複素関数論の参考書

「複素関数論の参考書」と聞いて「おいおい、それ小説でも漫画でもないだろ?」と思いました?でもちょっと待っててください。想像力を働かせてみて下さいね。あなたが主人公で、目の前に複雑で難しそうな「複素関数論の参考書」が広がっている場面を。しかし、主人公はこの事態にめげず、一生懸命にその内容を理解しようと奮闘する。日々の努力と失敗を繰り返しながら、徐々に理解が深まる。知識も増えて、徐々に複雑で厳しい学問も自分のものになっていく。それはまさに冒険のようで、ドラマチックで、そしてとても人間らしいストーリー。実は学習というのはそういうものなんですよ。本気で立ち向かう姿勢こそが、"複素関数論の参考書"の冒険を楽しみきれる鍵だと思います。
『入門複素関数 = An Introduction to Complex Analysis』

作者 | 川平,友規 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 裳華房 |
発売日 | 2019年02月 |
『複素関数入門 留数計算への道すじ』

本書は、複素関数論をなるべくわかりやすく解説することを目的とした「入門書」である。
執筆においては、「”入門書”としての性質を意識し、解説は可能な限り平易となるようにすること」、「応用的な定理などの紹介よりも、”基本事項”の解説に徹すること」、「例題を多く提示し、計算過程もなるべく略さず説明すること」の3点を常に念頭に置き、複素数の導入から、正則関数の諸理論を経て、留数定理による積分計算の求め方まで、終始懇切丁寧な解説を心掛けた。
複素関数は、純粋数学のみならず電気回路の設計のような実用面においても非常に豊かな広がりをもつ。本書で取り上げた「基本事項」を深く理解すれば、今後、複素関数に関するあらゆる応用例に出会ったとしても、戸惑うことなく対応できるだけの基礎力が身に着けられているはずである。
第1章 複素数
1.1 複素数と,その演算
1.2 複素数平面
1.3 指数関数の拡張;オイラーの等式
1.4 複素数平面内の領域
第2章 複素関数
2.1 複素関数とは?
2.2 簡単な複素関数の例
2.3 多項式(関数)と有理関数
2.4 指数関数と対数関数
2.5 三角関数
第3章 正則関数
3.1 正則関数の定義と性質
3.2 正則関数の性質
3.3 コーシーリーマンの関係式
3.4 正則関数の例
第4章 複素関数の線積分
4.1 複素数平面上の曲線
4.2 複素関数の線積分
4.3 線積分の性質
4.4 実積分と線積分
第5章 コーシーの積分定理と積分公式
5.1 コーシーの積分定理
5.2 コーシーの積分公式
5.3 積分定理(=定理5.1)の証明
5.4 積分公式(=定理5.10)の証明
第6章 ベキ級数
6.1 ベキ級数と,その収束半径
6.2 ベキ級数が定める正則関数
6.3 ベキ級数の加減乗除
6.4 ベキ級数による指数関数三角関数の定義
第7章 正則関数の性質とその応用
7.1 正則関数のテイラー展開
7.2 正則関数の零点と,その位数
7.3 一致の定理
7.4 最大値の原理
7.5 リュービルの定理
7.6 代数学の基本定理
第8章 複素関数の特異点
8.1 複素関数の特異点
8.2 特異点でのローラン展開
8.3 極の位数と留数の計算法
第9章 留数定理とその応用
9.1 留数定理
9.2 留数定理による定積分の計算(その1)
9.3 留数定理による定積分の計算(その2)
9.4 留数定理による定積分の計算(その3)
9.5 留数定理による定積分の計算(その4)
付録 補足
A.1 複素数の数列と級数
A.2 実数変数の複素数値関数の微積分
A.3 集合の上限と数列の上極限
参考文献/索引
作者 | 中島 匠一 |
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価格 | 3850円 + 税 |
発売元 | 共立出版 |
発売日 | 2022年08月10日 |
『1冊でマスター 大学の複素関数』

