墨子に関する本 おすすめ5選 古代中国の思想家

墨子の思想や生涯に触れる良書は数多く存在します。人間愛に満ちた普遍的な思想を理解しやすく解説した一冊や、弁論家としての墨子の才能が描かれた歴史小説もありますよ。また、墨子を主人公にした漫画も一部で人気。重厚な哲学を視覚的に捉えられます。また、古代中国の科学技術を扱った作品も。墨子が兵器製造や防衛策を考案していく様子がリアルに描かれています。また、墨子の思想が現代社会に与える影響を考察した一冊もあり、彼の深遠な思想に新たな視点を提供してくれますよ。
『墨子よみがえる : "非戦"への奮闘努力のために』

作者 | 半藤,一利,1930-2021 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 平凡社 |
発売日 | 2021年05月 |
『墨子』

中国古代・春秋時代末期に興り、諸子百家の時代にあって儒家に比肩する勢力となった学団・墨家。自己と同じようにすべての人を公平に愛す「兼愛」、侵攻戦争を否定して防衛技術を磨く「非攻」、身分の貴賎にかかわらず有能な人物を登用する「尚賢」など、その特異な思想は、秦漢以降の統一王朝時代に入ると、突如この世から消え失せてしまう。遺されたテキスト群のうち、謎に包まれたその思想の真髄を伝える最重要部分を訳出したのが本書である。抜群の読みやすさと正確さで定評のある名訳に、明快な訳者解説を付す。
作者 | 森三樹三郎 |
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価格 | 1210円 + 税 |
発売元 | 筑摩書房 |
発売日 | 2012年10月 |
『墨子』

作者 | 墨子 金谷,治,1920-2006 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 中央公論新社 |
発売日 | 2018年02月 |
『墨子』

春秋時代末期に墨子が創始し、戦国末まで儒家と思想界を二分する巨大勢力を誇った墨家の学団。自己と他者を等しく愛せと説く「兼愛」の教えや、侵略戦争を否定する「非攻」の思想を唱え独自の武装集団も保有したが、秦漢帝国成立期の激動の中で突如、その姿を消す。以後2千年を経て、近代中国の幕開けとともに脚光を浴びることになった墨家の思想の全容と消長の軌跡を、斯界の第一人者が懇切に説く。
作者 | 浅野 裕一 |
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価格 | 1375円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 1998年03月10日 |
『墨子 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典』

諸子百家の時代、儒家と勢力を二分したといわれる墨家。その思想はしばらく継承が途絶え、中国でも解釈が難解な「幻の思想」とされてきた。今、あらためてその内容をひもとけば、侵略戦争を否定する「非攻」、近しい関係の者と遠い関係の者を等しく愛する「兼愛」、徹底した節約思考や科学的思考など、驚くほど現代的な内容をもつことがわかる。墨子が説く、世の中を安定させる方法とは。やさしい訳とていねいな解説で読む入門書。
はじめに
『墨子』解説
一、自分を愛するように他人を愛する
天下の乱れの原因を見きわめよ
乱れの原因は
盗賊の原因は
国同士の争いの原因は
兼愛すれば天下は治まる
二、「非攻」と「非戦」
正義と不義
小国を守る守備と君主の関係
守備の十四箇条
雲梯の防ぎ方
三、有能な人材とは
賢人を尊ぶ
賢人を多くするには
賢人の厚遇は政治のため
賢を尊ぶことこそ政治の根本
人ごとに義を異にする世界
上に立つ者を選ぶ
上と同一にする
天下統一の手段
四、運命は変えられるのか
運命はきまっているという人
有命説の弊害
五、徹底した節約思考
財物を浪費せず利益を興す
衣服や車の目的
厚葬久喪は聖王の道ならず
六、音楽がもたらす弊害
音楽にふけるのはよくない
楽器をつくること
楽器がもたらす三つの憂い
七、「天」と「鬼神」はどんな存在か
天は何を欲するのか
天は人々を愛す
鬼神の存在
鬼神祭祀の意味
八、さまざまな思考・問答・名言
論理的・科学的思考
良弓は張り難し
忠臣とは何か
公輸盤との対話
義を為すは毀を避け誉に就くに非ず
万事義より貴きは莫し
コラム1 「科聖」墨子
コラム2 現代の若者と墨子
コラム3 墨家の終焉
『墨子』に関わる新資料
読書案内
索引
作者 | 草野 友子 |
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価格 | 880円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2018年09月22日 |
今回は、古代中国の思想家・墨子に関するおすすめの本を5作品ご紹介しました。古代中国という遠い歴史の中で、墨子は独自の哲学を展開し、当時の社会に大きな影響を与えた人物です。その思想は、今の私たちが生きる現代社会にも、多くの示唆を与えてくれるでしょう。
彼の考え方の核心である「兼愛」という思想は、他人に対する思いやりや、争いごとを避ける平和を重視する姿勢を示しています。また、個々の生活習慣から社会構造に至るまで、幅広い視点からの考察が盛り込まれているため、読み手は自己の価値観を見つめ直すきっかけになるでしょう。
また一方で、墨子の思想は単に理論的なものだけでなく、実践に基づいた視点からの深い洞察が見られます。そのため、一読するだけでなく、日々の生活に取り入れてみることで、墨子の考え方の本質をより深く理解することができるでしょう。
これらの作品は、中国思想の1つとして墨子の学説を紹介したものから、具体的な生活場面での活用法を示した実践的なものまで、様々な角度から墨子の魅力を引き立てています。どの作品も、古代中国の複雑な思想世界をより理解し、現代の生活につなげるための、素晴らしい一助となることでしょう。
それぞれの作品が持つ独自の視点と解釈を通じて、墨子の世界を存分に味わっていただければと思います。どの作品も、あなた自身の新たな発見と成長に繋がる一冊となること間違いなしです。ぜひ手に取って、墨子の世界を深掘りしてみてくださいね。
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