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『手ぶくろを買いに』は、寒い冬の夜に子ぎつねが母ぎつねに頼まれて手ぶくろを買いに町へ出かけるお話。母ぎつねは人間に気づかれないよう子ぎつねの片手を人間の手に変えて送り出しますが、子ぎつねは間違えてきつねの手を差し出してしまいます。人間に気づかれるかもしれない緊張感と、無邪気な子ぎつねのかわいらしさが胸に迫ります。やさしい親子の愛情と、人間と自然の距離感を感じさせる余韻が残る、日本文学の名作絵本です。