息をのむような緊張感と、人間の本性にじわじわ迫る恐ろしさが詰まった物語でした。地下に閉じ込められた若者たちの極限状態のなかで、誰が嘘をついているのか、誰が生き延びるのか、ページをめくる手が止まりません。状況も心理もどんどん追い詰められていく展開に、読んでいる自分まで試されているような気がして、ずっとざわざわしていました。誰もが正義と悪のあいだを揺れ動く中で、最後に突きつけられる事実に、ただ唖然としました。読後はしばらく動けないほど衝撃的でした。
口コミ通りの最後のどんでんがえしに驚愕しました!
ある建物に閉じ込められた10人の人間。そこから出るには誰か1人を犠牲にするしか脱出する方法がない。その中で起きる殺人事件。皆は思う。もし、誰か犠牲になるのであれば犯人であるべきだと、