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正義って何だろう?と考えさせられる本でした。読んでいるうちに、ただの事件の話じゃなくて、人の心の深い部分にふれる物語。
テレビ局で働く女性・倉沢由香が、ある事件をきっかけに真実を追いかけていく話です。最初はただの殺人事件だと思っていたけど、調べていくうちに、警察や政治、報道の裏側にある「見えない力」や「隠された事実」が少しずつ明らかになっていきます。読んでいて、「正義って人によって違うのかもしれない」と思いました。警察が守ろうとしているもの、報道が伝えようとしていること、それぞれに理由があるけど、全部が正しいとは限らない。だからこそ、自分の目で見て、自分の頭で考えることが大事なんだと
読み終わったあとに「自分ももっと世の中のことを知りたい」と思えるようになりました。ニュースを見るときも、「本当にこれがすべてなのかな?」と考えるようになったし、全てのことに深く考えるようになりました。
『犯罪者 上』は、事件の話だけじゃなくて、人の生き方や考え方を教えてくれる本です。