面白いエッセイ10選

面白いエッセイを10冊集めてみました!生活の中の何気ない発見や、隠れた人間ドラマ、時には社会に対する洞察まで、エッセイの世界は無限大。笑いあり、涙ありの10冊を通して、筆者たちの視点で世界を見てみませんか?日々の生活に新たな視点や考え方をもたらすこと間違いなし!エッセイにはそれぞれの筆者が持つ個性や視点が詰まっています。そこから感じ取ることができるメッセージは、読んだものそれぞれによって違ってくるのがエッセイの魅力ですよね。これらのエッセイが皆さんの日常の一部となり、多くの刺激を与えてくれることでしょう!
『桜庭一樹読書日記: 少年になり、本を買うのだ。』

作者 | 桜庭 一樹 |
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価格 | 966円 + 税 |
発売元 | 東京創元社 |
発売日 |
『小説以外』

本好きが嵩じて作家となった著者は、これまでどのような作品を愛読してきたのか?ミステリー、ファンタジー、ホラー、SF、少女漫画、日本文学…あらゆるジャンルを越境する著者の秘密に迫る。さらに偏愛する料理、食べ物、映画、音楽にまつわる話、転校が多かった少女時代の思い出などデビューから14年間の全エッセイを収録。本に愛され、本を愛する作家の世界を一望する解体全書。
作者 | 恩田陸 |
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価格 | 649円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2008年06月 |
『私は幽霊を見ない』

私は幽霊を見ない。見たことがない。さらに目が悪い。心眼でも見えないし、知覚する脳の器官も機能しない……。だけどいつでもどこでも怖がっている筋金入りの怖がりだ。
そんな著者は怪談雑誌「幽」で、怪談実話を連載することになった。そこで小学校時代からの恐怖体験から振り返る。築百二十年の小学校の女子トイレには、“四時ばばあなる老怪女”や“病院で死んだ三つ子の霊”が出現したこと。大学時代の友人たちから怖い話を聞き取りしたこと。友達の友達のお姉さんがイギリスのホテルで胸苦しくて目覚めると、金髪の白人女性がなにかをまくしたてながら首を絞めてきた話や、所属していたカメラクラブの部室の廊下を首のない女が走るという話などを思い出す。幽霊を見ない両親ですら、怪現象に遭遇している。夜ふと目を覚ますと白装束の自分の母親(著者の祖母)がベッドの脇にものも言わず、無表情で立っていたという。
芥川賞を受賞し、上京した際には、編集者や出会った人たちからの聞き取りを怠らなかった。タクシー運転手が背負った自殺者の霊の話、マン島で見た妖精のような小さい人と目が合うとウインクしてどこかへ消えた話、自分が殺される夢を見たその夜に殺人事件が起こった話、深夜誰もいないトイレで鳴らされたナースコールなど。
心霊体験をしたいがために、徳島県の廃墟ホテル訪問したり、レジデンスで訪れたアメリカで出ると言われているホテルに泊まったが幽霊には出会えず。
幽霊には会えていないけれど、幽霊とは何かという問いの答えは知っている。“幽霊とは、生きているときに上げられなかった声”だ。
私たちは誰であれ今でも、上げられない声を抱えながら生きているから、こんなにも幽霊を追い求めるのだろう。著者の幽霊探しの旅は続く。
私は幽霊を見ない
富士見高原病院の幽霊
消えてしまううものたち
国立民族学博物館の白い犬とパリで会った猫
ついに幽霊とニアミスする
はじめて心霊スポットへ行く
幽霊はいないけれど、不思議なことはある
理想の死に方とエレベーターと私が殺した植物たち
アメリカの空港で幽霊を探す
夢が現実になる話
幽霊とは生きているときに上げられなかった声だ
後日談 ※書き下ろし
作者 | 藤野 可織 |
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価格 | 1650円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2019年08月30日 |
『向田邦子ベスト・エッセイ』

お人好しと意地悪、頑固と機転…
人間の面白さを描いた名エッセイ!
家族、食、旅など、テーマ別に末妹が50篇を精選
幼いころから磨かれた観察眼と黙っちゃいられない正義感。向田邦子の手にかかれば、ごく平凡に見える日常が鮮やかな色彩を帯びて動き出す。考え抜かれた言葉選びと胸がすくどんでん返しは、まさにエッセイのお手本。「姉のところには何故か面白いことが押し寄せてくる」と語る末妹が選んだ、家族、食、私、仕事のことから処世術まで。ちくま文庫オリジナル・アンソロジー。
解説 角田光代
作者 | 向田邦子/著 向田和子/編集 |
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価格 | 900円 + 税 |
発売元 | 筑摩書房 |
発売日 | 2020年03月11日 |
『文庫 猫は神さまの贈り物<エッセイ編>』

