ホラー小説の参考になる資料10選

ホラー小説の世界へようこそ。あなたが新たな怖い話を生み出すための手助けになるよう、推奨の資料を厳選しました。見た目も不気味な歴史の古書、人間の心理を突き詰めた文学作品、海外の民間伝承、都市伝説に至るまで、多種多様な資料を取り揃えています。それぞれの資料からは、異なる恐怖が生まれます。一部の資料は、具体的な描写や情景に重点を置き、視覚的な恐怖を提供します。一方、心理的な恐怖を覚える場合もあります。それら全てを組み合わせることで、あなただけのユニークなホラーを創造できます。これらの資料を活用して、手に汗を握るような物語を描いてみてください。
『恐怖の正体 トラウマ・恐怖症からホラーまで』

うじゃうじゃと蠢く虫の群れ、おぞましいほど密集したブツブツの集合体、刺されば激痛が走りそうな尖端、高所や閉所、人形、ピエロ、屍体ーー。なぜ人は「それ」に恐怖を感じるのか。人間心理の根源的な謎に、精神科医・作家ととして活躍する著者が迫る。恐怖に駆られている間、なぜ時間が止まったように感じるのか。グロテスクな描写から目が離せなくなる理由とは。死の恐怖をいかに克服するか等々、「得体の知れない何か」の正体に肉薄する。
作者 | 春日武彦 |
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価格 | 1012円 + 税 |
発売元 | 中央公論新社 |
発売日 | 2023年09月21日 |
『恐怖の構造』

作者 | 平山,夢明,1961- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 幻冬舎 |
発売日 | 2018年07月 |
『書くことについて』

作家自身が「秘密」を語る。待望の新訳刊行
「われわれ三文文士の多くもまた、及ばずながら言葉に意を注ぎ、物語を紙の上に紡ぎだす技と術に心を砕いている。本書のなかで、私はいかにして『書くことについて』の技と術に通じるようになったか、いま何を知っているのか、どうやって知ったのかを、できるだけ簡潔に語ろうと思っている。テーマは私の本業であり、言葉である」(本文より)
ベストセラーを次から次へと生み出す、アメリカを代表する作家が、自らの「書くことについて」を解き明かしした自伝的文章読本。作家になるまでの苦闘物語から始まり、ドラッグとアルコール漬けの作家生活を語る半自叙伝の回想。書くために必要となる基本的なスキルの開陳。いいものを書くための著者独自の魔法の技。そして「書くことと」と「生きること」を重ね合わせる作者自身の人生観まで。ひとりの作家の「秘密」がそこかしこに語られるドキュメンタリー。
2001年に「小説作法」として翻訳されたスティーヴン・キングの名著を、新たに平明で簡潔な文章で訳した新訳版。新たに巻末には著者が2001年から2009年にかけて読んだ本の中からベスト80冊を選んだリストを掲載。
【編集担当からのおすすめ情報】
本書のカバー写真は、作家カート・ヴォネガット夫人でもあるカメラマン、ジル・クレメンツさん撮影によるもので、ひじょうに貴重な著者の執筆風景。
作者 | スティーヴン・キング/田村 義進 |
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価格 | 880円 + 税 |
発売元 | 小学館 |
発売日 | 2013年07月05日 |
『プロの小説家が教える クリエイターのための怪異図鑑』

作者 | 秀島迅 朝里樹 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 日本文芸社 |
発売日 |
『ネット怪談の民俗学』

作者 | 廣田龍平 |
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価格 | 不明 |
発売元 | |
発売日 |
『日本怪異妖怪事典 関東』

全国の怪異妖怪を地方別で紹介する「日本怪異妖怪事典」シリーズ第2弾!
茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、伊豆諸島、広域、その他、各地域の伝説・伝承に登場する妖怪から現代怪異まで、1300種類以上を掲載!
「日本怪異妖怪事典」は、古代から近現代まで、地方で語られた伝説、伝承、民話、神話、昔話などから、怪異妖怪、不思議な話を収集し、地方別で紹介する事典シリーズです。
【目次】
はじめに
茨城県/栃木県/群馬県/埼玉県/千葉県/東京都/神奈川県/東京都(伊豆諸島)/関東広域/その他
索引/おわりに/参考資料
作者 | 朝里樹/監修 氷厘亭氷泉/著 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 笠間書院 |
発売日 | 2021年10月05日 |
『禁忌習俗事典 : タブーの民俗学手帳』

作者 | 柳田,国男,1875-1962 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 河出書房新社 |
発売日 | 2021年03月 |
『世界の都市伝説大事典』

