音を読め!音楽小説8選

音楽が描かれる作品といえば思い浮かぶものも多いかと思いますが、音楼やステージの風景を牽引する音色があるでしょうね。ピアノ一曲で彼らの世界が切り開かれ、心に迫りくる言葉に耳を傾けると、心そのものが音楽に満ち溢れます。格闘技の如く、筆者と主人公が挑むクラシック音楽の厳しさと美しさ、雲間から差し込む光に染まる彼らの成長の痕跡。青春とロックンロールが躍動するページたちは、一度読み始めたら止められない熱量を放っていますよ。そして、思春期の敵意と友情とが混ざり合った中で生まれる、バンドの絆と初めての愛。音楽から派生するストーリーを表現した作品、一緒に感じてみませんか?これら8つの音楽小説は、それぞれが鮮やかな音色を奏でています。
『ラブカは静かに弓を持つ』

武器はチェロ。
潜入先は音楽教室。
傷を抱えた美しき潜入調査員の孤独な闘いが今、始まる。
『金木犀とメテオラ』で注目の新鋭が、想像を超えた感動へ読者を誘う、心震える“スパイ×音楽小説"!
少年時代、チェロ教室の帰りにある事件に遭遇し、以来、深海の悪夢に苛まれながら生きてきた橘。
ある日、上司の塩坪から呼び出され、音楽教室への潜入調査を命じられる。
目的は著作権法の演奏権を侵害している証拠をつかむこと。
橘は身分を偽り、チェロ講師・浅葉のもとに通い始める。
師と仲間との出会いが、奏でる歓びが、橘の凍っていた心を溶かしだすが、法廷に立つ時間が迫り……
【著者略歴】
安壇 美緒 (あだん・みお)
1986年北海道生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。2017年、『天龍院亜希子の日記』で第30回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。2020年、北海道の中高一貫の女子校を舞台にした青春長編『金木犀とメテオラ』を刊行、書店員からの熱い支持を受けロングセラーとなる。
作者 | 安壇 美緒 |
---|---|
価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2022年05月02日 |
『蜜蜂と遠雷』

私はまだ、音楽の神様に愛されているだろうか?ピアノコンクールを舞台に、人間の才能と運命、そして音楽を描き切った青春群像小説。著者渾身、文句なしの最高傑作!
作者 | 恩田陸 |
---|---|
価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | 幻冬舎 |
発売日 | 2016年09月 |
『さよならドビュッシー (宝島社文庫)』

作者 | 中山七里 |
---|---|
価格 | 556円 + 税 |
発売元 | 宝島社 |
発売日 | 2020年01月10日 |
『音楽が鳴りやんだら = when the music stops』

作者 | 高橋,弘希,1979- |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2022年08月 |
『船に乗れ! 1』

作者 | 藤谷,治,1963- |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | 小学館 |
発売日 | 2016年06月 |
『電気じかけのクジラは歌う』

圧 倒 す る 想 像 力
震 え る ほ ど 未 来
「AIがもの作りする時代ーー
じゃあ俺は、何の役に立つ?」
挫折と再生を謳い上げる近未来ミステリー
☆☆☆
絶賛!そして考察の声!
「どんどんと深海に深く深く沈められるため、
ひたすら光が見たくて読み進めさせられる」
「近未来で苦悩する音楽家達の心の叫びを肌で感じるような時間でした」
「AIが自分にとってぴったりの音楽を作り出してくれる世界。
きっとその世界はもうすぐそこまでやってきている」
「音楽・才能に翻弄される様はもの哀しく感じる」
☆☆☆
人工知能の作曲アプリ「Jing」により作曲家が絶滅した近未来。
元作曲家の岡部の元に、自殺した天才・名塚から
指をかたどったオブジェと未完の傑作曲が送られてくる。
彼の残したメッセージの意図とはーー。
名塚を慕うピアニスト・梨紗とともにその謎を追ううち、
岡部はAI社会の巨大な謎に肉薄していく。
作者 | 逸木 裕 |
---|---|
価格 | 1056円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2022年01月14日 |
『異動辞令は音楽隊! (講談社文庫)』

作者 | 内田英治 |
---|---|
価格 | 748円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2022年06月15日 |
『碧空のカノン~航空自衛隊航空中央音楽隊ノート~ (光文社文庫)』

作者 | 福田 和代 |
---|---|
価格 | 660円 + 税 |
発売元 | 光文社 |
発売日 | 2015年10月23日 |
今回は、「音を読め!音楽小説8選」をお届けしてまいりましたが、いかがだったでしょうか。各小説は音楽に対する情熱、あるいは音楽への戦い、友情や恋愛、過去との向き合い方など、音楽を通して描かれる様々な人間ドラマがありまして、まさに音を読む、という感覚に近いかもしれません。
音楽をテーマにした小説や漫画は、他のジャンルとはまた一味違った魅力がありますよね。音楽は文字で表現するのが難しい媒体でありながら、それを小説にし、そして読者がその音をイメージする、という一連のプロセスが、また新たな物語を生み出すのです。
ある作品は、いくつかの音符をつなげるだけで、その場の雰囲気や人物の内面を表現するのに十分な力を持っていることを教えてくれます。またある作品は、音楽を通して人々がどのように絆を深め、互いを理解し、成長していくのかを描いていて、まさしく音楽の力そのものを伝えてくれるのです。
このように、演奏される音楽が直接耳に届かないという制約の中で、音楽の魅力やその背後に流れるストーリーを豊かに描き出すことは、まさに作家の技術と才能の現れだと思います。それぞれの作品が、あなた自身の音楽に対する感じ方や、音楽を通じた物語への興味を掻き立ててくれれば、これ以上の幸せはありません。
それぞれの作品を通して、音楽の奥深さ、そしてそれが人々の生活や心にどのような影響を与えるのかを感じていただければ幸いです。そして音楽という美しい表現手段が、更にあなたの人生を豊かに彩ってくれることでしょう。
本サイトの記事はあくまで新しい書籍と出会う機会を創出する場であり情報の正確性を保証するものではございませんので、商品情報や各作品の詳細などは各自で十分に調査した上でご購入をお願いいたします。各通販サイトが提供するサービスは本サイトと関係ございませんので、各通販サイトは自己責任でご利用ください。