100万回生まれ変わった猫の絵本
これまで色々な人に飼われてきたが、野良猫になった今が一番幸せそうだ。何というかペットは飼い主が一方的に幸せになるための物にも見えた。
生きる喜びを分かったからこそ、生き返れなかったのだろうか。
100万年も しなない ねこが いました。
100万回も しんで,100万回も 生きたのです。
りっぱな とらねこでした。
100万人の 人が, そのねこを かわいがり, 100万人の 人が, そのねこが しんだとき なきました。
ねこは, 1回も なきませんでした。
読むたびにちがう気持ちになる、りっぱなとらねこの、ふしぎな物語。
●週刊朝日書評
「これはひょっとすると大人のための絵本かもしれないが、真に大人のための絵本ならば、子供もまた楽しむことができよう。それが絵本というものの本質であるはずだ。そして『100万回生きたねこ』は、絵本の本質をとらえている。」
●日本経済新聞「こどもの本」書評
「 このとらねこ一代記が、何を風刺しているかなどと考えなくても、すごいバイタリティーをもって生き、かつ死んだ話をおもしろいと思ってみればよいと思う。上級から大人まで開いてみて、それぞれに受けとめられるふしぎなストーリーでもある。飼い主へのつながりが無視され、前半と後半が途切れているようで、みていくとつながってくるふしぎな構成である。」
100万回生まれ変わった猫の絵本
これまで色々な人に飼われてきたが、野良猫になった今が一番幸せそうだ。何というかペットは飼い主が一方的に幸せになるための物にも見えた。
生きる喜びを分かったからこそ、生き返れなかったのだろうか。