満州国の歴史を学べる本3選
満州国の歴史への深い理解を助ける3冊をご紹介します。まず1冊目は、孤独な皇帝溥儀の生涯を描いた作品。この本を読むことで、満州国という時代背景がどのように溥儀を形成したかが見えてきます。2冊目のチョイスは、一般人の視点から描かれる満州国。日常の中に溶け込む政治・経済の動きを通じて、当時の生活を垣間見ることができます。最後に3冊目、ある歴史研究者の視点を元にした作品。彼の解説を通して、満州国の歴史を多角的に検証することが可能になります。これらを読むことで満州という地で何が起こったのか、深く理解できることでしょう。
『写真が語る満州国』
五族協和の王道楽土を理想に建国された満州国。満鉄、満映や日本人開拓移民の生活の現実とは。わずか13年で消えた“実験国家”を貴重なビジュアルでひもとく。
躍進満州の野望と挫折
満州民族、漢民族、朝鮮民族、蒙古民族、日本民族が協力し争いのない平和な国づくりを目指した満州国。満州躍進の象徴となった特急「あじあ」号、日満親善のアイコンとなった満映の李香蘭、智謀・石原莞爾参謀が「世界最終戦争」のために引き起こした満州事変、清朝復活の執念にとらわれた皇帝溥儀、国策で満洲に渡った二七万人の満蒙開拓団……。五族協和の王道楽土を夢見た約一五五万人(軍人を除く)の在留邦人はどう暮らしたか。ソ連による満州侵攻、日本敗戦によって、彼らに何が起こったか。わずか一三年あまりで消えた実験国家の建国から崩壊まで貴重写真でひもとく。
序 章 日本の新帝国主義
日露戦争勝利の対価/国策会社・満鉄の誕生/東インド会社を手本にした満州経営/夏目漱石が見た満鉄付属地/第一次世界大戦と日本の青島攻略/満州永久独占「対華二十一カ条要求」/軍閥割拠の時代/満州駐屯軍「関東軍」の登場
第一章 満州永久支配
張作霖爆殺事件(満州某重大事件)/張学良の抗日政策/事変前夜の万宝山事件と中村大尉事件/満蒙領有の謀略開始/「事件」から「事変」へ/独立国家樹立「満蒙問題解決案」/愛新覚羅溥儀の天津脱出/軍閥四巨頭による満州独立宣言/政府要識を占める日系官吏/国際連盟脱退と熱河作戦
第二章 王道楽土の理想顕現
「五族協和」と「王道楽土」のスローガン/傀儡国家の根本理念/日本人が暮らした主要都市/満映の誕生と甘粕正彦/満映の一枚看板・李香蘭/満州のユダヤ人自治区/大戦勃発で頓挫したユダヤ人定住計画/七三一部隊が繰り返した人体実験/満州国のアヘン経済
第三章 満州産業開発五カ年計画
満鉄と関東軍の相克/産業開発計画という名の戦争準備/巨大コンツェルン「満業」設立/中国人出稼ぎ労働者の存在/強制連行で補った労働力
第四章 拓け満州の大沃野
武装した開拓移民団/先住農民を追い立てた入植事業/一〇〇万戸・五〇〇万人の農業移民計画/「右手に鍬、左手に銃」満蒙開拓青少年義勇軍/一〇〇万人送出を目指した「大陸の花嫁」
第五章 日満一徳一心
日満一体、皇帝溥儀の初来日/皇弟・溥傑の政略結婚/関東軍の満蒙完全支配/太平洋戦争と関東軍/日本の兵站基地・満州国/小銃もない「根こそぎ動員兵」
終 章 満州国の滅失
ソ連軍一七五万人の満州侵攻/全滅する満州東部国境の要塞/国境戦線各地の挺身肉弾戦/満州国皇帝の退位/ソ連軍による開拓団襲撃/六〇万人のシベリア抑留者
| 作者 | 太平洋戦争研究会 |
|---|---|
| 価格 | 1320円 + 税 |
| 発売元 | 筑摩書房 |
| 発売日 | 2024年07月10日 |
『「満州国」見聞記 リットン調査団同行記』
1931年9月18日、中国東北部で勃発した紛争に世界は震撼した。国際連盟は実情把握のため、リットン卿を団長とする調査団を派遣する。日本、中国、満州、朝鮮ーー。一行はゆく先々で昭和天皇、張学良、溥儀ら錚々たる面々と会い、また名もなき民衆の生活をまのあたりにした。調査団の一員のドイツ人政治家が見聞した、戦乱前夜の東アジアの姿。
| 作者 | ハインリッヒ・シュネー/金森 誠也 |
|---|---|
| 価格 | 1320円 + 税 |
| 発売元 | 講談社 |
| 発売日 | 2002年10月 |
『世界史の中の満州国』
侵略、植民地、傀儡?中国の嘘をあばく!日本の資本、技術、頭脳が注がれて生まれた近代都市国家ーその歴史をたどり、真実の姿を解説。キーワードで読み解く分かりやすい「満州国」。
| 作者 | 三野正洋 |
|---|---|
| 価格 | 980円 + 税 |
| 発売元 | 潮書房光人新社 |
| 発売日 | 2022年12月23日 |
以上、満州国の歴史を学べる本3選をお送りしました。どれも、あまり知られていない歴史の一面を学べる貴重な作品ばかりです。戦争や政治の裏側を描いたもの、個々の人々の生活を緻密に描いたものなど、異なる視点から満州国の歴史をまさに体感することができます。
それぞれの作品は、当時の生々しい情景を細部まで描いていて、まるで時空を超えて満州国にタイムスリップしたような気持ちになれます。またその背後にある人々の感情や思惑、社会背景に触れながら、あの時代を深く理解するきっかけとなることでしょう。
特に歴史を学ぶというと堅苦しいイメージがありますが、これらの作品を読むと、まるでドキュメンタリーを見ているかのような楽しさを感じることができます。ただの歴史のページではなく、人の生きざま、感情、社会の動きを具体的に感じ取ることができるからこそ、読後はきっとリアルな歴史の一部に触れたような充実感を味わうことでしょう。
興味深く読み進めるうちに、案外味わっていたであろう現地の空気を想像したり、逆に当時の人々が抱いていたであろう困難や葛藤について考えさせられると思います。一人でも多くの方に、これらの貴重な作品を手に取っていただければ幸いです。
何より、これらの作品を読むことで、ただ歴史を学ぶだけではなく、当時を生きた人々の思いや心情に対する理解も深まることでしょう。それこそが、本当に価値のある読書体験と言えるのではないでしょうか。せっかくなら、歴史の一部を直に感じ、思考し、映像を楽しんでみてはいかがでしょうか。以上が、満州国の歴史を学べるおすすめの本3選でした。
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