猫との日常には、いつも新たな発見がある。
太古より人間の側で暮らしてきた猫は、時代や飼われ方によって色々な表情を見せる。猫と犬の性質の差や猫好きと犬好きの違いについて思いを馳せる「猫と犬」(谷崎潤一郎)や、吉行家で飼っていた〈モテる〉雄猫と彼についての思い出を語る「モテる系統のネコ」(吉行淳之介)など、猫の生態と猫が繋ぐ人々の機微を味わうエッセイ集。
【収録作品】
谷崎潤一郎『猫と犬』『猫──マイペット』
奥野信太郎『養猫記』
木村荘八『我猫記』『私の猫達』
寺田寅彦『舞踊』
大佛次郎『お通夜の猫』『山寺の猫』『ここに人あり』
豊島与志雄『猫性』
白石冬美『桃代の空』
吉行淳之介『モテる系統のネコ』
長部日出雄『家なき猫たち』
熊井明子『私の猫がいない日々』
夏目漱石『猫の墓』
中村眞一郎『私の動物記・猫』『猫の災難』
柳田國男『猫の島』
山崎朋子『わが家のライオン』『猫の引っ越し』
黒田亮『猫にマタタビの誘惑』
島津久基『銀の猫』
作者 | 谷崎 潤一郎/吉行 淳之介/奥野 信太郎/木村 荘八/寺田 寅彦/大佛 次郎 |
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価格 | 748円 + 税 |
発売元 | 実業之日本社 |
発売日 | 2020年12月04日 |
『井上ひさし ベスト・エッセイ』

むずかしいことをやさしく・・・幅広い著作活動を続け、多岐にわたるエッセイを残した「言葉の魔術師」井上ひさしの作品を精選して贈る。解説 佐藤優
作者 | 井上ひさし/著 井上ユリ/著 |
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価格 | 950円 + 税 |
発売元 | 筑摩書房 |
発売日 | 2019年06月10日 |
『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬 (文春文庫)』

作者 | 若林 正恭 |
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価格 | 790円 + 税 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2020年10月07日 |
『深く、しっかり息をして 川上未映子エッセイ集』

作者 | 川上未映子 |
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価格 | 1584円 + 税 |
発売元 | マガジンハウス |
発売日 | 2023年07月07日 |
『もものかんづめ (集英社文庫)』

作者 | さくらももこ |
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価格 | 429円 + 税 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2018年10月19日 |
『極め道 爆裂エッセイ』

「ブス」通りすがりの男に言われて許せる?マッチョかつ知性派、理想の男は今いずこ!みんなご飯は「ヘツって」食べるでしょう?レジもトイレも基本は一列並びの早い者順!キスするときって、おめめパッチリなわけ?-普通に生活していても、感じることは無限大。ぜんぶ言葉にしてみたら、こんな感じになりました。注目の新人作家、エッセイ第1弾。
作者 | 三浦しをん |
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価格 | 544円 + 税 |
発売元 | 光文社 |
発売日 | 2007年06月01日 |
以上、ここまで私の厳選したエッセイ10選をご紹介させていただきました。本やエッセイといった一見すると硬そうなイメージもあるかもしれませんが、それぞれに作者の思いや人生観、何よりも面白さが詰まっています。レジャータイムに手にとるも良し、何かに迷った時の参考書として利用するも良し、それぞれの生活の中で自分らしい読み方を見つけていただければと思います。
さまざまなジャンルのエッセイを選びましたが、それぞれにユーモラスさや真剣さ、人間的な温かさや鋭さがあります。エッセイならではの視点は、読む人それぞれに違った発見を与えてくれるはずです。本というのは、同じ一冊でも、読む人の心境や経験などによって、全く異なる感受をもたらしてくれるものです。それこそが文学の面白さであり、本と私たちとの深い関わりの証なのではないでしょうか。
また、この10作品が皆様の人生に新たな視点を与え、何か刺激を与えてくれたら嬉しいです。どのエッセイも、生きるということをあらためて考え直す、そんな力を持っています。元気がない時、ふとした疑問が浮かんだ時、新しい挑戦をしたい時…そんな時に手に取って読んでみてください。きっと、柔軟な思考のヒントが得られることと思います。
最後に、読み手の皆様へ向けて一つだけ言わせてください。それは、何事も自分の目で確かめ、自分の頭で考えることの大切さです。あることが面白いのかつまらないのかは、自分自身が決めるべき事です。本を通じて一つ一つの事象を自分なりに解釈し、自分なりの道筋を見つけていくことは、人生を豊かにする一つの手段です。このエッセイ10選が、その手助けとなる一冊になれば幸いです。
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