ありがとう
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「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」という一文から始まる世界の美しさと冷たさ、そのコントラストの描写が秀逸で読んでいる間、まるで白銀の世界に迷い込んだような感覚に包まれました。 
ただラブストーリーというにはあまりに静かで、どこか曖昧で切ない。それでも、この物語の“言葉の余白”が、人間の孤独や愛の脆さをより深く感じさせてくれて、読了後には不思議な余韻が残る、そんな大人のための文学だと思います。

















