ミステリと言う勿れ第3巻。
主人公・久能整のことを尾行していた女子高生・汐路。
汐路は、整にある依頼をします。その依頼の内容は、亡くなった汐路の祖父が出した「お題」を解き、相続争いに生き残ることです。
そして、祖父の財産を汐路が継ぐために手伝ってほしい、というものでした。
整は、汐路ら相続人4名と共に、祖父の「お題」を解く為、広島に留まります。
そして今回も、整の名言が炸裂します!!
135ページから始まる、
「女の幸せという言葉に、だまされてはいけない。男の幸せという言葉が無いのに、片方だけあるのはやっぱりおかしい。この言葉は、女性を型にはめるために作られた呪文」
という発言。
確かに、男の幸せは●●とか、●●は男の幸せ、といった言葉は聞いたことがありません。
整は続けます。
「女は愛嬌という言葉や、女の武器は涙などのセリフは、男性の願望でしかない」
このセリフを、男性である整が言うのが、この作品の良い所です。
そしてもう一つの名言を、整は言います。
「しきたり、ルールなどは天から降ってきた訳ではない。その当時いた、誰かが作ったもの。人が作ったものは、人が変えて良い。最善の判断でルールやしきたりを変えていくべき。人は、間違う生き物だから」
今回、第3巻に収録されている広島編は決着がつきませんでしたので、第4巻に続きます!