浮世絵の歴史や絵師を知る本 おすすめ6選
浮世絵の幻想的な風景や豪華な衣装に惹かれて、その世界に興味を持ったあなたへ、おすすめの6冊をご紹介します。明治から江戸時代までの浮世絵の歴史が学べる1冊、絵師たちの人間模様を深く描いた1冊、そして技術面から浮世絵を理解するための1冊。さらに、異色の絵師とその作品にスポットを当てた1冊、女性絵師や女性像に焦点を当てた1冊、そして写真や図版を豊富に用い、視覚的に浮世絵を楽しむことができる1冊。これらを通じて、浮世絵の奥深さを存分に感じてみてください。
『浮世絵の歴史 美人絵・役者絵の世界』
独特の魅力を放つ「浮世絵」は、いかにして生まれ、江戸期の象徴的芸術とまでなったのか? 庶民出の町絵師によって、庶民の興味を引く「美人・役者・風景」を題材にし、庶民の購買力によって支えられた浮世絵。本書は浮世絵を日本の近世から現代の美術史として通観する試みである。浮世絵とは、そもそも何だったのかーーこれを読めば、浮世絵のすべてがわかる、入門編にして決定版。
独特の魅力を放つ「浮世絵」は、いかにして生まれ、江戸期の象徴的芸術とまでなったのか? 庶民出の町絵師によって、庶民の興味を引く「美人・役者・風景」を題材にし、庶民の購買力によって支えられた浮世絵。版技術の発達、鳥居・勝川・歌川各派の興亡、「蔦重」と歌麿・北斎・写楽の登場を経て大きな世界を築き、ブームが去ると今度は海外から注目を集め、多くが流出する。本書は浮世絵を日本の近世から現代の美術史として通観する試みである。成立から隆盛に至る江戸期から、幕末の衰退、「低俗」と偏見にさらされた明治以降の研究と海外からの再評価まで、壮大な潮流を俯瞰してゆく。浮世絵とは、そもそも何だったのかーーこれを読めば、浮世絵のすべてがわかる、入門編にして決定版。
作者 | 山口 桂三郎 |
---|---|
価格 | 1155円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2017年06月10日 |
『浮世絵の歴史 カラー版』
はじめてコンパクトな1冊にまとめられた浮世絵の全歴史。掲載作品266、全点オールカラー。浮世絵版画の諸形式・錦絵の色摺順序・浮世絵史年表・絵師生没年表・絵師の系譜・略伝付索引など、図版・関連資料充実。浮世絵の学習・鑑賞に最適・必携の浮世絵史入門書。
作者 | |
---|---|
価格 | 2750円 + 税 |
発売元 | 美術出版社 |
発売日 | 1998年05月 |
『ビジュアル版 江戸十八大浮世絵師 絵師から入る浮世絵の世界』
【百花繚乱 江戸文化の真骨頂 オールスター揃い踏み!!】
菱川師宣 西川祐信 奥村政信 鈴木春信 勝川春章 北尾重政
鳥居清長 喜多川歌麿 東洲斎写楽 葛飾北斎 北尾政美 歌川豊国
歌川国貞 溪斎英泉 歌川広重 歌川国芳 五雲亭貞秀 月岡芳年
ーーほか関連浮世絵師多数共演
作者 | 深光 富士男 |
---|---|
価格 | 2992円 + 税 |
発売元 | 河出書房新社 |
発売日 | 2024年07月29日 |
『世界でいちばん素敵な浮世絵の教室』
美人画、役者絵、判じ絵、花鳥画、などいまや世界的な人気を誇る「浮世絵」についての素朴な疑問に、浮世絵の写真とともにQ&A形式で答えていくビジュアルブック。
Q:そもそも浮世絵の「浮世」ってどんな意味?
Q:浮世絵はどうやって描かれたの?
Q:美人画のモデルになったのはどんな人?
Q:浮世絵に橋の絵が多いのはなぜ?
Q:浮世絵は西洋絵画にどんな影響を与えたの?
Q:葛飾北斎が世界的に有名なのはなぜ?
Q:東洲斎写楽ってどれくらい人気があったの?
Q:歌川国芳の作品に多く猫が登場するのはなぜ?
Q:海外の美術館で多くの浮世絵がみられるのはどこ?
本書に登場する主な浮世絵師(予定)
鈴木春信、鳥居清長、喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川広重、菱川師宣、歌川国芳、歌川豊国、月岡芳年、河鍋暁斎、、、など
★2020年は葛飾北斎生誕260年。
映画『HOKUSAI』2021年公開予定、特別展『北斎』(東京ミッドタウンホール)2021年開催予定
今年から来年にかけて浮世絵が盛り上がります!
