夏休みに読みたいキケロ3選!

夏休みといえば海!キケロの作品でまず読みたいのは南の島を舞台にした作品です。夏ならではの開放感溢れる海辺の風景や、ひと夏の恋を描いたストーリーが心を揺さぶります。次にぜひ手に取っていただきたいのはキケロの青春群像劇。友情、恋愛、成長の痛みや喜びを丁寧に描き、共感を引き出す力が凄まじいです。そして最後に、キケロならではの緻密な社会派作品を。夏休みの大いなる時間を使って、深く考えさせられる作品に触れてみてはいかがでしょうか。どの作品も必ず読む価値あり!キケロの世界に引き込まれてみてくださいね。
『キケロー書簡集』

古代ローマの政治家・弁論家キケロー(前106-前43)の書簡は、激動の時代に重要な役割を担った人物の証言として、計り知れない歴史的価値を持つ。「うちとけて、おかしみのある」調子で語られることもある書簡には、公刊を前提に書かれたものとはひと味違った、生身の人間キケローの多面的な姿があらわれている。112通を精選。
作者 | マルクス・トゥリウス・キケロ/高橋宏幸 |
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価格 | 1518円 + 税 |
発売元 | 岩波書店 |
発売日 | 2006年12月 |
『ラテン語を読む キケロー「スキーピオーの夢」』

「辞書を引いてラテン語で書かれた作品を読み解きたい」という、ラテン語学習者の夢を実現させました。
テキストとして取り上げたのはキケローの代表作『国家について』の最終巻「スキーピオーの夢」。原文のすべての単語に文脈に即した説明がついています。また丁寧な文法解説、逐語訳、全文訳をつけて、きめ細かく作品を読んでいきます。
この本があれば、「なぜこのラテン語はこのような日本語に訳せるのか」その理由が手に取るようにわかります。
独習でラテン語講読ができる、家庭教師代わりの一冊です。
作者 | 山下 太郎 |
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価格 | 3630円 + 税 |
発売元 | ベレ出版 |
発売日 | 2017年05月12日 |
『キケロ-選集(6)』

作者 | マルクス・トゥリウス・キケロ/岡道男 |
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価格 | 5500円 + 税 |
発売元 | 岩波書店 |
発売日 | 2000年06月 |
これで私のオススメする夏休みに読みたいキケロの小説を3つ紹介しましたが、いかがだったでしょうか。キケロの作品は、深い思索と緻密な描写、語り口調の美しさによって、読者が彼の世界観に浸ることができます。また、古代ローマの著名な弁護士が虚構の人物として描かれている点も興味深いですよね。
どの作品にも共通しているのが、彼の鋭い分析力と人間観察眼、そして必ずといっていいほど見事に描かれる話の結末です。登場人物たちへの深い理解と共感を通して、その心情や動機が細やかに描かれます。それによって、読者はまるで彼らと一緒に冒険をしているかのように感じることでしょう。
また、キケロの作品は、人間性や社会問題、哲学的思索を巧みに織り交ぜながら物語を展開します。それらは時には読者を深い思索へと誘い、また時には胸を締めつけるような感動を与えます。そういった意味で、キケロの作品はただ楽しむだけでなく、読む者に深く考えさせるきっかけを提供してくれるのです。
スリリングな展開やリアルな描写、そして何よりもその豊かな人間性に引き込まれ、きっと読んだ後にはあたたかい余韻を感じられるでしょう。そして何度も読み返したくなる、そんな魅力がキケロの作品には詰まっています。
夏休みという特別な時間を、キケロの世界で過ごしてみてはいかがでしょうか。きっと新たな発見や感想があることでしょう。それでは、それぞれの作品が皆さんにとって素晴らしい一冊となりますように。読書の旅を、楽しんでくださいね。
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