西加奈子の小説 おすすめ8選 映画化・ドラマ化作品も♪
あなたがまだ西加奈子作品に触れたことがないなら、今すぐにでも彼女の世界観に浸ってみてください。彼女の作品は深遠なテーマを、日常の中に溶け込ませながら描いています。映画やドラマ化もされた作品もあるので、観たことがある人はもちろん、未体験の方も切なさと温かさが同時に迫ってくる彼女の世界がきっと気に入るはず。8つの傑作をピックアップしたので、ぜひ手に取ってみてくださいね。
『きいろいゾウ (小学館文庫)』
作者 | 西加奈子 |
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価格 | 715円 + 税 |
発売元 | 小学館 |
発売日 | 2022年01月28日 |
『サラバ!(上)』
累計百万部突破!第152回直木賞受賞作
僕はこの世界に左足から登場したーー。
圷歩は、父の海外赴任先であるイランの病院で生を受けた。その後、父母、そして問題児の姉とともに、イラン革命のために帰国を余儀なくされた歩は、大阪での新生活を始める。幼稚園、小学校で周囲にすぐに溶け込めた歩と違って姉は「ご神木」と呼ばれ、孤立を深めていった。
そんな折り、父の新たな赴任先がエジプトに決まる。メイド付きの豪華なマンション住まい。初めてのピラミッド。日本人学校に通うことになった歩は、ある日、ヤコブというエジプト人の少年と出会うことになる。
作者 | 西 加奈子 |
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価格 | 792円 + 税 |
発売元 | 小学館 |
発売日 | 2017年10月06日 |
『さくら〔小学館文庫〕』
累計55万部突破!2020年11月公開
ヒーローだった兄ちゃんは、20歳4か月で死んだ。超美形の妹は、内に籠もった。母も肥満化し、酒に溺れた。僕も東京の大学に入った。あとは、「サクラ」となづけられた犬が一匹ーー。そんなある年の暮れ。家を出ていた父が戻ってきた…。
【編集担当からのおすすめ情報】
2020年11月、映画化!
出演 北村匠海 小松菜奈 吉沢亮
監督 矢崎仁司
主題歌 東京事変「青のID」
作者 | 西 加奈子 |
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価格 | 660円 + 税 |
発売元 | 小学館 |
発売日 | 2007年12月 |
『漁港の肉子ちゃん (幻冬舎文庫)』
作者 | 西加奈子 |
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価格 | 564円 + 税 |
発売元 | 幻冬舎 |
発売日 | 2021年12月24日 |
『通天閣』
『さくら』で彗星のように華やかなデビューを飾った西加奈子の第4作にあたる長編小説。冬の大阪ミナミの町を舞台にして、若々しく勢いのある文体で、人情の機微がていねいに描かれていく。天性の物語作者ならではの語り口に、最初から最後までグイグイと引き込まれるように読み進み、クライマックスでは深い感動が訪れる。このしょーもない世の中に、救いようのない人生に、ささやかだけど暖かい灯をともす絶望と再生の物語。この作品で第24回織田作之助賞を受賞している。
作者 | 西加奈子 |
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価格 | 638円 + 税 |
発売元 | 筑摩書房 |
発売日 | 2009年12月09日 |
『ふくわらい (朝日文庫)』
作者 | 西 加奈子 |
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価格 | 611円 + 税 |
発売元 | 朝日新聞出版 |
発売日 | 2021年12月13日 |
『サムのこと 猿に会う (小学館文庫)』
作者 | 西加奈子 |
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価格 | 539円 + 税 |
発売元 | 小学館 |
発売日 | 2022年01月28日 |
『円卓』
「こっこ」こと華原琴子、早生まれの8歳、小学校3年生。好きな言葉は「孤独」。
狭い公団住宅に、中華屋から譲り受けた赤い大きな円卓で食事をする華原家は、頑固で文字好きの祖父、明朗快活な祖母、ハンサムで阿呆な父と美人で阿呆で素直な母、それに中2の美人の三つ子の姉の8人家族。みんなこっこがかわいくてしょうがなく、何かと構うが、こっこは反骨精神豊かに「やかましい!いろいろと」「なんで、て聞くなやボケが」と心で思う。
こっこの尊敬する人物は、祖父の石太と、同じ公団に住む同級生のぽっさん。ぽっさんの吃音を、こっこは心から美しいと思う。吃音や眼帯をした同級生のものもらい、韓国人の同級生の不整脈をかっこいいと憧れ、それを真似したときに、「こっこはなんでそんな風なんや」と大人に怒られてしまう。しかしこっこは感じる。なぜかっこいいと羨んでやったことがいけないのか。こっこはぽっさんに相談し、人の痛みや言葉の責任について、懸命に「いまじん」するのだった。そうして迎えた夏休みの祖母の誕生日。ぽっさんにも「言わない」出来事がこっこに起きてーー。
世間の価値観に立ち止まり、悩み考え成長する姿を活きのいい言葉でユーモラスに温かく描く。2014年に芦田愛菜主演で映画化され話題に。
作者 | 西 加奈子 |
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価格 | 550円 + 税 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2013年10月10日 |
では、今回は西加奈子さんの作品を8選してみましたが、いかがだったでしょうか。読書がお好きであれば、それぞれの作品の豊かな言葉と描かれる人間模様に心から惹きつけられることでしょう。映画やドラマでもお楽しみいただける作品もご紹介させていただきましたので、さらに物語が深まると思いますよ。
西加奈子さんの作品はあったかく、時には痛みを伴うような情感が溢れています。登場人物たちの心情や人生観に共感し、感情を揺さぶられること間違いなしです。何気ない日常の中に、深い人間のドラマが詰まっています。
また、西加奈子さんの作品では、言葉の選び方が非常に繊細で、その一言一言が心に響いてきます。平凡な生活の中にも、ちょっとした気づきや感情の揺れを感じ取り、それを紡ぎ出す西加奈子さんの筆は、誰もが共感できる触れ込みの深さを持っています。
映画やドラマになった作品は、原作の世界観を視覚的に楽しむことができますね。文字だけでなく、音、映像、役者の演技などを通じて作品を体感できるのは、また一味違った魅力を感じることができるはずです。
ここで紹介した以外にも、西加奈子さんの作品はたくさん存在します。それぞれの作品が持つ独自の世界観や哲学に触れることで、きっと素敵な発見や感動が待っていることでしょう。また何度でも読み返したくなる、そんな魅力が詰まった作品ばかりですから、それぞれを丁寧に味わってみてくださいね。
今回おすすめした作品を通じて、西加奈子さんの魅力が少しでも伝われば幸いです。これからも素晴らしい作品を私たちに届けてくださることを願っています。それでは、皆さんにとって最高の1冊に出会うことができますように。楽しい読書時間をお過ごしくださいませ。
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