コミュニティデザインについて学びたいときに読む本6選

コミュニティデザインについて学びたいなら、幅広い視点から取り組むことが大事ですよ。まずは経済的な視点から考える本がオススメ。市場のニーズを満たすコミュニティの構築がテーマになっています。次に、心理学的アプローチを行う作品もおすすめ。メンバーの心理や行動の動機付けについて詳しく解説されています。あとは社会学的視点からコミュニティを分析する本も。集団の形成や機能について考察して、有用な知識を得られます。そして、事例解説型の本もピックアップ。成功例や失敗例から学ぶ事ができますよ。最後に、理論的考察を行う本と、テクニック提供型の本を合わせて読むと効果的です。
『ネイバーフッドデザイン : まちを楽しみ、助け合う「暮らしのコミュニティ」のつくりかた』
| 作者 | 荒,昌史 HITOTOWA |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 英治出版 |
| 発売日 | 2022年04月 |
『コミュニティデザインの現代史 : まちづくりの仕事を巡る往復書簡』
| 作者 | 饗庭,伸 山崎,亮 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 学芸出版社 |
| 発売日 |
『コミュニティデザイン 人がつながるしくみをつくる』
山崎亮 初の単著 デビュー作にして定本
新しくモノを作るよりも「使われ方」を考えること。
全国で使い手のつながり、コミュニテイのデザインを切り拓いた著者の全仕事。
当初は公園など公共空間のデザインに関わっていた著者が、新しくモノを作るよりも「使われ方」を考えることの大切さに気づき、使う人達のつながり=コミュニティのデザインを切り拓き始めた。
公園で、デパートで、離島地域で、全国を駆け巡り社会の課題を解決する、しくみづくりの達人が、その仕事の全貌を初めて書き下ろす。
[目次]
Part1
「つくらない」デザインとの出会い</b>
1 公園を「つくらない」 有馬富士公園(兵庫 1999-2007)
2 ひとりでデザインしない あそびの王国(兵庫 2001-2004)
3 つくるしくみをつくる ユニセフパークプロジェクト(兵庫 2001-2007)
Part2
つくるのをやめると、人が見えてきた</b>
1 まちににじみ出る都市生活 堺市環濠地区でのフィールドワーク(大阪 2001-2004)
2 まちは使われている ランドスケープエクスプローラー(大阪 2003-2006)
3 プログラムから風景をデザインする 千里リハビリテーション病院(大阪 2006-2007)
Part3
コミュニティデザインー人と人をつなげる仕事</b>
1 ひとりから始まるまちづくり いえしまプロジェクト(兵庫 2002-)
2 1人でできること、10人でできること、100人でできること、1000人でできること 海士町総合振興計画(島根 2007-)
3 こどもが大人の本気を引き出す 笠岡諸島子ども総合振興計画(岡山 2009-)
Part4
まだまだ状況は好転させられる</b>
1 ダム建設とコミュニティデザイン 余野川ダムプロジェクト(大阪 2007-2009)
2 高層マンション建設とコミュニティデザイン マンション建設プロジェクト(2010)
Part5
モノやお金に価値を見出せない時代に何を求めるのか</b>
1 使う人自身がつくる公園 泉佐野丘陵緑地(大阪 2007-)
2 まちにとってなくてはならないデパート マルヤガーデンズ(鹿児島 2010-)
3 新しい祭 水都大阪2009と土祭(大阪・栃木 2009)
Part6
ソーシャルデザインーコミュニティの力が課題を解決する</b>
1 森林問題に取り組むデザイン 穂積製材所プロジェクト(三重 2007-)
2 社会の課題に取り組むデザイン +designプロジェクト(2008-)
| 作者 | 山崎 亮 |
|---|---|
| 価格 | 1980円 + 税 |
| 発売元 | 学芸出版社 |
| 発売日 | 2011年05月 |
『集まる場所が必要だ 孤立を防ぎ、暮らしを守る「開かれた場」の社会学』
