赤髪の白雪姫 1の表紙
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少女コミック

赤髪の白雪姫 1

あきづき空太/著
発売日: 2008年01月05日
発行元: 白泉社

生まれつき赤い林檎の様な美しい髪の白雪。その珍しい髪色を悪名高いラジ王子に気に入られ困った白雪は国を出ることに――!! 隣国の森で出会い力を貸してくれた少年・ゼンとは一体…!? サマーラブ読切「八月の四季彩」も収録。 2007年12月刊。

担当ライター
シトロンのアイコン画像 シトロン
の面白い3つの見どころ

  • 真っ直ぐな自立系ヒロイン
  • 城から抜け出す一風変わった王子様
  • 細部まで練られた王国ファンタジーにワクワク

book 赤髪の白雪姫 1 の書評(感想)

タイトルと表紙を見て、童話のようなお話なのかな? と思いながら読み始めると、ストーリーの面白さと登場人物の魅力にグングンと惹きつけられます。

林檎のように真っ赤な赤い髪は、自国タンバルンの第1王子の目にもとまるほどの美しさです。

愛妾になることを強要されたヒロインの白雪は、長かった赤髪を自らの手で切り落とし、リボンを結んだ髪束を置いて出奔します。

たどり着いた森の一角で眠っていた時に、城から抜け出した隣国クラリネスの第2王子ゼンと出会います。

自分の目で街をよく見たい、という王子らしからぬ行動力のある型破りなゼンは、魅了的で好感がもてます。

手を貸したいのに、白雪の考えを尊重してグッと我慢して見守るゼンの姿は、微笑ましいです。

全編通してですが、誰かからの助けを求めるのではなく、窮地に陥っても自分でなんとか活路を見出そうとするところに、白雪の魅力が詰まっています。

タイトルに「姫」と付いている割には、己の境遇を嘆いてヒーローに助けられることを待たない、自立したヒロインは好感度が抜群です。

他力本願ではない真っ直ぐな白雪に、頑張れ! と自然に応援したくなります。

二人の関係性は次第に変化して、お互いの意思を大事にする友人から、大切な人として傍にいるために、白雪が宮廷薬剤師を目指すようになるまでが、丁寧に描かれています。

王国ものファンタジーらしい小物やストーリーに、ワクワクと胸躍ること間違いなしです。

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