イサム・ノグチを知る本 おすすめ6選 20世紀の彫刻家・芸術家
20世紀を風雨に塗り替えた天才彫刻家、イサム・ノグチ。彫刻だけでなく、舞台美術や公園計画など、その活動域は多岐に渡りました。日系アメリカ人としての彼の生き様から私たちは何を学べるのでしょうか?彼の生き方や思想を体感できる一冊があれば、それはまさに"宝物"ですよね。ここで紹介する6冊は、そんなノグチの魅力を余すことなく詰め込んだ一冊一冊です。あの時代を生き抜き、常に創造を続けたイサム・ノグチを、さまざまな角度から知ることで、きっと新たな視点が見えてくるはずです。この機会に、ぜひ手に取ってみてくださいね。
『石を聴く イサム・ノグチの芸術と生涯』
《自然石と向き合っていると、石が話をはじめるのですよ。その声が聞こえたら、ちょっとだけ手助けしてあげるんです》
「日本で過ごした子ども時代から、ノグチは庭園に配された石は草木よりも大切であることを知っていた。石は庭園の骨組みである。禅寺の庭のなかで、熊手で紋を引いた砂から姿をあらわす石たちは海から立ちあがる島のようなものだ。《平安は石によって庭園のなかに確立されることを日本人は学んできた》とノグチはユネスコ庭園開園の数ヵ月前、あるインタビューで語っている。《それは彫刻家としてのぼくにとって、謙虚さのレッスンだ。もし石が、ぼくが手を触れる前のほうがよいのだとしたら、そこになにかぼくのなすべきことがあるだろうか?》。この姿勢が晩年の20年間、石を彫るのと同じだけの時間、石に耳を傾けて過ごすようノグチをうながした」
時に挑み、時に触れるーーアメリカ人の母と日本人の父のあいだに生まれ、第2次世界大戦をはさんで東西を往来しつづけた20世紀の世界的彫刻家。周囲の人々の新たな証言とともに資料を駆使して波瀾万丈の生涯をたどりつつ、変幻自在な彫刻群のみならずランドスケープ、庭園、パブリックアート、舞台装置、家具・照明など多ジャンルにわたる作品の誕生を克明に解き明かしたノグチ伝の決定版。図版多数収録。
序章
第1章 両親
第2章 ディア・ベイビー
第3章 東京
第4章 茅ヶ崎
第5章 セント・ジョセフ・カレッジ
第6章 インターラーケン
第7章 ラ・ポート
第8章 ぼくは彫刻家になった
第9章 ぼくは不滅の人びとと並び立つでしょう
第10章 大樹の陰から外へ
第11章 頭像・胸像制作者
第12章 自然の理由を見つけるために
第13章 大地との固い抱擁
第14章 孤独な旅人、社交界の花形
第15章 空間の彫刻に向かって
第16章 社会的目的をもつアート
第17章 メキシコ
第18章 ニューヨーク、1936-39年
第19章 カリフォルニア
第20章 ポストン
第21章 マクドゥガル・アレー
第22章 アンへの手紙
第23章 ノグチとマーサ・グレアム、情熱的なコラボレーター
第24章 岩とあいだの空間
第25章 タラ
第26章 1946-48年
第27章 袋小路
第28章 ボーリンゲン基金調査旅行
第29章 先触れの鳩
第30章 新萬來舎
第31章 三越デパート「イサム・ノグチ作品展」
第32章 山口淑子
第33章 北鎌倉
第34章 ぼくの慰めはいつも彫刻
第35章 ユネスコーーちょっと日本的な庭園
第36章 変化したヴィジョン
第37章 プリシラ
第38章 ノグチと仕事をする
第39章 浮遊する岩たち、祈りの翼
第40章 自伝に向かって
第41章 形態と機能の入門書
第42章 小麦そのもの
第43章 赤い立方体、黒い太陽
第44章 石壁サークル
第45章 《自然のゆくてをさえぎる》
第46章 人びとがいくところ
第47章 想像の風景
第48章 《カリフォルニア・シナリオ》
第49章 ベイフロント・パーク
第50章 価値あるものはすべて贈り物として終わらなければならない
第51章 京子
第52章 始まりにも、終わりにも
原注
謝辞
訳者あとがき
索引
| 作者 | ヘイデン・ヘレーラ/北代美和子 |
|---|---|
| 価格 | 7480円 + 税 |
| 発売元 | みすず書房 |
| 発売日 | 2018年02月16日 |
『イサム・ノグチの 空間芸術 危機の時代のデザイン』
〈イサム・ノグチの空間芸術を、当時のアメリカ社会が抱えた諸問題の中に置き直し、その意義を探る。新しいノグチ像を提
示する〉
〈資本主義、戦争、人の移動が様々な「危機」をもたらす時代に、イサム・ノグチがどのような芸術を生み出したか〉
世界的な彫刻家イサム・ノグチ(1904〜1988)は、1930年代から一貫して、経済や環境などの社会問題を改善することを目標に、公共空間をデザインしてきました。
本書は不況や戦争、環境破壊や移民増加など問題が続出する危機の時代に対応するため、ノグチがどのような芸術を生み出したかを、様々なプロジェクトを年代順に取り上げ、多数の図版とともに検討します。混迷する現代社会に、芸術はいかに働きかけることができるかを考えるヒントがあります。
| 作者 | 松木裕美 |
|---|---|
| 価格 | 2970円 + 税 |
