医療系大学の面接前に読むとためになる本5選
面接前の緊張感を和らげるものといえば、やはり読書ですよね。今回は医療系大学を目指す皆さんにおすすめの一冊を5つピックアップしました。一つ目は、医学生が主人公の青春小説。医者になるための厳しい学習や研究に対する困難さを描いています。二つ目は、臨床医の一日を描いた作品。患者との対話、診断、治療へのこだわりなどを通じて医者のありのままの姿が垣間見れます。三つ目は、医療倫理をテーマにした社会派漫画。難しいテーマをわかりやすく描き出しています。四つ目は、病理医の重要な役割を紹介したドキュメンタリータッチの作品。最後に、患者の視点から見た医療のあり方を描いた感動作。是非チェックしてみてください。
『60分でわかる!AI医療&ヘルスケア最前線 = THE BEGINNER'S GUIDE TO AI MEDICAL TECHNOLOGY』
作者 | 三津村,直貴 岡本,将輝 杉野,智啓 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 技術評論社 |
発売日 | 2019年09月 |
『世界中の医学研究を徹底的に比較してわかった最高のがん治療』
手術や抗がん剤などの効果的な治療のことを悪く言って、がん患者さんに高額な民間療法を売りつけようとする人がいます。彼らの甘言を信じてしまった結果、病院で受けられる有効な治療法を拒絶し、治療のタイミングを逃す患者さんが後を絶ちません。そんな現状を変えるべく、この本は生まれました。本書を読めば、医療関係者でなくとも、がんについて正しく知り、あやしいがん情報を見分けることができるでしょう。
作者 | 津川 友介/勝俣 範之/大須賀 覚 |
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価格 | 1650円 + 税 |
発売元 | ダイヤモンド社 |
発売日 | 2020年04月03日 |
『がんはもう痛くない』
作者 | 内富,庸介,1959- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2018年04月 |
『看護師2.0 逼迫する医療現場に求められるこれからの看護師の役割』
急速に進む超高齢社会と医師不足、医師の偏在という課題に直面する医療現場では、看護師の役割拡大が急務となっています。
これまで看護師の役割は、患者の症状に異変が生じた際に医師の処置を補助するというものでした。しかし現在では、医療行為のなかの特定行為については研修を修了した看護師が単独で行うことができるようになっています。
たとえば人工呼吸が必要になっている患者への鎮静薬の投与の調整など、医師、または歯科医師があらかじめ作成した手順書(プロトコール)に従って、医療的な処置を施すことができるのです。
著者は看護師として働きながら、2015年に東京医療保健大学大学院で看護学修士の学位と診療看護師の資格を取得。その後、医学博士の学位も取得しました。
また、自身が看護師としてステップアップする中で「持てる裁量を最大限に活用し、さらなる専門性を発揮できる看護師」こそがこれからの医療現場には必要不可欠だと考え、全国の“学びたい、学び直したい”看護師に、実践的な知識やスキルをセミナーやオンラインサロン、動画配信で伝え続けています。これまでのセミナー受講者だけでも延べ10万人を超え、その内容は多くの看護師から支持されています。
本書では、超高齢社会の日本が必要とする医療のありかたと現状とのギャップを整理し、これからの看護師に期待される役割と求められる知識やスキルについて解説しています。
これまでの看護師から、看護師2.0という新時代へ。看護に携わるすべての人の “羅針盤”となる一冊です。
作者 | 青柳 智和 |
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価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | 幻冬舎 |
発売日 | 2024年09月02日 |
『現場で役立つ よくわかる緩和ケア』
患者さんとご家族の不安や痛みをやわらげるケア。
Part1 緩和ケアに必要な視点(患者さんやご家族と接するとき、どのような考え方や視点をもっていればよいか、緩和ケアの基本概念を解説)
Part2 信頼を得るコミュニケーション(患者さんやご家族から信頼を得ることの大切さ、コミュニケーションの重要性について解説)
Part3 症状別アセスメントとケア(痛みや吐き気など、さまざまな身体的苦痛に悩む患者さんが少しでも楽に過ごすために、適切なケアを解説)
Part4 非がん疾患のケア(心疾患や呼吸器疾患など、がん以外の患者さんも緩和ケアの対象に)
Part5 緩和ケアの場と多職種連携(療養の場をどこにするか、そこでどのようなケアを受けるか。患者さんの希望をかなえる支援について解説)
Part6 看取りとグリーフケア(終末期を迎える患者さんとご家族へのケアを解説。小児、AYA世代の患者さんへのケアも)
監修者の森田医師(聖隷三方原病院副院長、緩和医療の専門医)による「看護師のすごいところ」コラムも掲載。
医学的な療法や治療が限界になっても、看護にはまだまだできることがあり、看護に限界はない!
Part1 緩和ケアとは
QOLを高める緩和ケア/全人的苦痛とは/必要な視点/「共感」のプロセス など
Part2 緩和ケアとコミュニケーション
信頼を得る/基礎データ/緩和ケア導入時のケア/療養中のケア/ご家族へのケア/尊厳を守る/多職種連携 など
Part3 症状別緩和ケア
痛み/食欲不振/悪液質/悪心・嘔吐/倦怠感/呼吸困難/浮腫/発熱/不安・抑うつ/不眠/せん妄 など
Part4 非がん疾患の緩和ケア
心不全/腎不全/呼吸器疾患/肝不全/認知症/脳神経疾患
Part5 緩和ケアの場と多職種連携
療養場所を選択することの重要性/一般病棟/緩和ケア病棟/施設/在宅緩和ケアと訪問看護 など
Part6 看取り
年代別の緩和ケア(高齢者、AYA世代、小児)/終末期の緩和ケア/グリーフケア など
コラム・看護師のすごいところ(森田達也)
コミュニケーション編:仲良くならなきゃ!・理解しようととどまること
症状緩和編:ケアでなんとかすること・刻一刻変わる目標設定
ACP編:積極的に待つ力、そしてその時が来たらタイミングを逃さないで関わる覚悟
作者 | 森田 達也/佐久間 由美 |
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価格 | 2750円 + 税 |
発売元 | 池田書店 |
発売日 | 2024年04月17日 |
これらの作品に共通するのは、医療の現場をリアルに描き出している点です。医者や看護師、医療従事者全体の日々の奮闘や葛藤、患者やその家族との関わり合い…。あくまでフィクションではありますが、そこに描かれているのは確かに現実の医療現場の一面です。
医療の現場で働くということは、時に心を痛め、時に苦しむこともありますが、その一方で、人の命を救い、健康をサポートするという非常に尊い仕事でもあります。そういった現実の医療を知ることで、あなたがこれから受ける医療系大学の面接でも、より深い理解を示すことができるでしょう。
また、これらの作品はただ現実を描くだけではなく、医療のあり方、社会問題、倫理観といったテーマも盛り込んでいます。これから医療の道を歩む人にとっては、これらのテーマは避けて通れないものです。いずれの作品も思索を深め、幅広い視野を持つための一助となるはずです。
最後に、どれもエンターテイメントとしての面白さも持ち合わせています。そう、学習の一環として読むだけでなく、楽しく読むことも大切ですよ。物語に引き込まれ、愛着を持つことで、より多くのことを自然と吸収し、記憶に残るものです。それぞれの作品から得られる知識やインスピレーションを、ぜひ面接でのアピールポイントに活かしてみてください。そして何より、これからの医療人生がより理想的なものとなりますように。
以上が、医療系大学の面接前に読むとためになる本の紹介でした。これからのあなたのチャレンジを、心から応援しています。さあ、どの作品から手を付けてみますか?
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