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【健康で文化的な最低限度の生活】
終始、息苦しくなるほど辛くて、やるせない思いに頭や心が支配される作品だった。本作では、どうしても犯人に感情移入してしまうが、殺された職員たちもあそこまで残忍な殺され方をされなければいけなかったほど酷い人間だとも思えなかったし、彼らは彼らでただ仕事として自らの役割を全うしていただけだと思ってしまう。なので、「結局誰が悪かったのか?」と問われると、国(政府)ということになってしまうんだろうけど、そう簡単に解決できる問題でもないので、なんともやりきれない。