ロシアの歴史がわかる本10選

ロシアの歴史が学べる本を10冊ピックアップしました。深く複雑なロシアの歴史を、幅広い視点から紐解く書籍ばかりです。幕府時代のドストエフスキーの翻訳から始まり、20世紀初頭の革命家たちの闘争、スターリン時代の厳しい生活、ペレストロイカ(再建)時代まで。幅広い時期、視点を網羅していますので、どちらかと言うとビギナー向けから中級者向けまで、ロシアの歴史や文化について詳しく知りたい方におすすめです。また、小説形式で書かれたものから学術的なものまで揃っていますので、好みに合わせて選んで読むことができますよ。
『ロシア 女たちの反体制運動』

ウクライナへの軍事侵攻開始後わずか25時間で結成された反戦運動の最大勢力「フェミニスト反戦レジスタンス」をはじめ、ロシアにおける女たちの反戦・反体制運動はさまざまな形で存在してきたが、日本ではあまり知られていない。
帝政時代からロシア革命、スターリン時代の大テロル、ペレストロイカを経て現在のプーチン政権に至るまで、著名な作家・詩人・活動家・ジャーナリストから無名の市民まで、女たちはずっと声をあげて闘ってきた。
本書は、公式の歴史の中では埋もれてきた「もう一つのロシア史」を浮かび上がらせる試みである。
◆目次◆
プロローグ ロシアの反体制運動とは何か
第1章 闘う令嬢ーーナロードニキの女性たち
第2章 1917年の女性たち
第3章 スターリン時代を生き抜いて
第4章 もうひとつの歴史ーー反戦・反核・フェミニズム運動
第5章 プーチン政権と闘う女性たち
◆著者略歴◆
高柳聡子(たかやなぎ さとこ)
福岡県出身。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。文学博士。現在は早稲田大学、東京外国語大学などで非常勤講師を務める。
専門は現代ロシア文学、フェミニズム史。ロシア・ソ連で歴史に埋もれた人たち、特に女性たちの声を拾い集め、記録することに努めている。
著書に『ロシアの女性誌』『埃だらけのすももを売ればよい』、訳書にダリア・セレンコ『女の子たちと公的機関』などがある。
作者 | 高柳 聡子 |
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価格 | 1100円 + 税 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2025年04月17日 |
『ロシア点描 まちかどから見るプーチン帝国の素顔』

「ロシアとロシア人の魅力を、衣食住の面から伝えたい」という本書の内容は、プーチン大統領の蛮行によってその色合いを変えた。新型コロナウイルスの蔓延下、ロシアを観光で訪れることはかなわない。何より頭をよぎるのは突然、ロシア軍の攻撃によって同胞を失い、住む家、町、国を離れざるをえなくなったウクライナ人の悲しみだ。日本人のロシアやロシア人に対するイメージも、好ましくないものに転じたかもしれない。
しかし、だからこそこの本を手に取っていただきたい。もちろん「ロシア政府とロシア人は別」と簡単に割り切ることはできない。では両者の関係がどうなっているのかということを、なるべく柔らかく、わかりやすく説き、「ロシアという国は何か」について、理解を深める必要がある。
著者は執筆にあたり、次のように語った。「自分のロシアへの『愛』を伝える作品にしたい」。その真意を、一人でも多くの読者に感じていただければ幸いである。
作者 | 小泉 悠 |
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価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | PHP研究所 |
発売日 | 2022年04月20日 |
『革命と内戦のロシア 1917-21(上)』

二月革命、十月革命、反革命派の抵抗と軍事衝突、赤軍と白軍の内戦、欧米や日本の軍事介入など、物語性と学術性を兼ね備えた決定版!
作者 | アントニー・ビーヴァー/染谷 徹 |
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価格 | 4290円 + 税 |
発売元 | 白水社 |
発売日 | 2025年04月30日 |
『キーウで見たロシア・ウクライナ戦争 戦争のある日常を生きる』

