本能寺の変に的を絞った、おすすめ歴史小説
日本史上でもっとも有名な戦いのひとつ、“本能寺の変”を題材にした歴史小説を紹介します。本作は、随所に緻密なリサーチが施され、膨大な史料の中から独自の視点を加えた構成で展開されます。主人公は織田信長と明智光秀で、自らの信念と野望のため、それぞれが思い描く未来を勝手に歩み始めます。武将たちの心理描写が丁寧に描かれ、波瀾万丈の展開にも引き込まれます。歴史好きな方はもちろん、小説やダイナミックな物語が好きな方にもおすすめです。是非、この一冊で戦国時代の世界観を味わってみてください。
『信長の原理』
吉法師は母の愛情に恵まれず、いつも独り外で遊んでいた。長じて信長となった彼は、破竹の勢いで織田家の勢力を広げてゆく。だが、信長には幼少期から不思議に思い、苛立っていることがあったーどんなに兵団を鍛え上げても、能力を落とす者が必ず出てくる。そんな中、蟻の行列を見かけた信長は、ある試みを行う。結果、恐れていたことが実証された。神仏などいるはずもないが、確かに“この世を支配する何事かの原理”は存在する。やがて案の定、家臣で働きが鈍る者、織田家を裏切る者までが続出し始める。天下統一を目前にして、信長は改めて気づいた。いま最も良い働きを見せる羽柴秀吉、明智光秀、丹羽長秀、柴田勝家、滝川一益。あの法則によれば、最後にはこの五人からも一人、おれを裏切る者が出るはずだー。
作者 | 垣根 涼介 |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2018年08月31日 |
『信長の棺 上』
「惟任(光秀)ご謀反」-。安土城で知らせを聞いた太田牛一は、生前の信長の密命に従うべく、5つの木箱とともに西へ向かう。が、佐久間軍に捕えられ能登の小屋に幽閉されてしまう。10カ月後、天下統一を目前に控えた秀吉から伝記執筆を条件に解放された牛一は、天満に小さな隠居所を構え、信長暗殺の謎を追うのだった。
作者 | 加藤 廣 |
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価格 | 693円 + 税 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2008年09月03日 |
『とまどい本能寺の変』
作者 | 岩井,三四二,1958- |
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価格 | 不明 |
発売元 | PHP研究所 |
発売日 | 2014年01月 |
『国盗り物語 1 斎藤道三 前』
世は戦国の初頭。松波庄九郎は妙覚寺で「智恵第一の法蓮房」と呼ばれたが、発心して還俗した。京の油商奈良屋の莫大な身代を乗っ取り、精力的かつ緻密な踏査によって、美濃ノ国を“国盗り”の拠点と定めた!戦国の革命児斎藤道三が、一介の牢人から美濃国守土岐頼芸の腹心として寵遇されるまでの若き日の策謀と活躍を、独自の史観と人間洞察によって描いた壮大な歴史物語の緒編。
作者 | 司馬 遼太郎 |
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価格 | 990円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2004年01月 |
歴史を学ぶことは、自分自身のルーツを辿り、社会に対する理解を深めることに繋がります。人々が進んで歴史を学ぶのは、その背景には未来に対する希望があるからです。歴史は生きた教材であり、今日までの人々の犠牲や苦労、そして勇気を称えることができます。
本能寺の変という出来事は、日本史上非常に有名です。織田信長、明智光秀、そして森蘭丸など、多くの人々がそのときの出来事に巻き込まれました。出来事そのものに関する書籍や漫画は多くあるものの、今回紹介する作品は、本当に優れています。
この小説は、本能寺の変を繰り返すことなく、的を絞って語られています。主人公である織田信長の姿勢や彼の死後、複雑な政情を描写しています。また、歴史上の人物たちの心情や行動に対する理解を深めるための描写が非常に優れていて、読者はどんどん作品に引き込まれていきます。
さらに、この小説は、歴史的事実に堅く基づいているだけでなく、フィクション的な面白みも兼ね備えています。時代背景や人物像がリアルでありながら、架空要素をうまく混ぜ込んでいるのです。そのため、歴史好きな人だけでなく、そうでない人でも楽しめる小説です。
本作品は、一度手にしたら、やめられなくなること間違いなしです。ぜひ読んでいただき、日本の歴史に触れてみてください。今からでも遅くはありません。読書が好きな人も、あまり読書をしない人にもおすすめです。
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