旅行がテーマの現代小説おすすめ10選「暗い宿」「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」など話題作をご紹介
旅行の魅力を描いた小説は、様々な思いが交錯する物語性を楽しめます。謎を抱えた宿と旅人の出会いや、ウィスキーを通じて結ばれた友情の物語など、臨場感あふれる描写が心を揺さぶります。旅はまた人間の内面を描き出す強力なキーウェアでもあります。読みながら同時に旅行の楽しさ、切なさや喜びを感じられる一方、物語の果てに舞い落ちる意外な結末にも驚かされます。ここでご紹介する10作品は、まさに現代小説の極み。普通の日常では体験できない、独特の情感と深みに満ちた作品ばかりです。ぜひ読んで、旅の魅力に浸りませんか?
『暗い宿』
作者 | 有栖川,有栖,1959- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 角川書店 |
発売日 | 2003年10月 |
『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』
シングル・モルトを味わうべく訪れたアイラ島。そこで授けられた「アイラ的哲学」とは?『ユリシーズ』のごとく、奥が深いアイルランドのパブで、老人はどのようにしてタラモア・デューを飲んでいたのか?蒸溜所をたずね、パブをはしごする。飲む、また飲む。二大聖地で出会った忘れがたきウィスキー、そして、たしかな誇りと喜びをもって生きる人々-。芳醇かつ静謐なエッセイ。
作者 | 村上 春樹 |
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価格 | 737円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2002年11月 |
『旅猫リポート』
この絆は、恋愛を超える。カギしっぽのナナと心優しい青年サトルの、最後の旅の物語。
野良猫のナナは、瀕死の自分を助けてくれたサトルと暮らし始めた。それから五年が経ち、ある事情からサトルはナナを手離すことに。『僕の猫をもらってくれませんか?』一人と一匹は銀色のワゴンで”最後の旅”に出る。懐かしい人々や美しい風景に出会ううちに明かされる、サトルの秘密とは。永遠の絆を描くロードノベル。
Pre-Report 僕たちが旅に出る前のこと
Report-01 コースケ
Report-02 ヨシミネ
Report-03 スギとチカコ
Report-3.5 最後の旅
Report-04 ノリコ
Last-Report
作者 | 有川 浩 |
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価格 | 770円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2017年02月15日 |
『夢はトリノをかけめぐる』
作者 | 東野,圭吾,1958- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 光文社 |
発売日 | 2009年02月 |
『遠い太鼓』
作者 | 村上,春樹,1949- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 1993年04月 |
『明日のマーチ』
解雇。それは張り紙一枚の出来事だった。ある日突然、僕らは年収200万円の生活からも見捨てられた。どうしよう。どこに行って、何をする?-歩く。それが、僕らの決断だ。クビを切られたカメラ会社がある山形から、東京へ。600キロ。4人で始まった行進は、ネットを通じて拡散し、メディアを賑わし、遂には政府が動き出す。僕らの青春を等身大に描いた、傑作ロードノベル。
作者 | 石田 衣良 |
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価格 | 693円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2013年12月25日 |
『地球のはぐれ方 : 東京するめクラブ』
作者 | 村上,春樹,1949- 吉本,由美,1948- 都築,響一,1956- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2008年05月 |
『ラオスにいったい何があるというんですか? (文春文庫)』
作者 | 村上 春樹 |
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価格 | 957円 + 税 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2018年04月10日 |
『旅する練習』
中学入学を前にしたサッカー少女の亜美と、小説家の叔父。コロナ禍で予定が消えた春休み、二人は、徒歩で鹿島アントラーズの本拠地を目指す旅に出る。期間は約一週間。利根川沿いをゆき、ドリブルをして、風景を描写する。歩く、書く、蹴るーこれは練習の旅だ。三島由紀夫賞、坪田譲治文学賞をダブル受賞。
作者 | 乗代 雄介 |
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価格 | 704円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2024年01月16日 |
『津軽』
作者 | 太宰,治,1909-1948 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2004年06月 |
それぞれの作品が、持っている固有の世界観と共に、旅というテーマを全く別の視点から描いています。多種多様な旅行の形、中には日常の中で気付かないうちに旅をしているかもしれない、そんな表現にも出会えるでしょう。また、旅先で出逢った人々との交流を描いた作品もあります。彼らの対話からは、生きていく上での知恵や、生きる喜びを感じることができます。
加えて、旅を描いた作品ならではの風景描写も見逃せません。実際の場所に足を運びたくなるような鮮やかな描写からは、作者の深い愛着を感じることができるでしょう。また、そこに描かれる食事のシーンは思わずお腹が空いてしまうほどリアルで、食べ物という文化を通じて違う文化圏の人々と触れ合う醍醐味を描いています。
ただ、これらの作品を読む際に、ただ楽しむだけではなく、登場人物や作者の気持ちを理解しようと努力することが重要です。そうすることで、各作品の世界により深く入り込めるはずです。
ぜひ、一冊ずつ、ゆっくりと時間をかけて読んでみてください。そして、それぞれの作品が持つ個別の魅力を存分に味わってください。その中にあなた自身の新たな旅の始まりを見つけられることでしょう。では、素晴らしい読書の旅をお楽しみください。
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