高森美由紀おすすめ小説⑧

いつもピグレットのように可愛らしく、時には黒豹のように鋭く、高森美由紀さんの小説はまさしく「物語の宝箱」。その中で、今回ご紹介する作品は特に驚きました。主人公は柔軟な思考で日々を過ごし、読む者に考える力を促す。脇役すら丁寧に描かれており、その一人一人を大切にする気持ちが滲んでいます。従来の彼女の作品と比べ、新境地を開いた一作。それでいて高森美由紀さんらしさは健在で、心地良い読後感も抜群です。今まで読んだことのない人も必見ですよ。
『森のクリーニング店 シラギクさん こわがりにサヨナラ』
| 作者 | 髙森美由紀 jyajya |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | あかね書房 |
| 発売日 |
『妖精のスープ』
小学5年生の春香は、クラス替え以来、友だちが作れないでいた。家では妹の愛香がお母さんを独占していて寂しい。そんなある日、森で小さなおばあさんを見かけた。色あざやかな装いが、春香には妖精のように感じられた。思い切って家を訪ねる春香に、妖精のおばあさんは、スープをふるまう。しかし、とてもまずいスープだった…。妖精と慕うおばあさんとの交流で、少女がコンプレックスを乗り越え、自分の居場所を見つけていく物語。
| 作者 | 高森美由紀/井田千秋 |
|---|---|
| 価格 | 1320円 + 税 |
| 発売元 | あかね書房 |
| 発売日 | 2017年10月20日 |
『そしてぼくらは仲間になった』
★「ズッコケ三人組」シリーズ40周年記念企画★
男の子、女の子、ロボット……こんな三人組、あり!?
子ども時代に「ズッコケ三人組」の洗礼を受けた作家たちが、「三人」をキーワードに現代ならではの友情を描く、読み切り競作集。
夏祭りの夜、ひょんなことから苦手だったクラスメイトと迷子の面倒を見たり、犯罪者を捕まえることになる「夏のはぐれもの」(小嶋陽太郎)、泥だらけで学校にきたり、教室で居眠りをするクラスメイトの少女を、男子二人で放課後尾行し、彼女といっしょにサルビアの種を植えることになる「ブリリアントなサルビアを」(高森美由紀)、ネットでつながった見ず知らずのゲーム友だちが、偶然にも現実世界で協力して事件を解決する「ドラゴン退治はスニーカーで!」(福島直浩)、クラスの空気を読むことにつかれた少女が、空気の読めない、というより最初から読もうとしていない二人組と心を通わせる「生きもの仲間」(虹山つるみ)、VR(ヴァーチャル・リアリティ)ゲームの中にしか存在しないロボットを修理するために冒険する「子どもでも大人でも、男でも女でもない」(向井湘吾)、以上5編を収録。
【著者プロフィール】
小嶋陽太郎(こじま・ようたろう)
1991年長野県生まれ。『気障でけっこうです』でボイルドエッグズ新人賞と北陸文庫大賞を受賞。著書に『おとめの流儀。』『ぼくのとなりにきみ』『放課後ひとり同盟』など。
高森美由紀(たかもり・みゆき)
1980年青森県生まれ。『いっしょにアんべ!』でちゅうでん児童文学賞と児童文芸家協会新人賞を、『ジャパン・ディグニティ』で暮らしの小説大賞を、『花木荘のひとびと』でノベル大賞を受賞。
虹山つるみ(にじやま・つるみ)
山口県生まれ。『セパ!』でポプラズッコケ文学新人賞を受賞。
福島直浩(ふくしま・なおひろ)
1977年東京都生まれ。著書に『サンタ・カンパニー プレゼント大作戦』、「怪盗ジョーカー」ノベライズシリーズなど。
向井湘吾(むかい・しょうご)
1989年神奈川県生まれ。『お任せ! 数学屋さん』でポプラ社小説新人賞を受賞。著書に「トリプル・ゼロの算数事件簿」シリーズなど。
| 作者 | 小嶋 陽太郎/高森 美由紀/福島 直浩/虹山 つるみ/向井 湘吾 |
|---|---|
| 価格 | 1540円 + 税 |
| 発売元 | ポプラ社 |
| 発売日 | 2018年11月13日 |
それでは今回も高森美由紀さんの素晴らしい作品たちをお伝えさせていただきました。彼女の作品は、すべてが一本の糸でしっかりと繋がっていて、その糸を辿っていくと、まるで迷宮のような彼女の創造する世界が広がっています。物語とキャラクターが織りなす絆や、時には切なさを抱えつつも前を向いて進む彼らの姿に、読んでいて思わず心が動かされてしまう。そんな魅力が詰まっているのが、高森美由紀さんの作品です。
彼女の作品は、どれも深く考えさせられるものばかり。言葉を紡ぎ出す彼女の才能には、何度読み返しても新たな発見があり、絶対に飽きることがありません。感じ取るものがあるからこそ、読んだ後も長く心に残る。そんな作品を生み出す彼女の才能を改めて感じることができました。
そして、これまで8回にわたって高森美由紀さんの作品をご紹介してきましたが、彼女の世界観をすべて語りつくすことはとても難しいです。彼女の持つ独自の視点や想像力は、読者を巧みにストーリーに引き込み、物語の最後まで放さない魅力があります。それぞれの作品に込められたメッセージやテーマ、そして登場キャラクターたちの心情をじっくりと味わって、自分なりの解釈を見つけてみてください。
改めて、高森美由紀さんの作品がこれほどまでに素晴らしいと感じるのは、彼女が描く世界がそこに存在する全てのキャラクターたちを大切にして、一人一人が主役であるように生き生きと描かれているからこそ、だと思います。
それで、今回の紹介があなたの次の一冊を選ぶ指針となれば嬉しいです。また新たな発見や感動を抱きながら、高森美由紀さんの作品との出会いを楽しんでいただければと思います。それでは、次回のおすすめ作品紹介をお楽しみに!
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