江戸時代の奇人変人!おすすめの江戸時代奇人変人を描く歴史小説10選「一九戯作旅」「平賀源内江戸長屋日記」など話題作をご紹介
江戸時代には数々の奇人や変人が存在しました。彼らはその独特の考え方や行動で時代を彩ってきました。そんな彼らを描いた歴史小説の中から、特におすすめの10作品をピックアップしました。中には、旅の途中で各地の色々な奇人を描いた作品や、知識人・発明家として知られる一人の男が日々の暮らしを綴った作品も。各作品には、当時の人々の生活や文化、価値観、そして人間ドラマが描かれていて、歴史好きにはたまらない内容となっています。楽しみながら江戸時代を知ることができる一冊を、ぜひ読んでみてください。
『一九戯作旅』
作者 | 野口,卓,1944- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2017年04月 |
『颱風秋晴 : 平賀源内江戸長屋日記』
作者 | 福原,俊彦,1977- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 徳間書店 |
発売日 | 2016年09月 |
『風狂の空 : 平賀源内が愛した天才絵師 : 長編歴史小説』
作者 | 城野,隆,1948- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 祥伝社 |
発売日 | 2009年09月 |
『天地明察. 上』
作者 | 冲方,丁,1977- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 角川グループパブリッシング |
発売日 | 2012年05月 |
『文庫 稀代の本屋 蔦屋重三郎』
山東京伝や恋川春町らで世を沸かせ、歌麿を磨きあげ写楽を産み落とした江戸随一の出版人・蔦屋重三郎(蔦重)。
出版者であり編集者であり流通業者であると同時に、流行を仕掛け情報を発信する辣腕メディアプロデューサーでもある。
そして何より、新しい才能を見出し育てあげて世に出し、江戸の日本の文化を変えた巨大な創造者でもあった。
時に為政者の弾圧にあいつつ「世をひっくり返す」作品を問いつづけた稀代の男の波乱の生涯を、江戸の粋と穿ちが息づく文体で描き切った渾身の時代小説!
<主な登場人物>
蔦屋重三郎=蔦重(つたじゅう)
寛延三年~寛政九年(1750-1797)
江戸の名物本屋。話題作を連発する一方、才能発掘や価値創造にも卓越した冴えをみせた。
喜多川歌麿
宝暦三年~文化三年(1753-1806)
天才的浮世絵師。重三郎との出逢いで美人画に開眼、抜群の才を誇った。春画でも卓越。
山東京伝
宝暦十一年~文化十三年(1761-1816)
江戸を代表する戯作者。絵師として出発し流行作家となる。長きにわたり絶大な人気を得た。
恋川春町
延享元年~寛政元年(1744-1789)
黄表紙なる江戸文芸の新分野を拓く。文ばかりか絵も洒脱で滑稽味に溢れる多彩多芸の人。
朋誠堂喜三二
享保二十年~文化十年(1735-1813)
人気戯作者。黄表紙を中心に作品多数。表の顔は武士で、出羽国久保田藩の江戸留守居役。
北尾重政
元文四年~文政三年(1739-1820)
浮世絵師。親分肌で京伝や政美を育てただけでなく歌麿、鳥居清長にも強い影響を与えた。
大田南畝
寛延二年~文政六年(1749-1823)
狂歌壇の領袖。早熟の文人で天明期に圧倒的な存在感を示した。蜀山人、四方赤良は別名。
葛飾北斎=勝川春朗(かつかわ・しゅんろう)/北斎宗理(ほくさい・そうり)
宝暦十年~嘉永二年(1760-1849)
浮世絵師。駆け出し時代に蔦重の知遇を得る。後に偉才を存分に発揮、絵師として大成する。
曲亭馬琴=滝沢瑣吉(たきざわ・さきち)
明和四年~嘉永元年(1767-1848)
読本作家。京伝の紹介で蔦屋に寄宿。寛政期から著作に専念、読本で随一の物書きとなる。
十返舎一九=重田幾五郎(しげた・いくごろう)
明和二年~天保二年(1765-1831)
戯作者。瑣吉と入れ替わるようにして蔦屋へ。『東海道中膝栗毛』の大成功は享和期のこと。
東洲斎写楽
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あまりに衝撃的な大首絵で突如現れ、消えていった謎の浮世絵師。その正体は? 納得の結論が!
