沖縄が舞台の本10選

沖縄の青い海、白い砂浜、豊かな自然と文化が鮮やかに描かれた作品たちを集めました。戦時中の沖縄をリアルに描いた心に響く物語や、沖縄の神秘的な伝承を織り交ぜたファンタジー、地元の人々の暮らしや思いを掘り下げた社会派の作品など、本当に様々です。かつての琉球王国の栄華を描いた歴史小説から、現代の都市部まで、時代背景も幅広く描かれています。そして、何よりも人々の「ちむぐくる(思いやり)」の心が共通して表現されていて、読むたびに沖縄への愛が深まります。どれも味わい深く、一度手にとったらきっと最後まで離せないでしょう。あなたもぜひ、この沖縄が舞台の素晴らしい本たちの世界に浸ってみてください。
『かりゆしブルー・ブルー 空と神様の八月(1)』

「人間の上でもなく、下でもなく。私たちのすぐそばにいるもの。それが沖縄の神々さ」
怪異を祓うため神々の住む島・白結木島を訪れた春秋の前に現れたのは、地元の少女、空。天真爛漫で島想い、どこまでもフリーダムな彼女に呆れる春秋だったが、空は神様との縁を切ることで怪異を祓う“花人”の後継者ーー春秋が島を訪れた理由そのものだった。未熟ながらも、島の人々とともに怪異解決に挑む少年少女の、沖縄青春ファンタジー!
★イラストシリーズ『蒼囲空』×カミツキレイニーの沖縄タッグが贈る、青春活劇!
作者 | カミツキレイニー/白狼 |
---|---|
価格 | 682円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2017年05月31日 |
『サイハテの救世主 PAPERI:破壊者』

日本の最南端、沖縄県にやってきた沙藤葉は自らを天才だと名乗り、お隣さんの美少女・濱門陸とケンカをしながらも賑やかに暮らし始める。だが葉が記憶を取り戻したとき、世界破滅のシナリオが動き始める!?
作者 | 岩井 恭平/Bou |
---|---|
価格 | 682円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2012年03月31日 |
『なんくるない』

沖縄には、神様が静かに降りてくる場所があるー。心ここにあらずの母。不慮の事故で逝った忘れえぬ人。離婚の傷がいえない私。野生の少女に翻弄される僕。沖縄のきらめく光と波音が、心に刻まれたつらい思い出を、やさしく削りとっていく…。なんてことないよ。どうにかなるさ。人が、言葉が、光景が、声ならぬ声をかけてくる。なにかに感謝したくなる滋味深い四つの物語の贈り物。
作者 | よしもとばなな |
---|---|
価格 | 572円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2007年05月29日 |
『首里の馬』

問読者(トイヨミ)--それが未名子の仕事だ。沖縄の古びた郷土資料館で資料整理を手伝う傍ら、世界の果ての孤独な業務従事者に向けてオンラインで問題を読み上げる。未名子は、この仕事が好きだった。台風の夜に、迷い込んだ宮古馬(ナークー)。ひとりきりの宇宙ステーション、極地の深海、紛争地のシェルター……孤独な人々の記憶と、この島の記録が、クイズを通してつながってゆく。第163回芥川賞受賞作。
作者 | 高山 羽根子 |
---|---|
価格 | 605円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2022年12月23日 |
『宝島. 上』

作者 | 真藤,順丈 |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2021年07月 |
『アンマーとぼくら』

作者 | 有川,浩,1972- |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2020年08月 |
『テンペスト. 第1巻 (春雷)』

作者 | 池上,永一,1970- |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | 角川グループパブリッシング |
発売日 | 2010年08月 |
『小さな恋のうた』

作者 | 平田,研也 |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2019年03月 |
『新装版 ひめゆりの塔』

太平洋戦争末期の沖縄戦。女子師範と第一高女の女学生ばかりで結成されたひめゆり部隊の二百人が野戦病院を出発し、砲撃の中を米須の洞窟に向かい、玉砕するまでの九十日を描く。慕われた先生も、かけがえない親友も、妹も、次々に落命していく……。沖縄を盾として、乙女たちに死の行進を強いた軍閥への深い憎しみと怒り、戦場に散った若い生命への愛惜が胸に迫る名著。文字を大きくした新装版。
死の行進
雨降りやまず
戦火と青春
花散り花咲く
ガジュマル樹と塩の山
あとがき
語注
作者 | 石野 径一郎 |
---|---|
価格 | 726円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2015年12月15日 |
『さんかく山のマジルー 真夏の夜の夢』

『ナビィの恋』『ホテル・ハイビスカス』で知られる中江裕司監督の最新映画『真夏の夜の夢』の原点を描いた書き下ろし。精霊(キジムン)マジルーが400年以上の時を超えて、世界中を飛び周り、なんとシェイクスピアとも出会ってしまう!精霊と人間が織り成す奇想天外物語。
作者 | 中江 裕司 |
---|---|
価格 | 704円 + 税 |
発売元 | ポプラ社 |
発売日 | 2015年01月02日 |
そこには海と空のコントラストが美しく広がり、人々の暮らしはのんびりと豊かな自然に溶け込み、ある時は力強く、ある時は柔らかく、多彩な情感を描き出しています。それが、南の島・沖縄での物語です。海に囲まれた沖縄の大地で育った人々の心の内側に迫る作品たち、それぞれが織り成す人間ドラマ、風土とともに織り込まれた社会の姿を表現したものたちが,私たちの想像力を刺激し、沖縄の風景や人々、そしてその歴史に思いを馳せさせます。
いかがでしたか?今回紹介した10作品は、そのどれもが沖縄独特の風土や文化、人々の暮らしが色濃く反映されています。そしてそのなかには、沖縄の現実を真摯にとらえ直視しようとする姿勢や、悲しみと向き合いながらも前を向いて進もうとする力強さ、そして何よりも人間の生きる強さや美しさが刻まれています。
沖縄は、明るさと哀しみが同居する土地です。そして、その土地を生きる人々の物語を描いた作品たちが、読者の心を揺さぶり、何か新たな発見や考えを生み出す契機となることでしょう。題材やテーマは様々ですが、そのどれもが沖縄を舞台にした一冊という共通性で繋がっており、それぞれが異なる角度から沖縄のありのままの姿を描き出しています。
せっかくなら本書を手に取り、読み進める中で自分がどのように感じ、どのように考えるのか。それぞれの物語から何を感じ取るのか、一冊一冊の中に秘められた世界を味わってみてください。きっと、あなただけの沖縄が見つかるはずです。それはまさに、読書の楽しみと冒険と呼ぶに相応しい体験となることでしょう。
次回もまた、日本各地を舞台にした作品を紹介していきます。それぞれの地が生んだ多種多様なストーリーたち、彼らの送る生活の中に潜む普遍的なメッセージに、今回同様、ご注目ください。豊かな読書ライフに、彩りと深みを添えてくれることでしょう。
本サイトの記事はあくまで新しい書籍と出会う機会を創出する場であり情報の正確性を保証するものではございませんので、商品情報や各作品の詳細などは各自で十分に調査した上でご購入をお願いいたします。各通販サイトが提供するサービスは本サイトと関係ございませんので、各通販サイトは自己責任でご利用ください。