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『空海「性霊集」抄 ビギナーズ 日本の思想』(空海/加藤精一)は、空海の随筆・詩文集『性霊集』の抄録を初心者向けに平易に解説した入門書である。仏教思想や密教の精神性、修行や日常生活における心構えをわかりやすく紹介し、空海の深い洞察を現代に応用できる形で整理している。思想や文学の両面から空海を理解することができる、読みやすい入門書である。
空海がその人生の折々に著作した、朝廷への願文や、碑文、書簡などを弟子の真済が写し取り、編纂したのが性霊集である。この中から三十篇を厳選し、書き下し文と平易な口語訳、解説を併記。空海がいかに漢詩に秀で、文章家としても優れていたか、また、節目節目でさまざま事柄に積極的に取り組んでいたことが具体的によくわかる。唐に留学していた時代のことや、その後の人間関係なども具体的に描かれていて、空海の人柄、足跡、1人の僧としての矜持を理解するのに最適の書。書き下ろし文庫オリジナル。
(収録作品例)
「山中に何の楽しみかある」「いたずらに玉を懐く」「筆を奉献する表」 「高野山万燈会の願文」「宮中真言院正月御修法の奏上」「後夜に仏法僧鳥を聞く」「高野建立の初めの結界の啓白の文」「綜芸種智院の式 ならびにに序」ほか。
『空海「性霊集」抄 ビギナーズ 日本の思想』(空海/加藤精一)は、空海の随筆・詩文集『性霊集』の抄録を初心者向けに平易に解説した入門書である。仏教思想や密教の精神性、修行や日常生活における心構えをわかりやすく紹介し、空海の深い洞察を現代に応用できる形で整理している。思想や文学の両面から空海を理解することができる、読みやすい入門書である。