東日本大震災を扱った本10選

東日本大震災は、まさに国難というべき出来事でした。その悲劇は多くの作家達に衝撃を与え、真摯な思いを形にした作品がいくつも生まれました。今回はその中から10冊をピックアップ。津波による町の壊滅や原発事故に挑むヒューマンドラマ、希望を失いそうになりながらも前に進む人々の日常が描かれた心温まる作品まで多種多彩。一部はノンフィクションで、実際の被災者の声を通じて震災の実態を知ることができます。また、現実と向き合うことの難しさを綴った小説や、少年少女達の視点で描かれた漫画もございます。今では復興が進む被災地ですが、忘れてはならない過去と向き合う一助となれば幸いです。
『東日本大震災石巻災害医療の全記録 : 「最大被災地」を医療崩壊から救った医師の7カ月』

作者 | 石井,正,1963- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2012年02月 |
『写真記録 3・11からの軌跡』

作者 | 毎日新聞社 |
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価格 | 34円 + 税 |
発売元 | 毎日新聞社 |
発売日 |
『東日本大震災遺構』

作者 | 武田,幸丈 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 無幻舎 |
発売日 | 2024年03月 |
『時は立ちどまらない 東日本大震災三部作』

追悼 山田太一さん
「魂の話をしましょう。魂の話を!」
「キルトの家」
震災から1年。
旅先で震災に遭遇した若い男女と
独り暮らしの老人たちの物語。
「時は立ちどまらない」
3年後。
津波で被害を受けなかった一家と
家族を失った一家の鎮魂の物語。
「五年目のひとり」
五年後、
震災の記憶を引きずる男が
亡き娘の面影を追うファンタジー
あの大震災を前にフィクションに何ができるか?
を考え続けた著者の、最晩年の傑作三作品を収録。
作者 | 山田 太一 |
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価格 | 2420円 + 税 |
発売元 | 大和書房 |
発売日 | 2024年03月07日 |
『お空から、ちゃんと見ててね。 : 作文集・東日本大震災遺児たちの10年』

作者 | あしなが育英会 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 朝日新聞出版 |
発売日 | 2021年02月 |
『あの日、あの時、あの思い ~東日本大震災、あれから10年~ 宮城県警察関係者の手記』

作者 | 宮城県警察退職者有志の会/宮城県警察本部 協力 |
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価格 | 1430円 + 税 |
発売元 | 立花書房 |
発売日 | 2021年04月20日 |
『慟哭 3・11 東日本大震災 文学館からのメッセージ』

慟哭の詩歌
日本近代文学館では2013(平成25)年以降、大震災や原発事故に寄せる文学者の思いーー亡くなられた方々への追悼と、震災の記憶を風化させてはならないと願う心ーーを、揮毫作品とともに紹介してきた。10年にわたるこれらの展示を一冊にまとめた鎮魂の書。
作者 | 日本近代文学館 |
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価格 | 2420円 + 税 |
発売元 | 青土社 |
発売日 | 2024年03月04日 |
『復興を生きる 東日本大震災 被災地からの声』

あの日から変わってしまった人生、絆の結び合い、なりわいの再建と地元負担をめぐる攻防、岐路に立つ震災経験の継承、時を経て語られる「復興」の青写真を描いた復興会議キーマンたちの証言、「次の震災」を見据えた各地での取り組みなど。2021年度新聞協会賞企画部門を受賞した地元紙の総力取材による、震災10年から明日を展望する記録。
はじめに
ある家族の物語ーー石巻・小高さん一家
ドキュメント 防災庁舎ーー南三陸11人の証言
司令塔の1カ月ーー宮城・災対本部会議ドキュメント
復興再考
1 伝える
2 風評の実相
3 復興構想会議
● 識者インタビュー 五百旗頭 真/御厨 貴/飯尾 潤
4 大川小判決
5 村井県政
6 まちづくり
7 高台移転
8 なりわい
9 社会の行方
10 復興庁
● 資料 復興予算のいま
● 識者インタビュー 佐藤 仁/竹下 亘
11 被災者支援
12 つなぐ
水を運ぶ少年、20歳に
あの日から
1 共に生きるーー宮城・山元 ふじ幼稚園
2 救えた命ーー大川小遺族
3 荒浜っ子
おわりに
震災年表・あの日からのあゆみ
作者 | 河北新報社編集局 |
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価格 | 2970円 + 税 |
発売元 | 岩波書店 |
発売日 | 2022年08月30日 |
『東日本大震災 : 3.11生と死のはざまで』

作者 | 金田,諦應,1956- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 春秋社 |
発売日 | 2021年01月 |
『東日本大震災と子どものミライ』

作者 | 橋本,惠司,1957- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 春風社 |
発売日 | 2023年05月 |
それぞれの作品を通じて、東日本大震災の悲劇や恐怖、そしてその後の復興への歩みを体験し、感じ取ることができました。ここに列挙した作品たちは、あの日を忘れないために、そして何より被災した人々の経験や思いを理解し、共有するための一助となることでしょう。大切なのは、ただ過去の出来事として記憶に留めるだけではなく、自身の生活や行動に反映させることです。
各作家が描いた震災の経験談や、生き抜く力、人々の絆や助け合いの気持ち、そして再生への意志を描いた作品たちは、私たちに対して強いメッセージを送っています。それは「忘れてはならない」というメッセージであり、また、自分たちがどのように行動すべきか示してくれるメッセージでもあります。
この10作品は、東日本大震災をたくさんの角度から扱っていて、そのどれもが私たちにとって大切な教訓を記しています。その中には、家族や友人の大切さ、人々が困難な状況下でどのように助け合い、支え合うことができるか、そして何より人間の持つ強い生命力や復興への意志を感じることができます。それぞれの作品が持つ独自の視点と感動は、私たちがその日を再評価し、自分自身を見つめ直すきっかけとなるでしょう。
これらの作品を通じて、震災を知らない世代にもその惨劇と復興の歴史を伝えられますし、また震災を経験した人々の思いを深く理解することができます。これら全てが、未来に向けた新たなステップとなるのです。
皆さんもぜひ、この10作品を通じて震災の記憶を新たにし、そして現在と未来について改めて考えてみてください。そして、それが日本の未来をより良いものにしていく一石となることを願っています。今回紹介した作品達が、震災の記憶を風化させず、私たちの心の中に深く刻まれ、行動につながることを期待しています。
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