山口尚『人が人を罰するということ――自由と責任の哲学入門』は、刑罰や責任の哲学的意味を平易に解説した入門書です。なぜ人は他者を罰すべきと考えるのか、自由意志と責任の関係はどうあるべきか、といった倫理的・哲学的問いを掘り下げています。古典から現代哲学までの議論を参照しつつ、日常や社会の具体的事例に結びつけて説明しており、法哲学や倫理学に興味のある読者にとって理解しやすく、考えるきっかけを与える一冊です。
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発売日: 2023年12月07日
発行元: 筑摩書房
人間は自由意志をもつのか。私たちが互いを責めたり罰することに意味はあるか。刑罰や責任をめぐって〈人間として生きること〉を根底から問う哲学的探究。
ひとを責めることは無意味?
責任は近代社会の虚構にすぎない?
自由意志をめぐる論争に決着をつける。
「人間として生きる」とはどういうことか?
人間は自由意志をもつ主体であり、過ちを犯した者が咎められ罰されることは、古くから共同体における基本的なルールと考えられてきた。一方、自由の存在を否定し「刑罰は無意味だ」とする神経科学や社会心理学の立場がある。はたして人間は自由な選択主体か。私たちが互いを責め、罰することに意味はあるのか。抑止、応報、追放、供犠といった刑罰の歴史的意味を解きほぐし、自由否定論、責任虚構論の盲点を突く。論争を超えて、〈人間として生きること〉を根底から問う哲学的探究。
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