すっかりファンになってしまったため、迷い無く11巻を持っていそいそとレジへ。
次から次へと不可解な謎を解いていった猫猫でしたが、今度の依頼主はなんと皇帝!
皇帝まで猫猫を頼るようになっちゃった…と思いながら読みすすめていくと、話は建国の伝説まで遡ります。
後に王母と呼ばれるようになった初代皇帝の母たる女性は、暗闇すらも見渡せる目を持っていたとか。
そして猫猫への依頼内容は、代々の皇帝がその謎を解いてきた「選択の廟」と呼ばれる建物へのお供。
猫猫は、そこで養父である羅門を知る管理人である宦官から「羅門なら解けるかも…」と挑発されてしまいます。
結構負けず嫌いの猫猫は、その挑戦を受けることに。
王母の目と関係のあるという「選択の廟」の謎は、個人的にとても面白いものでした。
その国の歴史や成り立ち、何故そんな言い伝えになったのかと国の背景を改めて考えるきっかけになります。
そして、相変わらず身分が謎に包まれている壬氏の意味深発言は注目です!
猫猫も以前から壬氏が何者なのかと気になりはしていますが、どうしてもそれ以上は踏み込みません……
そしてそして、遂に若くて美しい皇太后も登場!
皇帝に続き、猫猫に依頼をしますが、
その内容は『自分が亡き先帝に呪いをかけたか調べて欲しい』というもの。
猫猫は、やんごとなき身分のお方たちの謎をどう解いていくのか必見です。