ここでは、誰もに居場所がある。
災害が頻発し、二極化が進む社会で、
私たちはどうすれば、安心安全に暮らせる
レジリエントなまちをつくることができるのか。
図書館、学校、運動場、託児所……。
あらゆる人種や性別、年齢や職業が歓迎される場所
「社会的インフラ」の価値を、社会学者が解き明かす。
1995年のシカゴ熱波で生死を分けた要因の一つが社会的孤立にあることを突き止めた著者。
多様な人々とつながることで、安心で安全な社会をつくり、私たちの暮らしと命を守るメカニズムが研究を通して徐々に明らかになっていく。
コロナ禍を経験した今こそ、私たちには集まる場所が必要だ。
[もくじ]
序章 社会的インフラが命を救う
第1章 図書館という宮殿
第2章 犯罪を減らすインフラ
第3章 学びを促すデザイン
第4章 健康なコミュニティ
第5章 違いを忘れられる場所
第6章 次の嵐が来る前に
終章 宮殿を守る
| 作者 | エリック・クリネンバーグ/藤原朝子 |
|---|---|
| 価格 | 2640円 + 税 |
| 発売元 | 英治出版 |
| 発売日 | 2021年12月25日 |
『おもしろい地域には、おもしろいデザイナーがいる 地域×デザインの実践』
わずかな予算、想定外の作業、地域の付き合い。そんな状況をおもしろがり、顔の見える関係で仕事したり、自ら店に立ったり、販路を見つめ直したり。ディレクションも手仕事も行き来しながら現場を動かし、その土地だからできるデザインを生む。きっかけ、仕事への姿勢、生活の実際、これからの期待を本人たちが書き下ろす。
| 作者 | 新山 直広/坂本 大祐/中西 拓郎/小板橋 基希/吉田 勝信/吉野 敏充 |
|---|---|
| 価格 | 2640円 + 税 |
| 発売元 | 学芸出版社 |
| 発売日 | 2022年03月17日 |
『地域で働くクリエイターのためのクリエイティブディレクション』
そのお土産、道の駅以外でも売れますか?感覚に頼らずプロジェクトを成功に導くクリエイティブディレクションの方法論。
| 作者 | 田中淳一 |
|---|---|
| 価格 | 1980円 + 税 |
| 発売元 | 宣伝会議 |
| 発売日 | 2022年01月06日 |
それぞれの本を通して、コミュニティの在り方、機能、そして、その運営やデザインについて理解を深められたことと思います。コミュニティデザインは単に人々を集めて何かをする、というシンプルなものではなく、その背後には人々の絆や交流、情報の共有、そしてコミュニケーションのあり方など、様々な要素が複雑に絡み合っています。
そして、それらを円滑に進めるためには適切なデザインが必要不可欠であり、その手法や考え方は、これから先の人々の繋がり方やコミュニティの形成に大いに影響を及ぼすことでしょう。
今回紹介した本たちは、それぞれ異なる角度から、詳しく、そして深くコミュニティデザインについて解き明かしています。理論的な視点からのアプローチもあれば、実践的な視点からの解説もあり、あるいは歴史や社会背景から読み解く視点も含まれています。あなたがどのようなコミュニティを作りたいと思っているのか、または既に参加しているコミュニティをどのように改善していきたいと考えているのかによって、最も参考になる本は異なってくると思います。
何冊か読んでみて、自分が抱えている問題や課題に対する新たな視点や答えを見つけることができれば、それはとても価値ある学びとなるでしょう。体系的に学びたい人、具体的なアイデアが欲しい人、ヒントやトリガーを求めている人、きっと必要なものを見つけられるはずです。様々な知識と経験が詰まったこれらの本から、あなた自身のコミュニティ作りに活きる知識やヒントを得てみてください。コミュニティデザインの可能性は無限大です。思い切って一冊手に取って、新たな視点を探求してみてはいかがでしょうか?
本サイトの記事はあくまで新しい書籍と出会う機会を創出する場であり情報の正確性を保証するものではございませんので、商品情報や各作品の詳細などは各自で十分に調査した上でご購入をお願いいたします。各通販サイトが提供するサービスは本サイトと関係ございませんので、各通販サイトは自己責任でご利用ください。