序章 画帖
第一章 吉原
第二章 細見
第三章 耕書堂
第四章 狂歌連
第五章 満帆
第六章 春町
第七章 歌麿
第八章 しやらくせえ
第九章 魔道
終章 蜉蝣
作者 | 増田 晶文 |
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価格 | 1078円 + 税 |
発売元 | 草思社 |
発売日 | 2019年06月06日 |
『げんなり先生発明始末』
稀代の天才平賀源内の死から二十年。江戸の下級武士平賀左衛内の家に長男が生まれた。名を源成。源内とは一文字違いだが、全くの無関係。だがその子は、大人も驚く神童だった。人々が思いもよらぬ発明を次々に考案。しかし、そんな源成に目を付けたもう一人の神童万太郎が悪事を企み…!?たまに失敗もするけど、明るく優しい江戸の新たな発明王、ここに誕生。
作者 | 沖田正午 |
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価格 | 680円 + 税 |
発売元 | 祥伝社 |
発売日 | 2012年10月 |
『眩』
あたしは絵師だ。筆さえ握れば、どこでだって生きていける──。北斎の娘・お栄は、偉大な父の背中を追い、絵の道を志す。好きでもない夫との別れ、病に倒れた父の看病、厄介な甥の尻拭い、そして兄弟子・善次郎へのままならぬ恋情。日々に翻弄され、己の才に歯がゆさを覚えながらも、彼女は自分だけの光と影を見出していく。「江戸のレンブラント」こと葛飾応為、絵に命を燃やした熱き生涯。
作者 | 朝井 まかて |
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価格 | 880円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2018年09月28日 |
『噂を売る男 : 藤岡屋由蔵』
作者 | 梶,よう子 |
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価格 | 不明 |
発売元 | PHP研究所 |
発売日 | 2021年08月 |
『阿蘭陀西鶴』
作者 | 朝井,まかて |
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価格 | 不明 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2016年11月 |
『江戸の大山師 天才発明家・平賀源内 長編時代小説』
四国高松藩の下級武士の家に生まれた平賀源内は、長崎で混血の花魁を連れ出し、江戸へ出た。家業も家督も捨て、気ままな男やもめの源内だが、いい女にはすぐ靡く。彼は老中田沼意次の庇護の許、天性の才覚を発揮して本草学、物産学、文学、更にはエレキテルの発明と一攫千金の夢を追いつづけるが…。日本の発明王にして稀代の好色漢・平賀源内の破天荒な生涯。
作者 | 赤松光夫 |
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価格 | 691円 + 税 |
発売元 | 光文社 |
発売日 | 2001年12月 |
それぞれの作品は、時代背景や人物像を丁寧に描きながらも、一風変わった主人公たちの魅力を引き立てています。ひとつひとつのエピソードを楽しむだけでなく、江戸時代の生活や社会を肌で感じられるのもこのジャンルの醍醐味。それぞれの作家が持つ視点や表現力によって、同じ江戸時代でも異なる風景が描かれています。そんな作品たちを読むことで、現代とは異なる視点や価値観を知るきっかけになるでしょう。
また、変わり者だからこそ可能な視点や行動によって、当時の常識や既成概念を打破するさまざまな人間模様が展開されます。彼らのひねくれた発想や行動が、読者に新たな視点を提供し、思考の幅を広げるきっかけとなるでしょう。このように、江戸時代の奇人変人を描いた作品は、エンタートイメントとして楽しむだけでなく、学びの要素も兼ね備えているのです。
最後に、読む作品ごとに異なる個性的な登場人物たちと共に、楽しく時代を旅する感覚も堪能できます。現代の生活からちょっと離れて、江戸時代の世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。きっと新たな発見や感動が待っているはずです。今回ご紹介した作品群を通じて、江戸時代の奇人変人たちの世界に触れ、その豊かさをぜひお楽しみくださいませ。
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