社会学を学んでみたい高校生にーオススメ3選

まず始めは、空想の未来社会を描いたSF小説です。社会の仕組みや格差、異文化摩擦など複雑なテーマを織り交ぜ、個々のフィールドから広い視点で世界をみる力が身につく一冊であり、未来予想図の一環としても楽しめます。
次に、現代の社会問題を風刺した風変わりなビジュアルとストーリーの一体感が秀逸な漫画。リアルな問題を取り上げながらも、エンタテイメントとしての要素を忘れず、読み手の共感を誘います。
最後は、近代社会の成り立ちと進化を描いた古典的名作小説。産業革命や労働運動、人々の情緒までが丁寧に描かれていて、社会構造の理解に深みを与えてくれます。高校生だからこそ噛み締めて読むべき一冊ですよ。
『国家がよみがえるとき = Suomi,ihan oikeasti : 持たざる国であるフィンランドが何度も再生できた理由』

作者 | 古市,憲寿 Toivonen,TuukkaHannuIlmari,1979- |
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価格 | 不明 |
発売元 | マガジンハウス |
発売日 | 2015年06月 |
『ルポ難民追跡 : バルカンルートを行く』

作者 | 坂口,裕彦,1976- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 岩波書店 |
発売日 | 2016年10月 |
『メディアと暴力』

「メディアによる「暴力描写」は人々に悪い影響を与えているのか」マス・メディアとのつき合い方をさぐる。
作者 | 佐々木輝美 |
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価格 | 3080円 + 税 |
発売元 | 勁草書房 |
発売日 | 1996年11月 |
以上、社会学を学びたいと考えてる高校生のみなさんにオススメできる3つの作品を紹介しました。それぞれ異なった視点や観点から社会というものを描いています。ニュースだけでは得られない人々の生活の深い部分に踏み入れて、その人たちがどのように生きているのか、社会とは何なのかを自分なりに考える機会を提供してくれます。
ただ、社会学というのは、純粋に学問として学ぶだけでも非常に奥が深く、多様な視点から物事を見ることが求められます。一方でそれは、私たちの日々の生活そのものでもあるんですよ。だからこそ、一冊の小説や漫画からも様々な学びが得られる。それが一方向からではなく自分の視点で見た世界であれば尚更です。そうして一つ一つ新たな視点を持つことで、自分自身の中に色々な視線、色々な世界が生まれてきます。
もちろん社会学を学ぶ上で、教科書や専門書を読むことも重要ですが、その前にまずは、こうした作品に触れてみることで、社会学がどのようなものなのか感じてみてください。そして、その後で専門書を読むと、また違った理解が得られるでしょう。それぞれの順序や組み合わせによって、新たな発見があるかもしれません。
この3作品は、社会学を学び始める皆さんの「初めの一歩」になることを願っています。それぞれの作品が、皆さんの学びの一助になれば嬉しい限りです。それでは、楽しい読書生活と、そこから広がる新たな世界をお楽しみください。そして何より、自分自身と周りの世界を深く理解し、思考するための歩みをお続けください。これからも興味深い作品とともに、社会学の世界へ進んでいってくださいね。
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