翻訳の違いを読み比べ!各社から出版された「シャーロック・ホームズの冒険」6選
一世を風靡した名探偵ホームズの物語は、いろんな出版社から出版されていますよね。さて、同じホームズの冒険でも、翻訳者や出版社によってその解釈や印象は大きく変わります。実は、それぞれを読み比べるのも一つの楽しみ方なんです。明解で軽快な翻訳が好きな方や、難解さが魅力と感じる方まで、自分の求める「シャーロック」がきっと見つかるはず。そこで今回は、翻訳の違いを読み比べられる6作品をピックアップ。これをきっかけに新たなホームズ像に出会えることを願っています。
『シャーロック・ホームズの冒険改版』
ロンドンにまき起る奇怪な事件を追って神出鬼没する名探偵シャーロック・ホームズは、その怜悧な推理と魅力的な個性で読者を魅了する。近代探偵小説を確立したホームズ物語の第一短編集。赤毛の男が加入した奇妙な組合のからくりを追う『赤髪組合』、乞食を三日やったらやめられない話『唇の捩れた男』など10編。意表をつく事件の展開、軽妙なユーモアがあふれる作品集である。
作者 | アーサー・コナン・ドイル/延原謙 |
---|---|
価格 | 605円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2011年04月 |
『シャーロック・ホームズの冒険』
19世紀ロンドン、科学者より鋭敏で幅広い知識を持ち、犯罪者より危険で変装の名手、警察をも出し抜く捜査方法で数々の難事件を解決し、王族からも絶大な信頼を得ていた人物がいた。その名はシャーロック・ホームズ。医師にして著名な推理作家コナン・ドイルが世に送り出した、不世出の名探偵とその助手ワトスンの活躍が、色恋にはまったく無関心なホームズも唯一特別と認めた人物の事件を含め、12の事件で描かれる傑作集。
作者 | 石田 文子/コナン・ドイル/えすと えむ |
---|---|
価格 | 924円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2010年02月25日 |
『シャーロック・ホームズの冒険』
ホームズ物語は、月刊誌『ストランド』に短編が掲載されはじめてから爆発的な人気を得た。ホームズが唯一意識した女性アイリーン・アドラーの登場する「ボヘミアの醜聞」をはじめ、赤毛の男に便宜を図る不思議な団体「赤毛組合」の話、アヘン窟から話が始まる「唇のねじれた男」、ダイイングメッセージもの「まだらの紐」など、最初の短編12編を収録。第1短編集。
作者 | アーサー・コナン・ドイル/日暮雅通 |
---|---|
価格 | 968円 + 税 |
発売元 | 光文社 |
発売日 | 2006年01月 |
『シャーロック・ホームズの冒険』
ミステリ史上最大にして最高の名探偵シャーロック・ホームズの推理と活躍を、ワトスンが綴るシリーズ第1短編集。ホームズの緻密な計画がひとりの女性によって破られる「ボヘミアの醜聞」、赤毛の男を求める奇妙な団体の意図が鮮やかに解明される「赤毛組合」、閉ざされた部屋での怪死事件に秘められたおそるべき真相「まだらの紐」など、いずれも忘れ難き12の名品を収録する。
作者 | アーサー・コナン・ドイル/深町真理子 |
---|---|
価格 | 990円 + 税 |
発売元 | 東京創元社 |
発売日 | 2010年02月 |
『シャーロック・ホームズの冒険』
ドイル自身がもっとも愛した短篇であり、探偵小説史上の記念碑的作品“まだらの紐”をはじめ、“ボヘミアの醜聞”、“赤毛組合”など、名探偵ホームズの人気を確立した第一短篇集。夢、喜劇、幻想が入り混じる、ドイルの最高傑作。オックスフォード大学版の注・解説にくわえ、初版本イラスト全点を復刻掲載した決定版。
作者 | アーサー・コナン・ドイル/小林 司/東山 あかね/R・L・グリーン/高田 寛 |
---|---|
価格 | 1210円 + 税 |
発売元 | 河出書房新社 |
発売日 | 2014年03月06日 |
『シャーロック・ホームズの冒険(上)新版』
ホームズがその知性を認めた唯一の女性が登場する「ボヘミア国王の醜聞」、赤毛の人物を救済する謎の団体を追う「赤毛連盟」、ある日届いたオレンジの種に怯える男が不審死をとげる「五つのオレンジの種」など名作6篇を収録。今や誰もが知る名前となったシャーロック・ホームズ。時代を経ても古びることなく読者から熱烈な支持を獲得し続けている名探偵が相棒のワトスン博士とともに挑んだ痛快無比な冒険の数々がここに。
作者 | アーサー・コナン・ドイル/大久保康雄 |
---|---|
価格 | 682円 + 税 |
発売元 | 早川書房 |
発売日 | 2015年04月 |
さて、みなさんはどうでしたか?同じ作品でも、翻訳者により全く違った風味が楽しめるというのも、海外作品の醍醐味ですよね。うまく訳された作品は、まるでその言語で書かれたかのように自然で、時には原作以上に読みやすかったりします。そこには、翻訳者一人ひとりのセンスや解釈が反映されているんでしょうね。立派な創作活動と言っても過言ではありません。
また、読み比べることで、翻訳の違いだけでなく、作品自体の深さや物語の美しさを改めて感じることができるのも面白いところです。前々から好きだった作品でも、新たな発見があるかもしれない。まさに無限の可能性が広がっているのが、物語の世界ですよね。同じ物語でも、眺め方や解釈によって全く違った景色が見えてくる。それこそが、読書の魅力だと私は思います。
私たちがこの記事を通じておすすめしたのも、ただ単に「こちらの版が良い」ではなく、様々な視点から同じ作品に接することで、新たな感動や発見を得てほしいという思いからです。これからも、何度でも読み返したくなるような素敵な作品に出会えますように。皆さんの読書ライフが、一冊一冊の物語に彩られ、より豊かなものになることを願っています。
次回も是非、お楽しみに。それでは、またお会いしましょう。
本サイトの記事はあくまで新しい書籍と出会う機会を創出する場であり情報の正確性を保証するものではございませんので、商品情報や各作品の詳細などは各自で十分に調査した上でご購入をお願いいたします。各通販サイトが提供するサービスは本サイトと関係ございませんので、各通販サイトは自己責任でご利用ください。