正岡子規が登場する小説4選
正岡子規という名前を聞いたことがあるでしょうか?日本の俳句界を革新した天才、それが正岡子規です。今回は、そんな彼の生き様や思想を描いた4つの小説を紹介します。1つめは、彼の青春期を活発に描き出した作品。次に、子規が病魔と闘いながらも俳句を紡ぎ続ける姿を描いた感動作。3つめは、衰弱する彼が弟子に託した"短歌革新"の思いが描かれていて、最後に、彼の死後の時代を生きる人々の視点から見た子規の影響を描いた作品です。一読の価値ありですよ!
『兄いもうと : 子規庵日記』
作者 | 鳥越,碧,1944- |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2014年08月 |
『小説子規』
作者 | 邦枝完二 |
---|---|
価格 | 792円 + 税 |
発売元 | 河出書房新社 |
発売日 | 2010年10月 |
『ノボさん(上) 小説 正岡子規と夏目漱石』
伊予・松山から上京した正岡常規(子規)は旧藩主久松家の給費生として東京大学予備門に進学すると、アメリカから伝わった「べーすぼーる」に熱中する。同時に文芸に専念するべく「七草集」の執筆に取り組んでいる頃、同級生で秀才の誉れ高い夏目金之助と落語で意気投合するが、間もなく血を吐いてしまう。
作者 | 伊集院 静 |
---|---|
価格 | 682円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2016年01月15日 |
『坂の上の雲 一』
シリーズ累計2000万部、司馬遼太郎記念財団によるアンケート〈好きな司馬作品〉第1位にも輝いた、不滅の青春文学。全8巻。
明治維新をとげ、近代国家の仲間入りをした日本は、息せき切って先進国に追いつこうとしていた。
この時期を生きた四国松山出身の三人の男たちーー日露戦争でコサック騎兵を破った秋山好古、日本海海戦の参謀秋山真之兄弟と、文学の世界に巨大な足跡を遺した正岡子規を中心に、昂揚の時代・明治の群像を描く長篇小説!
スペシャルドラマ〈坂の上の雲〉がNHK総合テレビにて放送!
(2024年9月8日より 毎週日曜 午後11時〜/全26回)
出演:本木雅弘 阿部寛 香川照之 菅野美穂
作者 | 司馬 遼太郎 |
---|---|
価格 | 825円 + 税 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 1999年01月08日 |
さて、今日ご紹介した4作品は、いかがだったでしょうか。現代の立場から、あの時代を生きた正岡子規を描いた作品を取り揃えてみました。しかし、それぞれが個々に違った視点から子規を描き出し、その多面性にあたることできっと新たな発見があることと思います。
正岡子規という歳月を超えた文人の生きざまを通して、一瞬でも違う視点や世界を感じてみるのは、それ自体が非常に刺激的ですよね。ただし、これらの作品を読む際は、実際の子規の生涯や周りの人々、その時代背景を知ってから読むと、さらに深みが増し、理解も深まるでしょう。
そして何よりも、これらの小説は「子規がどのように生きたか」だけでなく、「子規の生き方を私たちはどう受け止めるか」についても問いかけてくれます。また、それらは必ずしも現代と異なる価値観を持つものばかりではなく、息をのむような美しさまで感じられるでしょう。
いずれの作品も、その世界観に引き込まれること間違いなしです。今回紹介した作品は全て違った魅力を秘めているので、あなたが何を求めているのかによって好みも変わると思います。
今回は小さな切り口から子規を見つめ直す機会になれば良いなと思います。これらの作品を通じて、より深く彼のことを知り、また違った視点を持つことができれば、それが最大の喜びです。
今後も、あなたの読書ライフを豊かにするために、さまざまなジャンルの作品をどんどん紹介していきます。これからも「読書の楽しさ」と「新しい発見」を提供することができればと思っています。どうぞお楽しみに!
本サイトの記事はあくまで新しい書籍と出会う機会を創出する場であり情報の正確性を保証するものではございませんので、商品情報や各作品の詳細などは各自で十分に調査した上でご購入をお願いいたします。各通販サイトが提供するサービスは本サイトと関係ございませんので、各通販サイトは自己責任でご利用ください。