ウクライナ在住16年の記者が語る「戦争のある日常」
ロシア・ウクライナ戦争に関して、戦局の展望やロシア軍の残虐行為、軍事支援、和平問題といった多くの人の関心事については多様な報道や論考が発表されてきた。しかし、その議論の狭間に、注目されない事実がある。ウクライナ国民が戦争下でどのように生活し、何を感じているかである。そんな「戦争のある日常」について、2008年から現地に暮らすウクライナ国営通信日本版の編集者が包み隠さず語ったのが本書である。空襲、物資、娯楽、徴兵、復興……過大評価でも過小評価でもない、生活の中にある等身大の戦争を知り、考えるための必読書。
*以下、本書目次より抜粋
まえがき
第1章 戦時下の生活
第2章 ウクライナで考える
第3章 戦時下エッセイ
あとがき
作者 | 平野 高志 |
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価格 | 1320円 + 税 |
発売元 | 星海社 |
発売日 | 2024年11月27日 |
『ロシアやはり恐ろしい闇の歴史』

作者 | 歴史の謎を探る会 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 河出書房新社 |
発売日 | 2019年09月 |
『問題はロシアより、むしろアメリカだ : 第三次世界大戦に突入した世界』

作者 | Todd,Emmanuel,1951- 池上,彰,1950- 大野,舞,1983- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 朝日新聞出版 |
発売日 | 2023年06月 |
『諜報国家ロシア : ソ連KGBからプーチンのFSB体制まで』

作者 | 保坂,三四郎,1979- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 中央公論新社 |
発売日 | 2023年06月 |
『ロシアの暮らしと文化を知るための60章』

ロシアの多面性をこの一冊で実感。都市生活、自然、文化、芸術、食生活など、現代ロシアのさまざまな側面を、執筆者の専門知識と経験をもとに解説。広大な国土に息づく豊かな生活と多様な文化を鮮やかに描き出し、ロシア理解の新たな視点を提供するガイドブック。
作者 | 沼野充義/編著 沼野恭子/編著 坂上陽子/編著 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 明石書店 |
発売日 | 2024年10月11日 |
『一冊でわかるロシア史 : 世界と日本がわかる国ぐにの歴史』

作者 | 関,真興,1944- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 河出書房新社 |
発売日 | 2020年10月 |
『おそロシアに行ってきた』

作者 | |
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価格 | 不明 |
発売元 | 彩図社 |
発売日 | 2019年12月13日 |
以上、ロシアの歴史を学べる10冊をご紹介しました。さまざまな角度からロシアの歴史を切り取ったこの10冊は、それぞれが独自の視点からロシアの魅力を伝えてくれます。ロシアの歴史というと、皇帝時代やソ連時代など、壮大なスケールで描かれがちな雰囲気がありますが、各作品ごとに自分だけのペースで進めることができるので、知識がない方でも楽しみながら学べます。
また、本リストの魅力は、小説や漫画など、ジャンルも様々なこと。ざっくりと全体像を把握したい方には歴史本や教則本が、細部にわたり知りたい方にはエッセイやノンフィクションが、そして、エンターテインメント性重視の方には小説や漫画もあります。また、一つのテーマを多角的に捉え知識を深めることも可能です。
ロシアの歴史は多くの出来事と数多の人々の人生が交差する複雑なもの。それだけに、様々な角度から読み解くことで、その豊かさと奥深さをより一層感じることができます。秘密のベールに包まれたようなロシアの歴史を解き明かす一助となれば幸いです。
以上の作品群を通じて、あなたが新たな視点を持つことができれば嬉しいです。この機会にロシアの歴史に触れて、魅了されてみてはいかがでしょうか。一つ一つの作品を読み進める中で、自己の理解が深まることでしょう。その旅路をお楽しみください。私たちが選んだ10冊の本が、あなたの「ロシア探究」の一助となりますように。
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