本屋が舞台の小説10選
あなたが本好きなら、本屋が舞台の物語は格別な魅力を持っているはず。そんな本屋LOVEなあなたに向けて、10作品をピックアップしました。ここで登場するのは、新刊のページをめくる香りに包まれた店、歴史を感じさせる古本屋、小さな町の本屋、異世界の本屋。客との交流を通じて成長する主人公たちの姿は、何よりの感動を呼び起こします。彼らが出会う本々は、彼ら自身や社会、人間について深遠な問いを投げかけます。一度訪れたら二度と出たくない、そんな本屋の魅力をたっぷりと詰め込んだ10作品。皆さんも是非、本屋好きならではの胸キュンを体験してみてくださいね。
『本屋さんのダイアナ』
作者 | 柚木,麻子 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2016年07月 |
『ビブリア古書堂の事件手帖 〜栞子さんと奇妙な客人たち〜』
鎌倉の片隅でひっそりと営業をしている古本屋「ビブリア古書堂」。そこの店主は古本屋のイメージに合わない若くきれいな女性だ。残念なのは、初対面の人間とは口もきけない人見知り。接客業を営む者として心配になる女性だった。
だが、古書の知識は並大抵ではない。人に対してと真逆に、本には人一倍の情熱を燃やす彼女のもとには、いわくつきの古書が持ち込まれることも。彼女は古書にまつわる謎と秘密を、まるで見てきたかのように解き明かしていく。
これは“古書と秘密”の物語。
作者 | 三上 延 |
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価格 | 715円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2011年03月25日 |
『書店ガール』
吉祥寺にある書店のアラフォー副店長理子は、はねっかえりの部下亜紀の扱いに手を焼いていた。協調性がなく、恋愛も自由奔放。仕事でも好き勝手な提案ばかり。一方の亜紀も、ダメ出しばかりする「頭の固い上司」の理子に猛反発。そんなある日、店にとんでもない危機が…。書店を舞台とした人間ドラマを軽妙に描くお仕事エンタテインメント。本好き、書店好き必読。
作者 | 碧野圭 |
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価格 | 754円 + 税 |
発売元 | PHP研究所 |
発売日 | 2012年03月16日 |
『緑金書房午睡譚』
高校に通わなくなって数ヵ月。16歳の木守比奈子は大学教授である父が研究休暇でイギリス行きを決めたため、古本屋「緑金書房」に居候をすることに。その店を営む青年は亡き母の親戚だというが、時代遅れの格好をし、どこで寝ているのかもわからない。秘密めいたお店で手伝いをする比奈子は、ひとりになると不思議な気配や視線を感じるように…。本を愛する人へ贈る古書ファンタジー。
作者 | 篠田真由美 |
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価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2010年04月 |
『平台がおまちかね』
作り手と売り場を結ぶ糸をたくさん鞄に詰め込んで、出版社の新人営業、井辻智紀は今日も本のひしめくフロアへと向かう。-でも、自社本をたくさん売ってくれた書店を訪ねたら何故か冷たくあしらわれ、文学賞の贈呈式では受賞者が会場に現れない!?他社の先輩営業マンたちにいじられつつも、波瀾万丈の日々を奮闘する井辻君の、こころがほっとあたたまるミステリ短編集第一弾。
作者 | 大崎梢 |
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価格 | 770円 + 税 |
発売元 | 東京創元社 |
発売日 | 2011年09月 |
『店長がバカすぎて (ハルキ文庫)』
作者 | 早見和真 |
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価格 | 683円 + 税 |
発売元 | 角川春樹事務所 |
発売日 | 2021年08月15日 |
『書店員は見た! 本屋さんで起こる小さなドラマ』
こんなへんてこりんでおもしろい職業ってないかも!
現役書店員さんが、さまざまな悩みを抱えてやってくるお客様に、
ぴったりの本をすすめまくる、
笑いあり涙ありの本屋エッセイ!
今からすぐ本屋さんに行きたくなります!
例えば こんなリクエスト…
・プロポーズするとき指輪と一緒に本を贈りたい
・入院中の本を読まない妻に本をプレゼントしたい
・ワンオペ育児がつらすぎて…
・歴史マニアの彼と旅行に行くことになったが私は歴史に詳しくない
・留学する息子に本を贈りたい
・夫に料理をしてもらうには?
・ワンオペ育児がつらすぎて…
・猫好きな友達に贈る本は?
・ビブリオバトルで「サスペンス」がテーマなら?
・疲れすぎて本も読めなくなったら…
作者 | 森田 めぐみ |
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価格 | 1650円 + 税 |
発売元 | 大和書房 |
発売日 | 2024年05月25日 |
『書店主フィクリーのものがたり』
作者 | Zevin,Gabrielle 小尾,芙佐,1932- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 早川書房 |
発売日 | 2017年12月 |
『ようこそ、ヒュナム洞書店へ』
ソウル市内の住宅街にできた『ヒュナム洞書店』。会社を辞めたヨンジュは、追いつめられたかのようにその店を立ち上げた。書店にやってくるのは、就活に失敗したアルバイトのバリスタ・ミンジュン、夫の愚痴をこぼすコーヒー業者のジミ、無気力な高校生ミンチョルとその母ミンチョルオンマ、ネットでブログが炎上した作家のスンウ…。それぞれに悩みを抱えたふつうの人々が、今日もヒュナム洞書店で出会う。ネットの電子出版プロジェクトから瞬く間に人気を博した、本と書店が人をつなぐ物語。
作者 | ファン・ボルム/牧野 美加 |
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価格 | 2640円 + 税 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2023年09月26日 |
『淋しい狩人』
作者 | 宮部,みゆき,1960- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 1997年02月 |
こんなにも色んな本屋が小説の舞台に選ばれるなんて、改めて考えるとなんともたのしいですね。私たちは日々、多くの物語に触れることができますが、それらの物語たちはどこか特定の場所を舞台に繰り広げられています。その中でも、本屋を舞台にした作品は、まるで私たちがその本屋にいるかのような感覚をもたらすことが多いですよね。
それぞれの作品の中に描かれている本屋は、静かで落ち着いた場所であったり、人々が集う賑やかな場所であったりと、その表情は様々。物語を楽しむだけでなく、一つ一つの本屋の雰囲気を楽しみながら読むのもおすすめです。私たち読者にとっても、作者にとっても、本屋というのは特別な場所なんですね。
また、ここでご紹介した作品を読むことで、自分自身が本屋をどういう場所と感じているのか、改めて考えるきっかけにもなるでしょう。本を手に取る行為が日常的になってしまっている私たちですが、それはそれなりに特別なことなのかもしれませんね。
本を選ぶ楽しさ、読む喜び、それを伝えてくれる本屋という場所。これらを改めて感じてみるためにも、本屋が舞台のこれらの作品を、ぜひ手にとってみてください。日々の生活の中で、少しでも新たな発見や喜びが生まれれば、それはそれで素敵なことですよね。皆様の読書が、そのような役割を果たせますように。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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