ありがとう
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何故か大学生を卒業すると同時にゆとりとも卒業出来ると思っていた。社会人になってもゆとりと呼ばれ続けることの困惑とちょっとした絶望をこの本を読んで思い出した気がした。つまり人は変わらないってことですね(とても楽しいエッセイです)
ありがとう
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レンタル彼氏との対決、税理士さんの結婚式での本気すぎる余興、家族で行くハワイ旅行、初ホームステイの大惨事など、どの話もしょうもないのに妙に刺さります。 
なかでも、痔瘻の発症から手術・入院までを描いた「肛門記」は、痛々しさと笑いが紙一重で、思わず顔をしかめながらページをめくってしまいました。読んで得るものは「特にナシ」と書かれているのに、作者の情けなさや体たらくを笑っているうちに、自分の黒歴史にも少し優しくなれる気がします。 
大きなメッセージを掲げるのではなく、「こういうどうしようもない時間も含めて生きていくんだよな」と肩の力を抜かせてくれる一冊でした。