| 発売元 | 淡交社 |
| 発売日 | 2021年04月24日 |
『もっと知りたいイサム・ノグチ』
彫刻からランドスケープデザイン、建築や家具へと拡張していった日系アメリカ人作家イサム・ノグチ(1904〜88年)の芸術の多面性を、その波乱に満ちた人生とともに俯瞰する。
| 作者 | 新見 隆 |
|---|---|
| 価格 | 2200円 + 税 |
| 発売元 | 東京美術 |
| 発売日 | 2021年04月28日 |
『20世紀の総合芸術家 イサム・ノグチ 彫刻から身体・庭へ』
(目次)
「イサム・ノグチー彫刻から身体・庭へー」展によせて ジェニー・ディクソン
In Consideration of: Iasamu Noguchi-from sculpture to body and garden Jenny Dixon
舞踊神のいる庭ーイサム・ノグチ、あるいは未来のディオニソス 新見 隆
第1章 身体との対話
北京ドローイングー身体から抽象へ 宗像晋作
イサム・ノグチの彫刻と身体について -マーサ・グラハム「ヘロディアド」の鏡を巡る一考察 瀧上 華
第2章 日本との再会
自然を知ること -イサム・ノグチの陶彫 宗像晋作
AKARIの発展とノグチの想い 木藤野絵
第3章 空間の彫刻ー庭へ
空間と大地 イサム・ノグチの庭について 福士 理
セントラルパークのためのプレイグラウンドのプランに関する考察 田口慶太
第4章 自然との交感ー石の彫刻
ノグチ晩年の大型玄武岩作品の文脈 ダーキン・ハート
Noguchi’s Late Large Basalts in Context Dakin Hart
対談: 和泉正敏(公益財団法人 イサム・ノグチ日本財団 理事長)×新見 隆
資料編
年譜/参考文献/出品作品リスト
| 作者 | 新見 隆 |
|---|---|
| 価格 | 2750円 + 税 |
| 発売元 | 平凡社 |
| 発売日 | 2017年11月27日 |
『イサム・ノグチ : 庭の芸術への旅』
| 作者 | 新見,隆,1958- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 武蔵野美術大学出版局 |
| 発売日 | 2018年01月 |
『イサム・ノグチ(上)』
母の国、アメリカ、父の国、日本。2つの国のはざまでアイデンティティを引き裂かれ、歴史の激流に翻弄されながら、少年の苛酷な旅がはじまる。父との葛藤、華麗な恋愛遍歴、戦争……。「ミケランジェロの再来」と謳われた巨匠の波瀾に富んだ生涯を描ききった傑作。第22回 講談社ノンフィクション賞受賞作。
第22回 講談社ノンフィクション賞受賞作
日本とアメリカ、2つの「祖国」の間で
母の国、アメリカ、父の国、日本。2つの国のはざまでアイデンティティを引き裂かれ、歴史の激流に翻弄されながら、少年の苛酷な旅がはじまる。父との葛藤、華麗な恋愛遍歴、戦争……。
「ミケランジェロの再来」と謳われた巨匠の波瀾に富んだ生涯を描ききった傑作。
プロローグ
第一章 母の子
第二章 オール・アメリカン・ボーイ
第三章 かたつむりの歌
| 作者 | ドウス 昌代 |
|---|---|
| 価格 | 827円 + 税 |
| 発売元 | 講談社 |
| 発売日 | 2003年07月15日 |
それぞれ異なる角度からイサム・ノグチの魅力を描き出した6作品。あなたが新たにこれらの作品を手に取ることで、彼の生きざまや哲学、またその芸術への情熱を深く理解することができるでしょう。見る者の思考を刺激し、時には驚き、時には深く考えさせられる、そんなイサムノグチの作品世界。その多面性は彼の生き方そのもののようで、言葉にはならない何かを私たちに伝えてくれます。
その全てが1つの人間、イサム・ノグチから生み出された芸術だと思うと、その底力にただただ驚かされるばかりです。そしてそれらの魅力を余すところなく伝えてくれるのが、今回ご紹介した6作品なのです。
ぜひとも一冊でも多くの本を手に取って、彼の世界観に触れてみてください。読むことにより、必ず何か新しい気づきや発見があるはずです。そしてその経験が、あなた自身の生活や思考に何かしらの影響を与えることでしょう。
イサム・ノグチの創作の視点、その思考の軌跡が詰まったこれらの作品を通じて、日常生活の中で何気なく見過ごしてしまっている美を再度発見し、感じてみてはいかがでしょうか?
この文章を読んで頂くことで、少しでもイサム・ノグチに興味を持って頂ければ、これ以上の喜びはありません。そして、それが新たな芸術の愛好家を増やす一助となれば、筆者としてはこれ以上ない幸せです。
最後になりますが、これらの作品を読むことでイサム・ノグチの素晴らしさを感じ、それが芸術への理解と視野を広げる一助となれば、私としてはこれほど嬉しいことはありません。ぜひご一読をおすすめします。
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