厳選しました。稀代の犯罪者の心情を丁寧に描き出した物語や、極度な恐怖と狂気を描き出す心理劇、そして宗教的なテーマを探求した哲学的作品まで、彼の多彩な顔が見られます。選りすぐりの一冊を手に取り、ドストエフスキーの深淵を覗き込んでみてください。思わず深呼吸をしたくなるような、見事な心の洞察力に思わず圧倒されるでしょう。
『悪霊 1』
作者 | Dostoyevsky,Fyodor,1821-1881 亀山,郁夫,1949- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 光文社 |
発売日 | 2010年09月 |
『悪霊 2』
作者 | Dostoyevsky,Fyodor,1821-1881 亀山,郁夫,1949- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 光文社 |
発売日 | 2011年04月 |
『悪霊 3』
作者 | Dostoyevsky,Fyodor,1821-1881 亀山,郁夫,1949- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 光文社 |
発売日 | 2011年12月 |
『カラマーゾフの兄弟 1』
作者 | Dostoyevsky,Fyodor,1821-1881 亀山,郁夫,1949- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 光文社 |
発売日 | 2006年09月 |
『カラマーゾフの兄弟 2』
作者 | Dostoyevsky,Fyodor,1821-1881 亀山,郁夫,1949- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 光文社 |
発売日 | 2006年11月 |
『カラマーゾフの兄弟3 (光文社古典新訳文庫)』
作者 | ドストエフスキー/亀山 郁夫 |
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価格 | 880円 + 税 |
発売元 | 光文社 |
発売日 | 2012年02月10日 |
『カラマーゾフの兄弟(4)』
11月初め。フョードル殺害犯として逮捕されたミーチャのまわりで、さまざまな人々が動きだす。アリョーシャと少年たちは病気の友だちを見舞い、イワンはスメルジャコフと会って事件の「真相」を究明しようとする。そして裁判で下された驚愕の判決。ロシアの民衆の真意とは何か。
作者 | フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフス/亀山郁夫 |
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価格 | 1131円 + 税 |
発売元 | 光文社 |
発売日 | 2007年07月20日 |
『カラマーゾフの兄弟 5 エピローグ別巻 (5) (光文社古典新訳文庫)』
作者 | ドストエフスキー/亀山 郁夫 |
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価格 | 692円 + 税 |
発売元 | 光文社 |
発売日 |
『地下室の手記』
世間から軽蔑され虫けらのように扱われた男は、自分を笑った世界を笑い返すため、自意識という「地下室」に潜る。世の中を怒り、憎み、攻撃し、そして後悔の念からもがき苦しむ、中年の元小官吏のモノローグ。終わりのない絶望と戦う人間の姿が、ここにある。
作者 | フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフス/安岡治子 |
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価格 | 660円 + 税 |
発売元 | 光文社 |
発売日 | 2007年05月 |
『貧しき人々』
中年のしがない下級役人マカールと、天涯孤独な娘ワルワーラ。二人は毎日手紙で励ましあい、貧しさに耐えている。互いの存在だけを頼りに社会の最底辺で必死に生きる二人に、ある日人生の大きな岐路が訪れる…。後のドストエフスキー文学のすべての萌芽がここにある。著者24歳のデビュー作、鮮烈な新訳。
作者 | フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフス/安岡治子 |
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価格 | 880円 + 税 |
発売元 | 光文社 |
発売日 | 2010年04月 |
『おかしな人間の夢』
気宇壮大、傑出した短編。初の単行本化。
作者 | フョ-ドル・ミハイロヴィチ・ドストエフス/太田正一 |
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価格 | 1320円 + 税 |
発売元 | 論創社 |
発売日 | 2006年12月 |
『やさしい女・白夜』
小金にものを言わせ若い女を娶った質屋がその妻に窓から身投げされ、テーブルの上に安置された遺体を前に苦渋に満ちた結婚生活を回想するーー。人を愛すること、その愛を持続することの困難さを描いたドストエフスキー後期の傑作「やさしい女」とヴィスコンティによる映画化で知られる初期の佳品「白夜」を読みやすい新訳で収録。
ロシア文学の実験精神が到達した高み 新訳による中篇2作収録
小金にものを言わせ若い女を娶った質屋がその妻に窓から身投げされ、テーブルの上に安置された遺体を前に苦渋に満ちた結婚生活を回想するーー。人を愛すること、その愛を持続することの困難さを描いたドストエフスキー後期の傑作「やさしい女」とヴィスコンティによる映画化で知られる初期の佳品「白夜」を読みやすい新訳で収録。
井桁貞義
長篇小説で知られるドストエフスキーだが、同時に中篇小説の名手でもあった。そしてその文学的背景に、1840年代から1870年代にかけてのロシア文学全体に共通する表現方法(フォルム、ポエチカ)の真剣な模索があった。(略)ロシアの作家たちは人間そのものをとらえ、その心の動きを運動のまっただなかで表現することに向かっていた。(略)ここに訳出した2つの「愛をめぐる」中篇小説『白夜』(1848年)と『やさしい女』(1876年)も、そうしたロシア文学の模索の到達点を、それぞれに示したものと言える。--<「解説」より>
やさしい女
白夜
解説 井桁貞義
作者 | ドストエフスキー/井桁 貞義 |
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価格 | 1320円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2010年08月11日 |
『罪と罰 上巻』
作者 | Dostoyevsky,Fyodor,1821-1881 工藤,精一郎,1922-2008 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 1987年06月 |
『罪と罰 下巻』
作者 | Dostoyevsky,Fyodor,1821-1881 工藤,精一郎,1922-2008 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 1987年06月 |
このように、ドストエフスキーの世界は深く、濃密で、一度読み始めたら抜け出すことが難しいほど魅力的です。まるで大海に身を投げ出したかのように、あるいは深い森の中を迷い込んだかのように、「何が真実で、何が嘘なのか」、「人間とは何なのか」、「罪とは何なのか」という哲学的な問いを自分自身に投げかけられます。
彼の作品は、時代や国境を超えて色褪せることなく続く、人間の本質や心の闇を描き出し、読者を圧倒します。そんな作品たちがあなたの心に深くひっかかって、まるで古い友人と再会したかのように、また再読したくなるかもしれません。
また、その独自の人間観や現実視点は、私たちの心の中に潜む矛盾や、人間社会が抱える問題に目を向けるきっかけとなることでしょう。時間をかけて、一行一行味わいながら読むことで、作品の中に潜むメッセージが見えてくるかもしれません。
そして、それはきっとあなた自身の深層心理を理解する鍵ともなるでしょう。きっとあなたが読む作品ごとに、違う「ドストエフスキー」に出会えるはずです。
ともすれば生々しく、荒々しい其の世界観。しかし、それこそがドストエフスキーの持つエネルギーそのものでしょう。そんな彼の世界に身を任せてみてはいかがでしょうか。そこには新たなる人間理解のヒントが散りばめられています。
最後に、彼の作品は繰り返し読む度に新たな発見がある、深淵なる作品群であることを覚えておいてください。あなたの感性を刺激する、新たなトリガーがまだ見つからなければ、ぜひ彼の世界へ深く潜ってみてはいかがでしょうか。きっと大きな収穫があるはずです。
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