作者 | 岡部昌幸 |
---|---|
価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | 三才ブックス |
発売日 | 2020年08月06日 |
『教えてコバチュウ先生! 浮世絵超入門』
浮世絵の楽しさやスゴさがすべてわかる一冊
浮世絵はモネやゴッホをはじめとする印象派の画家や、多くの世界的アーティストを魅了し、世界の美術史にも多大な影響を与えてきました。現代においても、ポップアートのように浮世絵をかっこいいものとしてとらえる風潮が広がっています。
果たして浮世絵は何故世界を魅了し、今また人気が再燃しているのか。
本書では、そんな浮世絵の魅力を、美術史上重要な浮世絵作品52点のカラー画像を使用しながらわかりやすく、講義口調で解説します。
解説するのは国際浮世絵学会会長で、学習院大学名誉教授の小林忠先生。日本の浮世絵研究の第一人者です。小林先生の講義は軽妙で人気が高く、その親しみやすいキャラクターから「コバチュウ先生」の愛称で呼ばれています。
「そもそも浮世絵とは何なのか?」「なぜ世界中の人々の心を感動させる力があるのか?」そして「歌麿大首絵誕生の舞台裏」「写楽の正体の読み解き方」「広重と北斎の名所絵に秘められた知られざる関係」など、通常の美術史論から一歩踏み込んで、おもしろおかしく解説しています。
2020年は浮世絵に関する大規模展覧会が目白押し。そんな浮世絵イヤーに必読の美術入門書なのです。
【編集担当からのおすすめ情報】
2020年は浮世絵に関する展覧会が数多くあります。3月22日まで福岡市美術館で「大浮世絵展」、4月3日〜5月31日まで愛知県立美術館で「大浮世絵展」、4月17日〜6月7日まで森アーツセンターギャラリーで「おいしい浮世絵展」、7月18日〜8月30日まで東京ミッドタウンホールで「特別展 北斎」、7月23日〜9月13日まで東京都美術館で「日本三大浮世絵コレクション」展、そのすべての会場で本書を販売予定です。
特に、2会場で巡回される「大浮世絵展」は、本書の著者小林忠先生が会長を務める国際浮世絵学会が監修となっているため、その会場での販売力は強力と思われます。
さらに、5月頃(現在未定)、映画「HOKUSAI」のロードショーが予定されており、日本中で浮世絵気運の高まりが予想されます。
作者 | 小林 忠 |
---|---|
価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | 小学館 |
発売日 | 2020年02月25日 |
『もっと知りたい浮世絵』
浮世絵についてのベーシックな知識と主要作品を網羅した入門書の決定版。北斎や国芳などの人気絵師はもちろん、貴重な初期浮世絵もとりあげることで、浮世絵の成り立ちや多彩さ、世界から注目される理由を理解できる一冊。
作者 | 田辺昌子 |
---|---|
価格 | 2200円 + 税 |
発売元 | 東京美術 |
発売日 | 2019年12月02日 |
それでは、いかがでしたでしょうか。今回ご紹介した本を通して、浮世絵の世界に触れてみたら、ただ眺めるだけでなく、その背景にある歴史や描き手の思いまで感じ取ることができるようになるかもしれませんね。また、1枚の浮世絵がどのように誕生し、時代とともにどう変化したのか等、浮世絵の深い魅力を感じるきっかけになるでしょう。
このブームが一時期だけに終わらず、次に来る人たちにも引き継がれていくことで、それぞれの絵師が込めた思いや、その時代背景を今後も多くの人が学んでいくことができます。そして何より、浮世絵がただの美術品ではなく、日本文化の一部として次の世代に伝えていくためにも、これらの本を手にとって、深く学んでみてはいかがでしょう。
さらに新たな視点や感動を与えてくれる本たちに出会うことで、自分自身の知識や視野が広がることはもちろん、浮世絵を通じて伝えられるメッセージに共感し、自分の生活にも新たな色を加えることができます。そしてそれを共有することで、同じ趣味を持つ人との交流を深めたり、新たな発見のきっかけになるかもしれません。
何はともあれ、一度浮世絵の魅力を知れば、もうこれといった代替物は見つからない、そんな世界に引き込まれてしまいます。各作品の紹介により、さらにその魅力と深さに触れることができたら幸いです。これを機に、日本の文化を重ねて味わい、新たな視点から感じ、理解してみてくださいね。これからもおすすめの本を探し続ける私たちに、どうぞ、お付き合いいただければと思います。
本サイトの記事はあくまで新しい書籍と出会う機会を創出する場であり情報の正確性を保証するものではございませんので、商品情報や各作品の詳細などは各自で十分に調査した上でご購入をお願いいたします。各通販サイトが提供するサービスは本サイトと関係ございませんので、各通販サイトは自己責任でご利用ください。