虚数単位i(i^2=-1)はなんとなく聞いたことがあるでしょうか.理系の方はご存知かもしれません.中学校では実数の範囲でしか2次方程式の解を認めないため,解を持たない2次方程式が存在しますが,高校数学ではこの虚数単位iを導入しているおかげで,実数係数の2次方程式は実数解を持つ場合か虚数解を持つ(実数解を持たない)場合のいずれかになります.しかしながら,虚数単位iの効力はこれではないのです.複素数平面では回転もできます.本書では,虚数単位を扱った複素関数を学びます.実数だけで考えていた窮屈さが,複素関数を学ぶことで自由に開放されたように広がり,自在に数や関数が操れるようになるのです.
複素関数の単位をとりたい方だけではなく,複素数の世界を味わいたい方々にお勧めの1冊です.
別冊の演習問題は,繰り返し解けるように独習用として解答を除いた問題のみのPDFをWebにて配布,また本文解説内でさらに詳細を知りたい方のために「Web補足」としてWebに補足説明を掲載しています.ぜひお役立てください.
はじめに
本書の勉強法
本書のあらすじ
第1章 複素数平面と複素関数
1 複素数の計算
2 複素数平面
3 複素数の関数
第2章 指数関数・三角関数・対数関数
1 べき級数
2 指数関数・三角関数
3 対数関数
第3章 複素関数の微分
1 微分の定義
2 正則関数
第4章 複素関数の積分
1 複素関数の線積分
2 線積分の具体的な計算
3 コーシーの積分定理
コラム コーシーの積分定理の証明
4 コーシーの積分公式
5 複素関数の解析関数
6 リーマン面
コラム 最大値の原理
第5章 ローラン展開と留数定理
1 ローラン展開
2 留数定理
3 留数定理の実関数の定積分への応用
コラム 代数学の基本定理
索引
あとがき
注:以下のファイルをWeb補足としてご用意しています.
必要に応じてご活用ください.
Web 補足1 アポロニウスの円
Web 補足2 初等幾何による(1)、(3)の説明
Web 補足3 マクローリン展開
Web 補足4 複素数の三角関数と実関数の三角関数が異なる点
Web 補足5 f(z)=zn の正則性
Web 補足6 べき級数の各項微分
Web 補足7 ガウス積分
Web 補足8 偶関数の広義積分
Web 補足9 xa*有理関数(a は整数ではない)の定積分
作者 | 石井 俊全 |
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価格 | 2750円 + 税 |
発売元 | 技術評論社 |
発売日 | 2022年07月09日 |
『複素関数入門』

大学理工系・教育系、高専の学生のための良き教科書、参考書。
省末に500題以上の豊富な練習問題があり、演習書としても好適。
数学的厳密さを失うことなく容易に理解できるよう工夫がなされている。
作者 | R.V.チャーチル/著 J.W.ブラウン/著 中野實/訳 |
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価格 | 2857円 + 税 |
発売元 | 数学書房 |
発売日 | 2007年11月01日 |
『複素関数論』

作者 | Kreyszig,Erwin 丹生,慶四郎,1929- 近藤,次郎,1917-2015 ほか |
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価格 | 不明 |
発売元 | 培風館 |
発売日 | 2003年03月 |
『複素関数入門』

変数の範囲を実数から複素数に広げると、驚くほど美しく調和に満ちた世界が開けてゆく。そしてこの複素関数は具体的な問題の解決にも絶大な威力を発揮する。複素関数の初歩の部分は決して難しくはなく、ごく基礎的な知識を身につけるだけで非常に多くの応用が可能になる。この豊かな世界に、微積分の初歩を終えた読者を案内する。
作者 | 神保 道夫 |
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価格 | 2750円 + 税 |
発売元 | 岩波書店 |
発売日 | 2024年10月19日 |
『複素関数の基礎 = Foundations of Complex Function Theory』

作者 | 吉田,伸生 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 共立出版 |
発売日 | 2022年03月 |
まさに「複素関数論の参考書」というタイトル通り、この作品が提供してくれるのは、非常に高度な数学の理論を、初心者でも理解できるように丁寧に説明した世界です。一見難解に見えるかもしれませんが、その後ろに隠された著者の熱意と情熱を感じ取れば、誰でもこの複雑な世界に引き込まれること間違いなしです。
この作品の魅力はなんと言っても、複素数や実数といった普通では目にすることのない、「想像を絶する」方法で問題を解く過程をリアルに描き出している点にあります。また、教科書的な内容だけでなく、その背後にある数学への深い愛情や哲学的な考え方も感じさせてくれます。それはまるで、背筋をピンと張った全うな人間が、深遠なる真理に挑むドラマのよう。知的な興奮を覚えずにはいられません。
それと同時に、これだけだとドライすぎるという方でもご安心ください。ちょっぴりユーモラスな描写や、数学を象徴するキャラクターたちのやりとりも見どころです。生活の中に自然と溶け込む数学の美しさや魅力を、存分に味わうことができます。
教科書をパラパラと捲る喜び、突然頭上で輝く解の星、それを掴むために試行錯誤する青春の喜び。数学とは一体何なのか、なぜ美しいのか。全てを教えてくれるこの作品は、ビギナーからベテランまでを惹きつける、まさしく「複素関数論の参考書」そのものです。この素晴らしい体験を、ぜひ一度皆さんも試してみてください。決して、時間の無駄にはならないと思いますよ。
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