鎌倉時代がわかる本 おすすめ5選 歴史や人物など
皆さん、鎌倉時代の魅力に触れてみたくないですか?歴史上の重要な人物の生き様や、固有の文化、または時代背景など、様々な角度からこのエポックを探求できる5冊の本を厳選しました。うち一冊は政治の舞台裏から見た鎌倉時代を描き出す秀作です。また、一冊は精緻な描写で女性たちの生活を描いた作品。人間関係の複雑さや心理描写が光る一冊もあります。さらに、鎌倉時代の宗教観を丁寧に解説した本もピックアップ。最後に、一般的な歴史書とは一線を画す一冊は、時代の流れや思想を一つ一つ丁寧に説明し、読者に分かりやすく伝えてくれる一冊です。どれも鎌倉時代の世界観を深く理解できる宝物ですよ。
『鎌倉時代全史完全ビジュアルガイド』
作者 | 小和田,泰経 |
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価格 | 不明 |
発売元 | カンゼン |
発売日 | 2022年07月 |
『一冊でわかる鎌倉時代』
作者 | 大石,学,1953- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 河出書房新社 |
発売日 | 2022年01月 |
『知るほど楽しい鎌倉時代』
鎌倉時代の武士は一族の土地と繁栄を守るために自らが命を懸けて戦った。戦場においては絢爛たる甲冑に身をまとい、名乗りを上げ、一番乗りを競い、勲功の証拠にと矢には名前が書かれていた。どちらが負けても命だけは守ろうと親子兄弟で分かれて戦い、主人を亡くした家来は「誰々が勇敢に戦って討ち死にした」と、大声で戦場を駆け回った。平時にあっても「働きに見合った恩賞が欲しい」と堂々と述べ、優秀な主人を選ぶのも武士の技量だとはばかることなく公言していた。鎌倉幕府の記録「吾妻鏡」にはこうした武士たちの生き様が躍動感あふれる文章で描かれている。
もし、日本の歴史の中でこうした人々、あるいは時代がなかったとしたら、島国でありながらも多彩でダイナミックといわれる日本の歴史や、特徴ある日本人の精神性は形成されなかったのではないかと思う。歴史に「もしも」はないのだが、あえて考えてみたい。もしも彼らが今日の日本あるいは日本人をみたらどのように感じるであろうか。手のひらほどの領地にもこだわった彼らが、今の日本が抱える領土問題を知ったらどうするか。おそらく彼らは考えうるかぎりの手段をつくして自らの土地を取りもどし、守り抜こうとするだろう。また、御家人をまとめるため常に公平・公正に気を配った頼朝や、その頼朝を担ぎ上げ、命を懸けて自分たちの繁栄を手に入れようとした武士たちが、仕事や人間関係で悩む現代サラリーマンを見たらどう思うのだろうか、ぜひ聞いてみたい。
この本では政治・経済・文化と項目別に分けて扱わず、それらを分解してほぼ時系列に並べてみた。この時代の移りかわりと、教科書には出てこない人々の生活を、子供も大人も理解し易いようにしたかったからである。
まえがき
はじめに/新時代の夜明け
1.平安時代末期ってどんな時代?
2.荘園が支えた貴族と武士の生活(8世紀〜13世紀)
3.武士がつくった鎌倉幕府(1180〜1190年頃)
4.社会を変えた源平の戦い(1180年〜1185年の出来事)
5.鎌倉幕府ができたころ(1184年〜1190年代)
6.繁栄した鎌倉の町と文化(1200年代)
7.第二の革命「承久の乱」(1221年の出来事)
8.ついに出来た武士の法律 (1232年)
9.武士の生活・貴族の生活
10.庶民の生活
11.「意外や意外」の食生活
12.誕生!庶民の宗教
13.経済と交通の発達
14.日本は「元寇」でどう変わったのか?(1274年・1281年)
15.リニューアルされた武士の政治(鎌倉幕府の滅亡)(1331年〜1333年の出来事)
16.御成敗式目
あとがき
作者 | 多賀 譲治 |
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価格 | 2860円 + 税 |
発売元 | 理工図書株式会社 |
発売日 | 2011年01月 |
『坂井孝一が教える鎌倉時代のリアル : 鎌倉幕府、鎌倉武士の実像を最新研究によって解き明かす』
作者 | |
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価格 | 不明 |
発売元 | インプレス (発売) |
発売日 | 2022年07月 |
『鎌倉時代論』
鎌倉時代とは何だったのか。中世史研究を牽引してきた著者が、京と鎌倉、2つの王権から見た鎌倉時代の通史を、前期と後期に分けて分かりやすく解説する。さらに、著者の貴重な初期の論文である「平氏軍制の諸段階」「使庁の構成と幕府」など6編を収載し、『保暦間記』『梅松論』の叙述を通じて考察する。『吾妻鏡の方法』に続く、待望の姉妹編。
はじめに/1 京・鎌倉の王権(鎌倉幕府の成立/京の王権と幕府/承久の乱/執権政治と家)/2 鎌倉後期の社会変動(モンゴル襲来と交流する世界/列島の町の繁栄/職人群像/職能の思潮/家職の継承/鎌倉幕府の滅亡)/3 鎌倉時代論(平氏軍制の諸段階/建暦期の後鳥羽院政ー『世俗浅深秘抄』と「建暦の新制」/道家の徳政と泰時の徳政/使庁の構成と幕府ー一二〜一四世紀の洛中支配/絵巻の身体ー『一遍聖絵』と『石山寺縁起』/王権と幕府ー殺生禁断令を媒介に」)/ おわりに
作者 | 五味 文彦 |
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価格 | 3520円 + 税 |
発売元 | 吉川弘文館 |
発売日 | 2020年03月03日 |
皆さん、ここまでたくさんの鎌倉時代についての本を一緒に見てきましたが、いかがだったでしょうか。各作品はそれぞれ違った視点から鎌倉時代を描いており、その時代の人々の生活、思想、文化、そして政治を深く知ることができます。単純に歴史を学ぶだけでなく、人間の生き様や人間関係についても描かれているため、感情移入しながら読むことができます。
しかしながら、歴史は常に一つの視点だけで見るものではありません。それぞれの作品が描く鎌倉時代の風景は、その作者の視点や解釈によるものです。ですから、いくつもの作品を読むことで、多角的な視点から鎌倉時代を理解することがねらいでもあります。それぞれの作家がどのような視点を持ってこの時代を描いているのか、それによってどのような物語が展開しているのかを考えながら読むと、さらに深く歴史を楽しむことができるでしょう。
さて、最後に一つだけ。歴史を学ぶことは過去を知ることだけではありません。歴史を通して、現代の自分たちがどう生きたらよいのか、どうすればより良い未来をつくることができるのか、そんなヒントも見つけられるはずです。これからも、新たな歴史の旅に出掛けて、世界を広げて行ってください。
以上が私からの5つの鎌倉時代についてのおすすめの本でした。これらの作品を読んで興味が湧いたら、ぜひ自分の手でその時代を探求してみてください。歴史は単なる過去の出来事ではなく、生きた人々のドラマが詰まったものです。それをきちんと理解することで、私たちは過去、現在、未来をつなぐ架け橋を築くことができます。さぁ、あなたもこの鎌倉時代の扉を開け、新たな旅路に踏み出してみませんか。
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