イタリアの歴史を知る本4選
イタリアの歴史を学ぶなら、まずは古代ローマ帝国から見始めましょう。ローマ帝国の栄光と滅亡を生き生きと描いた一作目は骨太な歴史小説です。次におすすめは、ルネサンス期のイタリアを舞台に、名画家たちの人間模様と時代背景を描いた作品。イタリア文化の華やかさを感じられます。三つ目は、近代イタリアの形成期を丹念に描いた一冊。リアルな描写は、イタリアの社会問題にも踏み込んでいます。最後に、第二次世界大戦時のイタリアを描いた作品。戦争を生き抜く人々の姿は、必読です。これらを読めば、イタリアの歴史が楽しく学べますよ。
『一冊でわかるイタリア史』
イタリアって、あわただしい。いかにして、ひとつの国になったのか?教科書よりもわかりやすい、イタリアの動乱の歴史。コラム「そのころ、日本では?」でグローバルな感覚も身につく!
作者 | 北原 敦 |
---|---|
価格 | 1870円 + 税 |
発売元 | 河出書房新社 |
発売日 | 2020年05月26日 |
『イタリア史10講』
ヨーロッパ・地中海世界の要たるこの地には、古来じつに多様な人びとが行きかい、ゆたかな歴史を織り上げてきた。リソルジメント(統一運動)以降の近現代史はもちろん、古代・中世における諸勢力の複雑な興亡も明快に叙述。北と南、都市と農村といった地域性や、文化史にも着目し、その歩みをとらえる。好評「歴史10講」シリーズ第四弾。
第1講 諸文化と古代ローマ 黎明期〜4世紀
1 諸文化の到来と生成
2 ローマの拡大
3 帝政期のイタリア
第2講 三つの世界の狭間で5世紀〜11世紀
1 西ローマ帝国の崩壊と外来勢力の侵入
2 イタリア王国
3 三つの世界の狭間
4 カトリック教会の発展
第3講 南北のイタリア中世盛期 12世紀〜14世紀
1 都市国家の発展ーー北イタリア53目次iシチリア王国ーー南イタリア
2 教皇権と教皇領
第4講 ルネサンスの時代 15世紀を中心に
1 都市経済の繁栄
2 フィレンツェとルネサンス
3 人文主義者と芸術家たち
第5講 宗教改革と五大国の時代 15世紀後半〜17世紀前半
1 領域国家の形成
2 イタリア戦争
3 宗教改革と対抗宗教改革
4 スペインの平和
第6講 バロックから啓蒙改革へ 17世紀後半〜18世紀
1 バロックの時代と文化
2 経済構造の転換
3 三つの継承戦争とイタリア
4 イタリアの啓蒙改革
第7講 リソルジメントの時代 19世紀前半
1 フランス革命とナポレオン支配
2 ウィーン体制とリソルジメント
3 イタリア統一の過程
第8講 自由主義期と国民国家形成 19世紀後半〜20世紀初頭
1 統一国家の課題
2 右派政権と左派政権
3 クリスピ時代と世紀末危機
4 ジョリッティ時代
5 世紀転換期の文化
第9講 ファシズムの時代 20世紀前半
1 第一次世界大戦と戦後の混乱
2 ファシズム政権の成立
3 ファシズム体制と合意の形成
4 第二次世界大戦とレジスタンス
第10講 イタリア共和国 20世紀後半〜現在
1 共和政の成立と戦後再建
2 「経済の奇跡」と中道左派政権の成立
3 「熱い秋」と「鉛の時代」
4 冷戦体制の崩壊と第二共和政の時代
あとがき
主要参考文献
作者 | 北村 暁夫 |
---|---|
価格 | 1100円 + 税 |
発売元 | 岩波書店 |
発売日 | 2019年03月21日 |
『近代イタリアの歴史 16世紀から現代まで』
16世紀から現代にいたるイタリアの歴史を、通史とともに、それぞれの時代に関する理解を深めるための最適なテーマを切り口に概観するテキスト。最近の研究動向も反映し、近現代イタリアをコンパクトに理解できる。
作者 | 北村暁夫/伊藤武 |
---|---|
価格 | 3520円 + 税 |
発売元 | ミネルヴァ書房 |
発売日 | 2012年10月 |
『プロの添乗員と行くイタリア世界遺産と歴史の旅増補改訂版』
何度行っても魅力の尽きない国イタリア。ヴェネチア、フィレンツェ、カプリ島、アマルフィ、アルベロベッロはお馴染みだと思いますが、チンクエ・テッレ、サン・ジミニャーノ、チヴィタ、シラクーザって知ってますか?知って行くのと何も知らないで行くのでは旅の印象は大違い!訪問回数50回以上のベテラン添乗員が30の世界遺産と個性溢れる町々の歴史や見所を分かりやすくガイド。
作者 | 武村陽子 |
---|---|
価格 | 1540円 + 税 |
発売元 | 彩図社 |
発売日 | 2018年09月 |
それぞれの本で、ルネサンス期から現代まで、様々な時代のイタリアを旅するように読み進めていけば、歴史の深淤を感じることができるでしょう。しかし、イタリアの魅力は歴史だけではありません。その土地土地の文化、風景、そして人々の生活にまで目を向けることで、よりイタリアの歴史を深く理解することができます。
また、これらの本を読むことで、現代のイタリアがどのように形成されてきたのか、またその背景にある思想や価値観を知ることができ、一見華やかなイタリアの裏側にある物語にも気づくことでしょう。そして、それらが今のイタリア人のライフスタイルや思考、感性にどう反映されているのかを考えるのも面白いですね。
また、歴史や文化だけでなく、各地方の特色、美味しい料理、素晴らしいアート、情熱的な音楽など、イタリアの様々な要素が作中で描かれています。それらを通じて、あなた自身がイタリアへの興味を深め、また実際に訪れてみたいと思うかもしれませんね。
最後に、これらの本を読んでイタリアの歴史を学ぶことは、ただ単に知識を増やすだけでなく、結果として自分自身の視野を広げ、異文化理解を深める手段となります。世界がひとつの村である現代において、異なる文化背景を持つ人々と共存していくためには、相手の歴史や文化を理解し、リスペクトすることが不可欠です。だからこそ、ぜひ一度手に取ってみてください。きっとあなたの人生に新たな視点をもたらしてくれることでしょう。+
本サイトの記事はあくまで新しい書籍と出会う機会を創出する場であり情報の正確性を保証するものではございませんので、商品情報や各作品の詳細などは各自で十分に調査した上でご購入をお願いいたします。各通販サイトが提供するサービスは本サイトと関係ございませんので、各通販サイトは自己責任でご利用ください。