作者 | 朝里,樹,1990- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 新星出版社 |
発売日 | 2021年07月 |
『日本現代怪異事典』

戦前のこっくりさんにはじまり、
トイレの花子さん、口裂け女、ベートーベンの怪などの学校の怪談、
そして2000年前後にインターネット上で登場する怪異たちまで、
主に戦後(昭和20・1945年)の日本を舞台に語られた
一千種類以上の現代怪異を紹介する、怪異ファン必携の1冊!
作者 | 朝里樹/著 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 笠間書院 |
発売日 | 2018年01月17日 |
『女霊の江戸怪談史 大衆化する幽霊像;タイシュウカスルユウレイゾウ』

怪談流行の絶頂期の近世の状況から、日本人の怪異の関わり方を明らかにし、江戸怪談の個々の事情に目を配りながら、日本における幽霊像の生成を再検討する。日本怪談の長大な流れを解析するためのイントロダクションとなる試み。
【目次】
序ー幽霊とは何か
第一章 仏教と怪談
1僧坊の幽霊像ー鈴木正三・夜話の世界
2執念のかたちー『因果物語』の念と蛇
3心と炎ー『奇異雑談集』に始まるもの
4幽霊の遺念ー僧侶必携マニュアル
5唱導から巷説へー根岸鎮衛『耳嚢』より
第二章 因果・因縁を語ること
1因果はめぐる小車の
2死者の手首ー廻国・懺悔の怪異空間
第三章 怪異と教訓
1蛇となり鬼と化す女の罪科と自省
2女訓と怪異
第四章 女霊の時代
1先妻はなぜ祟るのか
2後妻打ち怪談の系譜
3近世高僧伝への展開ー妬婦の屍にまたがる男
4「人ごころ」の闇ー西鶴と浮世の怪異
第五章 演じられた怪異
1古浄瑠璃の女人蛇体
2元禄歌舞伎と怨霊事
第六章 侍のイエに祟る女霊たち
1徳川小王権の闇ー築山御前伝説
2地方奇談にみる「祟る奥方」
3皿屋敷と名家没落譚
4貞女か悪女かー四谷怪談を歩く
第七章 生活の中の異界
1鬼女と蛇婦の説話史をたどる
2女房の角ー執念のシンボリズム
3文芸化される鬼女ーお伽草子『磯崎』から「吉備津の釜」まで
4京都・歯形地蔵縁起─街角の噂
第八章 地方口碑と江戸怪談
1清姫の蛇性─ 土地の伝承から読む道成寺縁起
2高僧伝と風土─累が淵の原風景
3産女のお弔い
終章 近代文学への通路
泉鏡花と狂女、妖婦─『妖怪年代記』『龍潭譚』の原像
エピローグ
索引
作者 | 堤 邦彦 |
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価格 | 9790円 + 税 |
発売元 | 三弥井書店 |
発売日 | 2024年10月11日 |
以上が、ホラー小説への道標となる資料の数々です。ビギナーでもリサーチが捗るでしょう。最初はこれらの作品を読むだけで怖くて眠れなくなるかもしれません。しかし、恐怖の中にも、手に汗握るスリリングな世界が広がっています。人間の心の闇、死後の世界、禁断の魔術、存在しないはずの生物たち…。それらは現実の世界には存在しないかもしれませんが、想像の世界ではとても鮮やかに存在しています。
これらの作品には、読む人の心を震わせ、世界観が一変するような衝撃的な展開があったり、じわりと心に忍び寄る怖さがあったりと、まさにホラージャンルの奥深さを感じられます。不思議な感覚を植え付け、時にはそれがトラウマになることもありますが、それがホラーの醍醐味といえるでしょう。
そして、ホラー小説を書く側にとっても、これらの作品は大いなるインスピレーションを与えてくれます。どの作品も、怖さの描き方が一つでないことが非常に参考になります。物語性の重要性、キャラクター設定の細かさ、そこから派生する怖さ、全体を通したテーマの統一感。それぞれが巧妙に組み合わさることで、ホラーという同じジャンルでも確立された個々の世界観が現れるのです。
文学の世界は無限大。これらの資料を通じて、自分だけのホラー作品を描き出してください。怖さを生み出すのはあなた自身の想像力です。そして、自分が怖いと感じたことを素直に書き出すことから始めてみてはいかがでしょうか。リアルな恐怖は読者の心にも確実に響きます。あなたの作品で、私たちを新たな恐怖の世界へ誘ってくださいね。それでは、あなたのホラー作品が楽しみに待っています。
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