家康・信長・秀吉!三英傑を描いたおすすめ歴史小説10選「信長の原理」「家康の軍師」など話題作をご紹介
日本の戦国時代を彩った三英傑、信長・秀吉・家康。彼らの戦略や人間性を描いた面白い歴史小説はたくさんありますよ。信長の力強いビジョンとすご腕、秀吉の知謀と美学、家康の冷静な眼差しと絶対的な存在感。大河ドラマよりリアルに描かれた三者三様の英傑像に、あなたもきっと魅了されるはずです。はたして誰の物語があなたの心を最も動かすのか、10冊の名作からその答えを見つけてみてくださいね。戦国時代の混沌とした世界を巧みなストーリーテリングで描いた一冊一冊に、きっと感動するはずです。
『信長の原理 上』
「垣根涼介の時代小説こそ
真に『独創的』という言葉がふさわしい。」
ーー恩田陸氏
何故おれは、裏切られ続けて死にゆくのかーー。
斯界の絶賛を受けた歴史長編、ついに文庫化!
織田信長は、幼少時から孤独と、満たされぬ怒りを抱えていた。
家督を継ぎ、戦に明け暮れていた信長はある日、奇妙な法則に気づく。
どんなに鍛え上げた兵団でも、働きが鈍る者が必ず出る。その比率は、幼い頃に見た蟻と同じだ。人間も、蟻と同じなのか……と。
信長は周囲の愚かさに苛立ちながらも、軍事・経済の両面で戦国の常識を次々と打破。怒濤の血戦を制してゆく。
不変の“法則”と史実が融合した革新的エンタテインメント!
作者 | 垣根 涼介 |
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価格 | 814円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2020年09月24日 |
『家康の軍師1 青龍の巻』
天文11年(1542)年の三河岡崎城。弱小大名の松平家に誕生した家康は、人質として各地で幼少期を過ごす。尾張の織田家での信長との出会い、駿河の今川家での太原雪斎との出会いなど、生涯にわたって影響を及ぶ武将との出会いに恵まれ、家康は成長し、乱世に一歩を踏み出した。これまでの「強い」家康像を覆す、岩室流「泣き虫家康」、開幕。
作者 | 岩室忍 |
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価格 | 990円 + 税 |
発売元 | 朝日新聞出版 |
発売日 | 2022年11月07日 |
『王者の妻 : 豊臣秀吉の正室おねねの生涯 上』
作者 | 永井,路子,1925-2023 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 朝日新聞出版 |
発売日 | 2023年06月 |
『覇王の家(上)』
徳川三百年ー戦国時代の騒乱を平らげ、長期政権(覇王の家)の礎を隷属忍従と徹底した模倣のうちに築き上げた徳川家康。三河松平家の後継ぎとして生まれながら、隣国今川家の人質となって幼少時を送り、当主になってからは甲斐、相模の脅威に晒されつつ、卓抜した政治力で地歩を固めて行く。おりしも同盟関係にあった信長は、本能寺の変で急逝。秀吉が天下を取ろうとしていた…。
作者 | 司馬 遼太郎 |
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価格 | 825円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2002年04月 |
『関ケ原』
作者 | 岡田,秀文,1963- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 双葉社 |
発売日 | 2013年07月 |
『家康が最も恐れた男たち』
2023年大河ドラマの主人公・徳川家康。彼は臆病者だから天下を取れた!? 新たな切り口で実像に迫る連作短編。家康小説の決定版。
作者 | 吉川 永青 |
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価格 | 924円 + 税 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2022年10月20日 |
『豊臣秀長 : ある補佐役の生涯. 上』
作者 | 堺屋,太一,1935-2019 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 文芸春秋 |
発売日 | 1993年04月 |
『銭の弾もて秀吉を撃て : 海商島井宗室』
作者 | 指方,恭一郎 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 日本経済新聞出版社 |
発売日 | 2014年03月 |
『白鷹伝: 戦国秘録』
作者 | 山本 兼一 |
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価格 | 2980円 + 税 |
発売元 | 祥伝社 |
発売日 |
『戦国十二刻 終わりのとき』
大坂夏の陣。劣勢に立つ豊臣秀頼は、一縷の望みをかけ自ら出陣することを決意する。だが、母の淀殿はそれを頑なに阻むのだったー。衝撃の結末に息を呑む珠玉の傑作「お拾い様」ほか、山本勘助、今川義元、徳川家康ら名高き武将たちが死を迎える最期の二十四時間を、濃密に描く全六編を収録する。斬新な歴史解釈と鮮やかなどんでん返しに彩られた奇跡の作品集。
作者 | 木下昌輝 |
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価格 | 660円 + 税 |
発売元 | 光文社 |
発売日 | 2019年07月11日 |
そうそう、歴史小説の醍醐味と言えば、実際の歴史上の人物たちのドラマが織り成す人間模様ですよね。さらに、当時の生活背景や時代背景を見ることができるのも魅力の1つ。特に今回ご紹介した三英傑と呼ばれる三人の戦国武将の物語は、彼らの魅力や心情、そして時代を生き抜く孤独や葛藤がリアルに描かれていて、一読する価値があります。それぞれの作品が、三英傑と言う一人の武将を中心として描くことで、その深い人間性と時代を動かした偉大なる意志をより深く理解することができます。
また、現代の私たちが史実だけでなく創作からも学べるのが、これらの作品の発信するメッセージ。理想と現実、仁義と野望、果たせなかった恋…普遍的なテーマが鮮やかに描かれています。その中で織りなす人間関係、策略、謀略は、単に歴史を学ぶだけでなく、今の時代にも通じるヒントや気づきを与えてくれます。
もちろん、エンターテインメントとしての面白さも忘れてはいけませんよね。戦国時代の英雄たちが生き抜く様子は、ただただ壮絶。その生き様が、作者たちの手によって一つ一つ丁寧に描かれ、読者へと伝わってくるのです。息をのむ展開、涙を誘うエピソード、胸を焦がすラブストーリー…どの作品もそれぞれ独自の色を持ちながら、一つの時代と男たちの姿を描き出しています。
週末にはゆっくりと、これらの作品を手に取ってみてはいかがでしょうか。歴史好きの方はもちろん、そうでない方でも十分に楽しむことができる作品群です。新たな視点で戦国時代を見つめ直し、その魅力を再発見できるはずです。三英傑たちの生きざまと、彼らが生きた戦国時代の世界に、ぜひ一緒に触れてみてくださいね。
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