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100年後に地球が滅びると、分かってしまった未来。
この100年という設定が、なんとも妙。
普通の学生は勉強し、就職活動をし、一部の人だけが自暴自棄になる、その対応もなんともリアリティがある。
せっかく面白い設定なのに、短編集なのが惜しい。
最初は、設定が活きていないなぁと思っていたけれど、「どうせ世界は終わるのだから」と発言した殺人犯の話は面白かった。
ありがとう
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若い頃、百年後、地球に隕石が衝突して人類は滅びると分かった二人が、年月を経て結婚し、自分らの子供には隕石のこととは関係なく思いのままいきてほしいと願うようになる物語のほか数編の物語が収録されている。
隕石が衝突するのが五年後だったら、間違いなく地球は無法地帯となったと思われるが、この百年後という設定が今までには無かった不思議な緊張感と諦めを人々にもたらす。今どう生きるべきか、何のために生きるのか、みんなそのミッションを探す姿が描かれる。また、いまから子供を産んだらその子は幸せかという葛藤に悩む夫婦もいる。まだ百年ある。人類は諦めないという希望が少し見えているところに救われる気がした。















