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「最低で最高のロックンロール・ライフ」の読書感想文をご紹介します。
長年ロック・ジャーナリストとして活躍された水上さんの、文字通り「最低で最高」なロックンロール人生が詰まった一冊です。
1972年のサンフランシスコから始まり、ニューヨーク、イギリス、ドイツ、そしてモスクワまで、世界中を駆け巡った日々のエピソードが満載です。
ハンブル・パイとの京都観光バスツアー、ブルース・スプリングスティーンとの出会い、ジーン・シモンズの告白、テレヴィジョンとパティ・スミスの交流、ポール・マッカートニーの日本公演未遂事件など、まるでその場にいるかのような臨場感で描かれています。
水上さんの文章は、単なる取材の裏側を語るだけでなく、そこに生きる人々の感情やドラマを鮮やかに浮かび上がらせます。
ロック・ミュージシャンとの交流を通して、喜びや興奮、時には悲しみや苦しみも味わいながら、それでもロックを愛し続けた水上さんの姿は、読者の心を強く揺さぶります。
この本は、ロックファンはもちろん、音楽を愛するすべての人にとって、刺激的で感動的な一冊となるでしょう。
ぜひ、手に取ってみてください。