織田信長の時代を背景に、戦国の武将たちが繰り広げる激しい戦いと、それに巻き込まれた人々の運命を描いています。登場人物たちの深い心情や、時に冷徹で時に熱い思いが交錯するシーンに引き込まれました。信長を支えた者たちの忠義や葛藤、そして最後に辿り着く「布武の果て」に向かっていく展開は、歴史好きにはたまらない内容です。
堺商人たちが辿り着いた、
「本能寺の変」の驚くべき真相とはーー。
永禄11年、織田信長が15代将軍足利義昭を奉じ上洛した。
貿易による富で自治を貫く堺の納屋衆、中でも今井宗久、千宗易、津田宗及は
天下の趨勢を見定めようとしていた。納屋衆内では、新興勢力である信長に賭けることに
反対の声もあがったが、次第にその実力を認めていく。
一方、今井、千、津田は信長から茶堂衆に任じられ、茶の席で武将たちの情勢を探り、
鉄炮や硝石の手配を一手に握るようになっていた。
天正8年、石山本願寺を降伏させることに成功した信長の天下は、目前に迫っていた。
しかし、徳川家康の腹心で一向宗徒の本多弥八郎が怪しい動きを見せはじめ……。
茶室を舞台に繰り広げられる、圧巻の戦国交渉小説。
歴史時代小説の第一線を走り続ける著者渾身の快作!
【著者プロフィール】
上田秀人(うえだ・ひでと)
1959年大阪府生まれ。大阪歯科大学卒業後、歯科医院を開業。97年「身代わり吉右衛門」で、第20回小説CLUB新人賞佳作を受賞しデビュー。2010年『孤闘 立花宗茂』で第16回中山義秀文学賞、14年「奥右筆秘帳」シリーズで第3回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞、22年「百万石の留守居役」シリーズで第7回吉川英治文庫賞を受賞。「勘定吟味役異聞」「辻番奮闘記」ほか、人気シリーズ多数。
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