弥生時代がわかる本 おすすめ8選 文化・歴史など

弥生時代を色濃く描いた作品を紹介します。遙かな時代の人々の生き様を描いた歴史物語から、弥生時代の遺跡や先人たちの知恵を詰め込んだ資料まで、多種多様。一部は、豊かな写真やイラストも盛り込まれています。文化と歴史がぶつかり合う重厚なストーリー、または日常的な生活の描写など、現代の私たちにとって見えない弥生時代の世界を、誰もが気軽に手に取れる一冊で楽しむことができます。日本のルーツを知りたい方や、歴史好きには特におすすめ。どの本もあなたの心に新たな風景を描き出してくれること間違いなしですよ。どうぞ、あなたのお気に入りを見つけてみてくださいね。
『ビジュアル版 弥生時代ガイドブック』
紀元前10世紀頃、無文土器文化との接触により九州北部の縄文文化が変容を遂げてはじまった弥生文化。水田稲作・畠作の定着、集落の多様化と集落間関係の複雑化、拡大していく社会とそれを支えた祭祀の発達など、弥生文化のダイナミズムをビジュアルに解説する。
| 作者 | 安藤広道/著 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 新泉社 |
| 発売日 | 2023年09月01日 |
『弥生時代の歴史』
稲作は五〇〇年も早く始まっていた! AMS炭素14年代測定法が明らかにした衝撃の事実をもとに、弥生時代の歴史を書き換える。
AMS炭素14年代測定に基づき、水田稲作の開始は従来よりも500年早かったとした国立歴史民俗博物館の研究発表は当時、社会的にも大きなセンセーションを巻き起こしました。発表時には当時の常識からあまりにもかけ離れていたために疑問を呈する研究者も数多くいましたが、その後、測定点数も4500点ほどまでにと飛躍的に増加を遂げ、現在では歴博説の正しさがほぼ確定されています。
では、水田稲作の開始が500年早まると、日本列島の歴史はどのように書き換えられるのでしょうか。一言で言えば、「弥生式土器・水田稲作・鉄器の使用」という、長らく弥生文化の指標とされていた3点セットが崩れ、「弥生文化」という定義そのものがやり直しになったと言うことです。この3つは同時に導入されたものではなく、別々の時期に導入されたものでした。例えば鉄器は水田稲作が始まってから600年ほど経ってからようやく出現します。つまりそれ以前の耕作は、石器で行われていたのです。また水田稲作そのものの日本列島への浸透も非常に緩やかなものでした。水田稲作は伝来以来、長い間九州北部を出ることがなく、それ以外の地域は依然として縄文色の強い生活様式を保持していました。また東北北部のように、いったん稲作を取り入れた後でそれを放棄した地域もありました。関東南部で水田稲作が始まるのは、ようやく前3〜2世紀になってからでした。
とすると、これまで歴史の教科書で教えていたように、何世紀から何世紀までが縄文時代で、その後に弥生時代が来ると単純に言うことはできなくなります。水田農耕社会であるという弥生「時代」の定義は、ある時期までは日本列島のごくごく一部の地域にしか当てはめられなくなるからです。
本書は、このような問題意識の元で「弥生文化」が日本列島に浸透していく歴史を「通史」として描く初めての本です。
はじめに
プロローグ 弥生前史──弥生開始前夜の東アジアと縄文晩期社会──コメの出現
第一章 弥生早期前半(前一〇世紀後半〜前九世紀中ごろ)──水田稲作の始まり
第二章 弥生早期後半〜前期後半(前九世紀後半〜前五世紀)──農耕社会の成立と水田稲作の拡散
第三章 弥生前期末〜中期前半(前四世紀〜前三世紀)──金属器の登場
第四章 弥生中期後半〜中期末(前二世紀〜前一世紀)──文明との接触とくにの成立
第五章 弥生後期(一世紀〜三世紀)──古墳時代への道
エピローグ──弥生ってなに
出典一覧
あとがき
| 作者 | 藤尾 慎一郎 |
|---|---|
| 価格 | 990円 + 税 |
| 発売元 | 講談社 |
| 発売日 | 2015年08月20日 |
『知られざる弥生ライフ : え?弥生土器なのに縄文がついたものがあるって本当ですか!? : 稲作だけじゃない!』
| 作者 | 譽田,亜紀子 スソ,アキコ,1962- 大阪府立弥生文化博物館 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 誠文堂新光社 |
| 発売日 | 2019年06月 |
『弥生時代って,どんな時代だったのか?』
| 作者 | 藤尾慎一郎/山田康弘/松木武彦/吉田広/高瀬克範/上野祥文 |
|---|---|
| 価格 | 3740円 + 税 |
| 発売元 | 朝倉書店 |
| 発売日 | 2017年03月31日 |
『弥生時代』
| 作者 | 武末,純一,1950- 森岡,秀人,1952- 設楽,博己,1956- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 河出書房新社 |
| 発売日 | 2011年07月 |
『ヒスカルセレクション 考古3 弥生時代 邪馬台国への道』
稲作の伝来から邪馬台国の登場にいたる弥生時代の歩みを、弥生人とは何か、弥生時代とは何かを背景に置きながら、衣食住を中心に信仰・流通にいたるまで、カラー写真とカラー図版をふんだんに使いながら解説する。
第一章 弥生人と弥生文化
第二章 弥生人の暮らし
第三章 墓と祭祀
第四章 生産と流通
| 作者 | 設楽 博己 |
|---|---|
| 価格 | 2200円 + 税 |
| 発売元 | 敬文舎 |
| 発売日 | 2019年12月04日 |
『弥生時代人物造形品の研究』
| 作者 | 設楽,博己,1956- 石川,岳彦,1975- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 同成社 |
| 発売日 | 2017年03月 |
『再考「弥生時代」 農耕・海・集落』
| 作者 | 浜田 晋介/中山 誠二/杉山 浩平 |
|---|---|
| 価格 | 6380円 + 税 |
| 発売元 | 雄山閣 |
| 発売日 | 2019年05月28日 |
以上、弥生時代を知るためのおすすめ本8選をご紹介しました。どの本も、弥生時代という、私たち日本人にとって大切な時代を深く理解するのに役立つこと間違いなしです。農耕や鉄器が広まり、人々の生活が大きく変わった弥生時代。さまざまな角度からその時代を探求することで、今の私たちの生活がどのように形成されてきたのか、その道筋を辿ることができるでしょう。
興味のある方はぜひ一冊でも手に取ってみてください。イラストや写真が豊富なもの、専門的な学問をわかりやすく解説したもの、ストーリーとして楽しみながら学べるものなど、様々なアプローチで弥生時代を描いた本たち。どれもまた違う視点から見た弥生時代を知ることができます。
歴史は、過去を知ることで、現在の自分を理解し、未来を想像するための手がかりと言えます。弥生時代を学ぶことは、私たちが今ここで生きている意味を再認識することにも繋がるのではないでしょうか。弥生時代の知識を増やすと、視野が広がり、世界がより豊かに見えてくることでしょう。
今回ご紹介した本の中にあなたの“一冊”が見つかればこれほど嬉しいことはありません。あなたの学びの時間が、さらに豊かなものとなることを願っています。
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