ハワイの日系人を知る本4選
ハワイで生きる日系人のリアルな姿に迫った作品4選をご紹介します。一冊目は、2世代に渡る家族の物語を描いた一作。苦難に満ちたアメリカ移住の経験とそれぞれの世代が抱くアイデンティティの葛藤が感じられます。次に、ハワイの日系人社会で起きた実際の事件を基にした推理小説。地元の風土や風味が溢れ出る描写も楽しみの一つです。三つ目は、戦時中の強制収容所体験を通じて描かれた人間ドラマ。その中で芽生える希望と愛が胸を打ちます。最後に、現代のハワイを舞台にしたラブストーリー。日系人としてのルーツを探求しながら織りなす恋愛模様が魅力的です。
『ハワイ日系人の歴史的変遷: アメリカから蘇る「英雄」後藤濶』
作者 | 堀 江里香 |
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価格 | 2500円 + 税 |
発売元 | 彩流社 |
発売日 | 2021年07月09日 |
『ハワイ日系人の強制収容史 太平洋戦争と抑留所の変遷』
1941年12月の太平洋戦争開戦を受けて、ハワイで行なわれた日系人戦時強制収容。抑留所の開設から終戦後の閉所まで、強制収容の全期間にわたり、抑留対象者がどのように変化したか、並びに、オアフ島に設営されたサンドアイランド抑留所、また、その後身となったホノウリウリ抑留所の「抑留所機能」がいかに変容したかを論じる。未だ総括的な研究が十分ではない、ハワイの日系人強制収容史を、陸軍資料を中心とした一次資料、回顧録、オーラルヒストリー、地図、写真等、多様な資料を組み合わせて検証する。
作者 | 秋山 かおり |
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価格 | 4950円 + 税 |
発売元 | 彩流社 |
発売日 | 2020年03月03日 |
『ハワイ日系人の歴史地理』
本書は第二次世界大戦前のハワイにおける日系人の居住地・出身地・職業について考察するものである。
作者 | 飯田耕二郎 |
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価格 | 3300円 + 税 |
発売元 | ナカニシヤ出版 |
発売日 | 2003年03月10日 |
『エスニシティと社会機関 ハワイ日系人医療の形成と展開』
作者 | 山中速人 |
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価格 | 3960円 + 税 |
発売元 | 有斐閣 |
発売日 | 1998年12月15日 |
ここまで、ハワイの日系人の歴史や文化、様々な人間模様を描いた作品をご紹介してきました。これらの作品を通じて、日系人たちがどのような困難を乗り越え、どのようにして現地社会に根を張り、独自のアイデンティティを築いてきたのかを感じ取っていただけたら幸いです。
それぞれの作品は、個々のエピソードを通じて、歴史の中の人々の生き様を深く掘り下げています。それらは、一見すると単なる過去の話のように思えるかもしれませんが、現在の私たちにとっても大切な教訓を秘めています。その中には、アメリカと日本、そしてハワイという土地をつなぐ橋渡しの役割を果たした日系人たちの思いや、困難な時代を生き抜くための知恵、そして心強い絆が描かれています。
これらの作品を読むことで、ハワイの日系人たちがどのようにして自分たちのアイデンティティを見つけ、それを誇りに思い、次の世代に伝えていくのかを理解する手がかりとなることでしょう。それと同時に、私たち自身が自分たちのルーツを見つめ直し、あらためて自己理解を深めるきっかけにもなることでしょう。
それぞれの作品が、ハワイの日系人の歴史を学ぶのはもちろん、自分たちがどのようにしてこの世界に存在しているのか、どのように自己を定義していくのかを考えるきっかけになれば、これ以上ない喜びとなります。
それでは、何か一つでも興味を持たれた作品がありましたら、ぜひ手にとって読んでみてくださいね。新たな視点からハワイの日系人の歴史を学び、様々な感情や考えを共有できれば、それが一番の読書の醍醐味ですから。ハワイの海風を感じながら、一冊の本に耽ってみてはいかがでしょうか。
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