高森美由紀おすすめ小説③
今回ご紹介する高森美由紀のおすすめ小説は、彼女のフレッシュな筆致が光る一冊です。現代を舞台に、青春と成長を描いたこの作品は、思わず共感してしまうリアルな描写が魅力。登場人物たちは日常の中で立ち向かう問題や個々の闘いを通じて、人間らしさや人間関係の深さを見つけることで大きく成長していきます。目を通すごとに新たな発見や感動があり、まるで自分自身が主人公と一緒に成長していくような錯覚に陥ってしまうほど。臨場感あふれる物語は、一読するだけで元気をもらえること間違いなしです。
『小田くん家は南部せんべい店』
焼き続けるのは幸せの味。
心を満たすハートフルストーリー。
家族に秘められた深い結びつきに
目頭が熱くなります。
(ジュンク堂書店 藤沢店 鈴木沙織さん)
【あらすじ】
青森県の片田舎にある「小田せんべい店」。
小学四年生の弘毅は家が南部せんべい店であることが恥ずかしかった。
しかしある日、弘毅が家に帰ると、せんべいを焼いていたのは同級生の潤。
家を出ていった母親のために、
いつも一緒に食べていた「小田せんべい」を焼きたかったのだーー。
ずっと続いてきた食べものにはきっとなにかある。
人と人とをつなぐせんべい店一家の物語。
【著者コメント】
青森県の片田舎で南部せんべい店を営む六人家族の物語です。
南部せんべいは、青森県南から岩手県にかけて昔から食べ続けられてきました。
今ではピーナツやゴマを混ぜ込んだり、クッキーっぽく焼いたりしていますが、
基本は、塩と小麦粉と重曹のみの素朴で真っ白な塩味のせんべいです。
飽きがきません。鉄型にはさんでサクサクに焼き上げます。
特徴的なのが耳。型からはみ出た部分を耳と呼び、地元では人気があります。
南部せんべいのように飽きがこずに、いつまでも続いていきそうな小田せんべい店の泣いたり笑ったりの日常。
一つの家族の在り方と、伝統食の行く末、友情、少年の健やかな成長を見守っていただけましたら幸いです。
【目次】
一章 せんべい焼き窯の熱
二章 甘く香ばしいチョコクランチの冬
三章 飴と耳と、手紙
四章 薄胡麻と白
五章 せんべい型
あとがき
| 作者 | 高森美由紀 |
|---|---|
| 価格 | 902円 + 税 |
| 発売元 | 徳間書店 |
| 発売日 | 2026年03月11日 |
『ふたりのえびす』
青森県八戸市の郷土芸能「えんぶり」のえびす舞の踊り手に抜擢された太一。クラスでは明るいおちゃらけキャラを演じているがその心は複雑。「王子」と呼ばれ女子から人気の高い、大路優希とふたりでえびす舞の練習をするなかでたがいの気持ちをぶつけ合う。キャラをあっさり捨てる優希、キャラにしがみつく太一……最後にふたりがつかんだものとは?
1 虫と素手と太一
2 えびす様たんじょう
3 腹立つッ
4 始動
5 海づりさアんべ
6 バレた
7 いんずい
8 さようならンダバ
9 ふたりのえびす様 春をよぶ
| 作者 | 高森美由紀 |
|---|---|
| 価格 | 1540円 + 税 |
| 発売元 | フレーベル館 |
| 発売日 | 2022年01月27日 |
『山のふもとのブレイクタイム』
「あの味っこさ会えて、いかった」
青森県南部の葵岳登山口にあるレストラン。そのシェフ・登磨には亡き祖母との思い出の味があった。それを思い出させてくれたのは、意外な人物で……。
| 作者 | 高森 美由紀 |
|---|---|
| 価格 | 1760円 + 税 |
| 発売元 | 中央公論新社 |
| 発売日 | 2021年09月21日 |
それでは、高森美由紀さんのおすすめ作品を3つ紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。どの作品も魅力は溢れ、私自身も感動し、引き込まれてしまいました。
彼女の作品には、繊細な心情描写やリアルな人間ドラマが巧みに織り交ぜられ、登場人物たちの濃厚な人間性やそれぞれの抱える葛藤がリアルに伝わってきます。劇的な展開や感動的な結末だけではなく、紡がれる言葉一つ一つにも作者の深い思いやメッセージが込められ、読むたびに新たな発見があったり、心に残る名言が満載です。
特に、彼女の描く女性たちは、強さと優しさを兼ね備え、時には脆さも見せながら、自分の道を切り開いていく姿が、女性だけでなく、様々な立場の人に共感を呼び、勇気を与えてくれます。それはこれまでの社会の枠組みにとらわれず、自分らしさを貫く大切さを語り続けているからでしょう。
彼女の作品を通じて、人と人との繋がりの大切さ、相手の心を理解しようとする優しさ、人生の真実、自分自身を見つめ直すきっかけを与えてくれます。現代社会を生き抜く全ての人々へ、高森美由紀さんの作品はきっと何かを教えてくれるはずです。
まさに「文学」の醍醐味を存分に享受できる作品ばかりです。まだ読んだことがない方は是非一度、読んでみてください。また、高森美由紀さんの他の作品も是非チェックしてみてくださいね。それでは、シリーズ最終回の「高森美由紀おすすめ小説第四」もお楽しみにお待ちくださいませ。
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