闇夜の読書に!おすすめ怪奇ホラー小説10選「粘膜人間」「向日葵の咲かない夏」など話題作をご紹介

怖いのに止まらない、心を引き裂くような感情を求める皆さんへ、私のおすすめ怪奇ホラー小説達を紹介しますよ。首の皮一枚でつながった恐怖を楽しめる作品や、ひんやりとした風がそっと背後から迫るような、そんな心地良い恐怖を描く作品など、幅広くピックアップしました。この中には、震えるほどのゾッとする話や、自分の心が蝕まれていくような絶望感を伴う話が揃っています。その他にも、血の通ったリアルな人間関係が恐怖と絶望に繋がる、そんなグロテスクさを描いた作品も選びました。夜更かしのお供に是非、これらの作品をご覧ください。
『粘膜人間』

作者 | 飴村,行 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 角川グループパブリッシング |
発売日 | 2008年10月 |
『向日葵の咲かない夏』

夏休みを迎える終業式の日。先生に頼まれ、欠席した級友の家を訪れた。きい、きい。妙な音が聞こえる。S君は首を吊って死んでいた。だがその衝撃もつかの間、彼の死体は忽然と消えてしまう。一週間後、S君はあるものに姿を変えて現れた。「僕は殺されたんだ」と訴えながら。僕は妹のミカと、彼の無念を晴らすため、事件を追いはじめた。あなたの目の前に広がる、もう一つの夏休み。
作者 | 道尾 秀介 |
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価格 | 880円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2008年08月 |
『屍鬼(一)』

人口わずか千三百、三方を尾根に囲まれ、未だ古い因習と同衾する外場村。猛暑に襲われた夏、悲劇は唐突に幕を開けた。山深い集落で発見された三体の腐乱死体。周りには無数の肉片が、まるで獣が蹂躪したかのように散乱していたー。闇夜をついて越して来た謎の家族は、連続する不審死とどう関わっているのか。殺人か、未知の疫病か、それとも…。超弩級の恐怖が夜の帳を侵食し始めた。
作者 | 小野 不由美 |
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価格 | 990円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2002年02月 |
『祝山』

ホラー作家・鹿角南のもとに、旧友からメールが届く。ある廃墟で「肝試し」をしてから、奇妙な事が続いているというのだ。ネタが拾えれば、と軽い思いで肝試しのメンバーに会った鹿角。それが彼女自身をも巻き込む戦慄の日々の始まりだった。一人は突然の死を迎え、他の者も狂気へと駆り立てられてゆくーー。
著者の実体験を下敷きにした究極のリアルホラー!
作者 | 加門 七海 |
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価格 | 704円 + 税 |
発売元 | 光文社 |
発売日 | 2007年09月06日 |
『残穢』

怨みを伴う死は「穢れ」となる。穢れは怪異となり、伝染し、拡大する。戦慄の500枚書き下ろし長編ホラー。
作者 | 小野 不由美 |
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価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2012年07月 |
『十三番目の人格ISOLA』

賀茂由香里は、人の強い感情を読みとることができるエンパス。あどけない少女千尋の多重人格障害に胸を痛める。やがて十三番目の人格〈ISOLA〉の出現に、彼女は身も凍る思いがした。
作者 | 貴志 祐介 |
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価格 | 748円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 1996年04月18日 |
『小説 シライサン (角川文庫)』

作者 | 乙 一 |
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価格 | 634円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2019年11月21日 |
『リカ』

平凡な会社員がネットで出会ったリカは恐るべき怪物だった。長い黒髪を振り乱し、エスカレートするリカの狂気から、もう、逃れることはできないのか? 第2回ホラーサスペンス大賞受賞作。
作者 | 五十嵐 貴久 |
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価格 | 781円 + 税 |
発売元 | 幻冬舎 |
発売日 | 2003年10月07日 |
『海と毒薬』

作者 | 遠藤 周作 |
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価格 | 539円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 1960年07月19日 |
『ヨモツイクサ』

「黄泉の森には絶対に入ってはならない」
人なのか、ヒグマなのか、禁域の森には未知なる生物がいる。
究極の遺伝子を持ち、生命を喰い尽くすその名はーーヨモツイクサ。
北海道旭川に《黄泉の森》と呼ばれ、アイヌの人々が怖れてきた禁域があった。
その禁域を大手ホテル会社が開発しようとするのだが、作業員が行方不明になってしまう。
現場には《何か》に蹂躙された痕跡だけが残されてた。
そして、作業員は死ぬ前に神秘的な蒼い光を見たという。
地元の道央大病院に勤める外科医・佐原茜の実家は黄泉の森のそばにあり、
7年前に家族が忽然と消える神隠し事件に遭っていて、今も家族を捜していた。
この2つの事件は繋がっているのか。もしかして、ヨモツイクサの仕業なのか……。
本屋大賞ノミネート『ムゲンのi』『硝子の塔の殺人』を超える衝撃
医療ミステリーのトップランナーが初めて挑むバイオ・ホラー!
作者 | 知念実希人 |
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価格 | 1848円 + 税 |
発売元 | 双葉社 |
発売日 | 2023年05月17日 |
それぞれ異なる切り口で怪奇ホラーの世界を切り開いた本作品たち。個性的な登場人物たち、ひねりの効いたストーリー、そして何よりもその恐怖表現は一読すれば忘れられない、強烈な印象を残してくれるでしょう。
また全作、深淵に立ち向かう人間の姿を通じて、我々自身の内面に迫る独特の視点も見逃せません。人間の心理、生死、そして人間が直面する恐怖。それらに対してどう向き合うか、どう生きるべきか。いくつかのホラーにはそういったインパクトのあるメッセージも秘められています。
また、各作品ともに一編一編が緻密に描かれており、どれも物語展開に一目瞭然の引き込まれる力があります。どんでん返しや予想外の展開も満載で、読者を驚かせます。また、各作品の舞台設定にも注目です。ありふれた日常から離れた異世界まで、見事に描かれた舞台設定は、作品の恐怖感を一層引き立てています。
さて、今回ご紹介した小説たちは、闇夜の読書にぴったりです。どれも個性的な作品ばかりなので、きっとお好みの一冊が見つかるはず。今宵、心地の良い緊張感を味わいながら、ぜひ怪奇ホラーの世界へ一歩踏み入れてみてください。
まだまだ日本には、訪れたことのない者が恐怖と驚きの世界を描く作家が沢山います。これからも素晴らしく怖〜い作品を読者の皆様にお届けできればと思っています。それでは、明日もまた新たな恐怖と共にお会いしましょう。気をつけて、お休みなさいませ。
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