犯罪心理学を駆使するプロファイリングミステリー10選「オイディプスの檻」「ダークナンバー」など話題作をご紹介
犯罪心理学やプロファイリングを題材にしたミステリー作品が注目されている。本記事では、そんなジャンルの中でも特におすすめの10作をご紹介する。その中には、様々な犯罪事件を追いながら自らの心の闇に向き合う捜査官たちや、実在のシリアルキラーをモデルにした作品も含まれている。また、不条理な事件が続発する現代を舞台に、人々の生きる場所を取り巻く闇に迫るような作品もある。そんな中でも特におすすめの2作品をランキング形式で紹介する。是非、犯罪心理学に興味のある方や、圧倒的な緊張感を味わいたい方は、本記事を参考にしてほしい。
『オイディプスの檻 : 犯罪心理分析班』
作者 | 佐藤,青南 |
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価格 | 不明 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2017年03月 |
『ダークナンバー』
東京で連続放火殺人事件が発生。警視庁分析捜査係の渡瀬敦子はプロファイリングを元に捜査するが、犯行予測を外してしまう。一方、東都放送の土方玲衣は、同級生の敦子を番組で特集しようと企てる。より注目を集めるため、同時期に起きた埼玉の連続路上強盗致死傷事件を調べた玲衣は、二つの凶悪犯罪を結ぶ“あり得ない線”に気づく。協力し始めた二人が執念の捜査で辿り着いた「存在しない犯人」とは。緊迫の報道×警察小説。
作者 | 長沢 樹 |
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価格 | 1056円 + 税 |
発売元 | 早川書房 |
発売日 | 2020年01月23日 |
『ホワイ・ダニット : 行動心理捜査官・楯岡絵麻』
作者 | 佐藤,青南 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 宝島社 |
発売日 | 2023年04月 |
『異常心理犯罪捜査官・氷膳莉花 怪物のささやき(1)』
都内で女性の連続殺人事件が発生。異様なことに死体の腹部は切り裂かれ、臓器が丸ごと欠損していた。捜査は難航。指揮を執る皆川管理官は、所轄の新人刑事・氷膳莉花に密命を下す。それはある青年の助言を得ること。阿良谷静ー異名は怪物。犯罪心理学の若き准教授として教鞭を執る傍ら、数々の凶悪犯罪を計画。死刑判決を受けたいわくつきの人物だ。阿良谷の鋭い分析と莉花の大胆な行動力で、二人は不気味な犯人へと迫る。最後にたどり着く驚愕の真相とは?
作者 | 久住 四季 |
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価格 | 693円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2020年10月24日 |
『警視庁心理捜査官 捜査一課係長 柳原明日香 新装版』
高級住宅地田園調布の公園で、警察官が殺害された。斬りおとされた首が膝に乗せられ、警察手帳を口に咥えさせられるという凄惨で挑発的な現場だった。捜査一課第二特殊犯捜査第五係の柳原明日香係長が主任となって、警察の威信をかけた捜査が始まる。異常な犯行手口から読み取れるものはなにか?膠着状況を嫌った明日香は、多摩中央署に左遷されていた心理捜査官吉村爽子招集を決断する。
作者 | 黒崎視音 |
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価格 | 737円 + 税 |
発売元 | 徳間書店 |
発売日 | 2021年11月09日 |
『警視庁心理捜査官 KEEP OUT 新装版』
あんた、なんで所轄なんだよ?心理なんとか捜査官の資格もってんだろ、犯罪捜査支援室あたりが適当なんじゃねえのかよ…多摩中央署に強行犯係主任として異動(=左遷)、本庁よりも更に男優位組織でアクの強い刑事達に揉まれる吉村爽子。ローカルな事件の地道な捜査に追われる日々の中で、その大胆な“筋読み”が次第に一目置かれるようになる。「心理応用特別捜査官」吉村爽子の活躍!
作者 | 黒崎視音 |
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価格 | 748円 + 税 |
発売元 | 徳間書店 |
発売日 | 2021年06月08日 |
『屍体配達人 上巻 (新潮文庫 フ 13-35 プロファイリング・シリーズ)』
作者 | ブライアン フリーマントル/Freemantle,Brian/明裕, 真野 |
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価格 | 17円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 |
『認知心理検察官の捜査ファイル 検事執務室には噓発見器が住んでいる』
認知心理学を駆使して嘘を見破る天才検事・大神は、家具や寝具を持ち込んで職場に住み着く変人だった。新人事務官・朝比奈は彼のもとで様々な被告人と遭遇してゆく。披露宴の最中に花婿を殺した花嫁の動機とは。「月が綺麗だったから」と供述する殺人犯の真意は?そして容疑者が乗った飛行機で、なぜ新たな殺人が起きたのか。検事と事務官のバディが活躍する、心理学×リーガルミステリー!
作者 | 貴戸 湊太 |
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価格 | 789円 + 税 |
発売元 | 宝島社 |
発売日 | 2022年06月07日 |
『脳科学捜査官 真田夏希 クリミナル・ブラウン』
神奈川県警の心理分析官・真田夏希の許に、奇妙なプレゼントが届けられた。送り主は、刑事部捜査一課長の福島の名を騙り、中には、見覚えのある衣装を着た人形が入っていたのだ。何者かが脅そうとしているのか。身の危険を感じる夏希をよそに、横須賀で遺体が発見され、彼女は捜査本部に招集されることになる。だが、そこでさらなる衝撃が夏希を襲う。被害者は、以前夏希が捜査に関わった事件で国会議員を辞職した男だったー。
作者 | 鳴神 響一 |
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価格 | 726円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2022年02月22日 |
『犯罪心理捜査官セバスチャン(上)』
心臓をえぐり取られた少年の死体。センセーショナルな事件に、国家刑事警察の殺人捜査特別班へ救援要請が出された。四人の腕利き刑事+かつてのトッププロファイラー、セバスチャン。だがこの男、自信過剰で協調性ゼロ、アドレナリンとセックス中毒、捜査中でも関係者を口説いてしまう、はた迷惑な奴だった。スウェーデンを代表する脚本家がタッグを組んだ、注目の北欧ミステリ。
作者 | ミカエル・ヨート/ハンス・ローセンフェルト |
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価格 | 1210円 + 税 |
発売元 | 東京創元社 |
発売日 | 2014年06月28日 |
今回ご紹介した10作品は、犯罪心理学に着目したプロファイリングミステリーです。犯罪心理学というと、人間の暗部に触れ、深い洞察力が必要とされる分野ですが、これらの作品は、それをリアルかつドラマティックに描き出しています。
ただ単に犯罪を追っているだけでなく、犯人の心理を深く掘り下げ、推理する過程で自分自身も変化していく主人公たち。彼らのプロファイリングによって、事件の真相が浮かび上がってくる様子は、読み手を引き込んで離しません。
一方で、これだけ深い分析をしているからこそ、事件に触れた人々が抱えるトラウマや心の傷まで描き出す作品もあります。作者たちは、犯罪がもたらす被害者達の心の闇も忘れずに描き出しており、読み手には心を打たれることでしょう。
また、犯罪だけでなく、主人公たち自身が抱える葛藤や人間関係も描かれている作品もあります。彼らが犯罪の解決に全力を注ぐ中、自分自身の秘密や過去と向き合わざるを得なくなる様子は、読み手に共感を抱かせることでしょう。
犯罪心理学という分野が身近に感じられる、深い洞察力とドラマティックな展開が魅力のプロファイリングミステリー。是非、一度手に取ってみてください。必ずや、新しい発見があることでしょう。
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