謎の占い師に未来へ行ける腕輪をもらった主人公。
しかしタイムスリップしたのは五分後の世界。そこでは巨大な仏像が大暴れし人類を殺戮していて……。
最近流行りのパニックホラー。ボールギグや拘束具を装着した仏像が大暴れするあたりはGANTZデジャビュがしますが、これから新たなクリーチャーが続々現れるのでしょうか。
主人公がうじうじぐずぐずしてて感情移入できない、好きになれないって意見もありますが、一巻でそれは性急すぎるかと。
既巻は全て読んでますが、奥の手となる腕輪が一回こっきりしか使えない、一回しか過去へ戻るチャンスがないとなれば悩んで当たり前です。友人やヒロインが容赦なく惨殺されていく中で「いつ使うの!?」「もう使うの!?」と緊張感が持続するのも魅力。
なにをやらせても優れてる双子の弟(しかも性格もよい)へのコンプレックスと愛情のはざまで揺れ動きながらも、正義感を持ち続ける姿を自分は応援したくなりました。
主人公の仲間となるメンバーもやさぐれ医師からワケあり母子、爽やか好青年に見せかけて実は……など、個性に富んでいてワクワクする。この先各自の過去が掘り下げられて群像劇の様相を呈してきたら嬉しい。
幼馴染ヒロインも可愛いし、その妹もツンデレ可愛い。セーラー服とランドセルの組み合わせで新たな萌えに目覚めそうです。
正直グロはキツいので、苦手な方はやめたほうがいいかもしれません。臓物グチャドロのスプラッタ系のグロではなく、精神的にクる描写が多いです(乗客を詰め込んだ電車が振り回されて体中の穴から血が……とか)
そういうのが全然平気で、特殊能力バトル+パニックホラー+群像劇が好きな方はハマると思います。















