細川ガラシャに関する本 おすすめ5選 生涯・最期は?
戦国時代の女性、細川ガラシャの生涯を描いた作品を5つ紹介します。彼女の誕生から結婚、夫・細川忠興の死までを描いた小説、涙なしでは読めない切ない最期を描いた作品、悲劇の人生を描いたもの、等があります。プロテスタントとして生きた彼女の信仰の葛藤を深く描く作品も。また、実在するだけでなく、小説の中で様々な解釈がなされる彼女の魅力を楽しむことが出来ますよ。
『細川ガラシャ : キリシタン史料から見た生涯』
作者 | 安,廷苑,1970- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 中央公論新社 |
発売日 | 2014年04月 |
『ガラシャ つくられた「戦国のヒロイン」像』
明智光秀の娘として生まれ、細川忠興に嫁ぎ、関ヶ原合戦直前に命を投げ出したガラシャ。その生涯と死後に広まったイメージを、史実を積み重ねた客観的な検証によって解き明かす。
【目次】
はじめに──ハイブリッドな歴史的イメージを有する「戦国のヒロイン」
第一章 父・明智光秀の前半生
第二章 ガラシャ、誕生から結婚まで
第三章 本能寺の変により「謀反人の娘」に
第四章 ガラシャのキリスト教入信
第五章 関ヶ原合戦前夜に訪れたガラシャの最期
第六章 ガラシャ死後における細川家の動き
第七章 一九世紀までの歴史的イメージ
第八章 二〇世紀に融合・転換した歴史的イメージ
おわりに
参考文献
作者 | 山田 貴司 |
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価格 | 2200円 + 税 |
発売元 | 平凡社 |
発売日 | 2021年10月15日 |
『細川ガラシャ 散りぬべき時知りてこそ』
細川ガラシャ(一五六三〜一六〇〇)。細川忠興正室。明智玉子は、実父光秀が起こした本能寺の変に際して山中に幽閉され、赦免された後にはキリスト教への信仰に目覚めてガラシャの洗礼名を受け、石田三成らが挙兵した際には人質となるのを避けるために自ら命を絶つという、劇的な生涯を送った。運命に翻弄されつつも信念を貫いた女性は、激動の戦国の世をどのように見たのだろうか。
作者 | 田端泰子 |
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価格 | 3080円 + 税 |
発売元 | ミネルヴァ書房 |
発売日 | 2010年02月 |
『細川ガラシャ 信仰をつらぬいた戦国の貴婦人』
作者 | 西本鶏介/みやじまともみ |
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価格 | 2750円 + 税 |
発売元 | ミネルヴァ書房 |
発売日 | 2012年12月 |
『明智光秀と細川ガラシャ 戦国を生きた父娘の虚像と実像』
なぜ光秀は信長を殺したか。なぜ謀反人の娘が聡明な美女と伝わったのか。欧州のキリスト教事情や近代日本でイメージが変容した過程などから、父娘の実像に迫る。
作者 | 井上 章一/郭 南燕/呉座勇一/フレデリック・クレインス |
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価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | 筑摩書房 |
発売日 | 2020年03月14日 |
それぞれ個性的で色彩豊かな視点から細川ガラシャの生涯を描いた5つの作品をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか? 信長の時代、戦国時代という激動の時代に生きた彼女の生涯は、運命に翻弄されながらも尊厳を失わぬまま生き抜いた一人の女性の姿が見て取れます。
史実と創作が織り交ぜられた作品群を通して、実際のガラシャがどのような人物であったか正確に知ることは難しいです。しかし、それぞれの作者が見つめるガラシャの姿には、彼女の生涯や人間性、その時代背景に対する深い理解と敬意が感じられます。
いくつかの作品では、苦しみつつも美しく生きた彼女の姿が強調され、別の作品では、彼女の真摯な信仰心や晩年の孤独さが描かれています。それぞれがガラシャという一人の人間を全く別の角度から提示しており、読者としては多角的に彼女の人生を理解することができます。
それぞれの作品を読み進めながら、その時代の空気感や人々の生きざまも味わうことができるはずです。そして、最終的に紙面から飛び出てくるガラシャのまなざしと向き合い、その人間性や生きざまを自身で感じ取れば、それが最も正確なガラシャ像かもしれません。
どの作品もそれぞれの視点で細川ガラシャを描いています。真実を求めるのではなく、多角的な彼女の姿を楽しむ、そんな気持ちで読むと、また新しい発見があるかもしれませんね。それでは、細川ガラシャの世界へ一緒に旅立ちましょう。
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